【活動報告 5月17日 ハンセン病元患者療養施設を訪ねて】


5月17日は、午前中は、
民進党地方自治体議員フォーラム研修会で
「下流老人」をテーマとした講演を聞きました。

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正直に言えば、
明日は我が身とも言えるような内容だ。

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講演者のNPO法人ほっとプラス代表理事
藤田孝典さんは、
だからこそ、高齢者の社会保障を説く。
人々の不安応えることこそ
野党の使命であると。
藤田さんの指摘するわが国における
住宅政策の欠如には共感する。
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しかし、だからと言って、
私は、今、高齢者の課題よりも、
子ども・若者を重視するという視点を捨てたくない。
地域からの相談でも、
実は、ひきこもりやニートとされる30代40代のお子さんの課題について
相談されるケースも多い。
いわゆる「福祉」の対象となる前に
命のこと、生きること、創造性や自己効力感など
生きる力を育むしくみを、
未来への投資として「子ども政策」に使っていきたいと
改めて強く認識したところだ。

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そして、東京から再び新幹線に乗り
青森に向かった。
実は、今回の最も主要な目的であったのが、
ハンセン病元患者の皆さんが暮らされている
松丘保養園の訪問であった。

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まったく手前勝手な理由であるが、
政治の現場にいるものとして、
勉強会や資料を読むだけではなく、
実際に元患者のみなさんが暮らしているところで
直接お話を聞くことが「責務」と考えたのが1つだ。

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加えて、私の中でのつながりでしかないのだが、
5月末からドイツに
道議会として派遣され視察に行くことが決まり
私としては、アウシュビッツもあわせて
しっかり見てきたかったのだが、
かなわなかったため、
どうしても、ドイツに行く前に
せめて、最大の政治の立法の誤りの犠牲者である
ハンセン病元患者のみなさんにお会いして
お話を聞きたかったのだ。
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2時間くらいのお話であったが、
「らい予防法」というものが、いかに、非科学的で非人道的で、
その当事者だけではなく、今なお、親族関係にある人にも
偏見や差別に基づく影響を及ぼしているかを
その苦しさの100万分の1もわかりきることはできないが、
言葉にならないみなさんの思いを現場に足を運ぶことで
少しでも実感できたことに、感謝します。
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午前中に聞いた「下流老人」と表現される高齢者の実態が
ハンセン病元患者のみなさんが「表」「外」と表現する地域社会において
顕著になりつつあるなかで、
決して本質的ではないし、比較の物差しにもならないが、
全く血縁でもない人たちが
家族のように支え合う姿も、
そうせざるをえなかったからではあり、
政治の現場にいる者として、そんなことではいけないのだが、
ほんの少しの唯一の救いに思えた。
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北海道には当時525名のハンセン病患者が確認されて
325名が隔離政策で施設に送られ
青森にある松丘保養園には、14名のみなさんが暮らしている。
いわゆる「正義」をふりかざした運動によって、
心が乱される思いもあるという当事者のみなさんの思いも
しっかり認識しながら、
政治の現場にいる私としては、
より、正しいことをしようと意気込むよりも
せめて、自分が間違ったことをしないよう
そのことを振り返る場として、
ハンセン病患者当事者のみなさんにお会いする機会を
定期的に持とうと決意し、
松丘保養園を後にしてきたところだ。

青森のりんごや、手作りの漬物を、
まるで実家に帰ったように
もたせていただいた元患者のみなさんに心から感謝し、
明日からの政治活動につなげることで
ご恩返しをしたい。

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