【活動報告 4月11日 栗山町議会視察〜ローカルマニフェスト推進議員連盟の皆さんと。


4月11日は
ローカルマニフェスト推進議員連盟のみなさんと一緒に
久しぶりの栗山にまいりました。
先のローカルマニフェスト大賞において
最も印象深い取り組みとして特別賞を受賞されたので、
その賞状の授与式もありました。
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10年前の5月18日、栗山町議会では、
全国初の議会基本条例が制定されました。
この動きは全国に波及し、
約800の自治体議会において、いわば、標準装備として、
条例を制定する流れが作られました。
一方で、条例制定自体が目的化し、実行につながっていないとの
課題もあり、この流れの発祥地である栗山町に
遠くは沖縄から全国の志ある地方議員が勉強に来たのです。

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栗山町の議会基本条例の特徴は、

○町民や団体との意見交換のための議会主催による一般会議の設置
○すべての議案の議員の賛否を公表
※会派制度やそれによる拘束はありません。
○年に1回の議会報告会の開催を義務化
※概ね、町内12カ所で開催 約200名前後が参加。
行政の報告会も開催されておりその差別化も課題とのこと。
○議会モニター、サポーター制度の導入
※議場内にモニター、サポーターの席も設けられていました。
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などがあげられます。

それらの実施状況や課題について
鵜川議長、大西副議長、藤本議員、三田議員から
概要報告の後、それぞれ質疑応答いただきました。
条例制定当時のメンバーとは
今の議会のメンバーは、ほとんど入れ替わっていますが、
条例があることによって、議会報告会などについても
課題はありつつも継続できたというお話が印象的でした。

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反問権の実際の事例や意義など、
それぞれの議員から質問が相次ぎましたが、
栗山町議会のみなさんからは、
国内の先進事例や、根拠法令などを踏まえた
現状と課題について回答をいただき、
条例を作って終わっている現状の議会が多いだけに、
参加された皆さんも驚かれていたようです。
当たり前のこととして、
議会報告会があり、
公開でネット中継もされる委員会の自由討議などのしくみが
議会基本条例で保障され、実践されていることが、
議員の資質向上のためにも非常に
有用である感じたところです。

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現役の皆さんからのヒヤリングの後、
もうそれぞれ現役を引退して
8年、5年とおっしゃっていましたが、
橋場元議長、中尾元議会事務局帳にも
条例制定にいたるまでの経過を
改めてインタビューさせていただきました。
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まず、お二人のお話を聞くと
スッと背筋が伸びるような気がします。
議会改革は、議員のためでも議会のためのものでもなく、
住民自治の実現、地域の自主自立のために
不可欠であるという大きな信念、軸、魂といったものを感じます。

結果として、
行政側の提案で、自治基本条例、総合計画条例を
栗山町は制定するわけですが、
自分自身の仕事への短期的な成果、評価よりも
後世にも残る仕組みをつくることを選択し、
実現したお2人のぶれない姿勢にも感服しました。

最後に、
もともと栗山町議会基本条例は、
条例ありきでスタートしたわけではなく、
当時の橋場議長が、自分がなすべきことは何か考えた時、
まず、議会報告会を実施したいという実践と
同じ時期に北海道自治体学会で行われていた
議会改革の研究が結びついて誕生したというお話も
非常に印象深くうかがいました。
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調査団の一行は、
栗山を後に、芽室町に向かわれました。
私はご一緒できなかったのは残念ですが、
北海道の市町村自治体の頑張りに
道は道議会は何ができるのかを
また深く考えたところです。

長文でしたが
最後まで読んでくださってありがとうございます。


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