【10月14日 本日からスウェーデンです〜PISA結果の低迷のなかで】


本日からスウェーデンです。
13世紀から続く街なみのなかに
ヨーロッパでワースト10に入ると言われている
朝の渋滞と自転車専用道路を走る通勤の流れ。
人口増加と経済成長のために、インフラ整備が追いつかないとか。
出生率も1.8まで回復しているそうですが、
政府の閣僚や、さまざまな組織のトップで
女性が活躍し、結婚、出産後も育児を続けることは
全く当たり前のようです。

今回お会いした国会議員のカミリアさんも
3人の子どもを育てながら働いています。
国会内に保育所があり、
公式な委員会などに拘束される時間は
週3日を原則として活動しています。
彼女は、国会議員になる前は、教師として働いており、
現在、休職扱いで
議員をやめたら職場に戻れるそうです。
他の業種や、民間会社などでも
議員になったことを理由に解雇することは禁止されているので、
誰でも議員にチャレンジしやすいしくみだとも言えます。

おりしも、
本日は、国会での党首討論の日でした。
教育政策もさることながら、
政治と若者の関係について有意義なお話も聞けました。

カミリアさんの所属する「穏健党」には、
12歳から30歳までの青年組織があり、
多様な哲学やイデオロギーについて学んだり、
ディベートの訓練などが行われるそうです。
「穏健党」の青年組織には、13,000人ほどが
組織されています。
カミリアさん自身も
10代の頃にこの青年組織に加入し、
活動をするなかでリーダーとなり、
政治の道を社会活動に関わってきた自然な流れとして
選んだそうです。

民主主義の意味が問われている時に
政党が果たすべき役割とは、
ただ、政権交代を訴えるだけで良いのか、
とくに、私の所属している民主党のなかで
私が果たすべき役割があるのか
自問自答していただけに
ヒントをいただいた気がします。

また、明日から
穏健党の党大会で
個々の教師の質の格差をなくし、
しっかりチェックをする仕組みなど
新しい教育政策を提案する予定であると
力強く話してくれました。

教育大国と言われてきたスウェーデンですが、
ここ数年、学力テストPISAで低迷が続き、
大きな議論になっています。
その原因が教師にあるという論調も高まり
教師のなり手が少ない現状にあるようです。

基本的には
教育は、地方の自治体に任されていますが、
中央政府としては
この間、教師の給与をあげることと、
教師の質を高めることに重点をおいてきました。

私としては、
日本の教育の弊害は、
強すぎる中央集権や画一的な教育過程にあると考え、
現場にかなりの裁量があるスウェーデンなどが
モデルになると考えていますが、
そのスウェーデンでは、
自由さのマイナス面を改善しようとしているようです。

いずれにしても、
やはり、聞くと見るとは大違いということも
いくつかあって
非常に有意義なストックホルムでの1日となりました。
すべての関係者のみなさまに感謝します。


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