【活動報告 6月7日 アルベルゴ・ディフーゾ学習会~イタリア発の地域まるごとホテル】


6月7日は、水産林務常任委員会に出席。
漁港に関する条例素案の報告などを受けました。

委員会終了後、
元イタリア大使館で勤務されていた
国交省の山崎雅生さんをお招きして
「アルベルゴ・ディフーゾ」について
道議会での公開勉強会を開催しました。

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参加者は、道庁で「民泊」関連部局のみなさん。
(※今回、私のミスで農政部の方はいなかったのですが…)
「民泊」に関心ある市民のみなさん。
それに少ないですが議員が集い、
イタリアでの
アルベルゴ・ディフーゾの法的位置づけや
いわゆるair bnbとの違いや
地域活性化に資する事例などについて
学びました。
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アルベルゴディフーゾと
他の一般のホテルとの違いは、
端的に言うと、通常のホテルや温泉が、
受付、食事、お買い物なども
すべて囲い込む垂直型であるのに対し、
アルベルゴディフーゾは
受付やレストランなどを地域に分散させた
水平型のホテルである。
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地域の空き家を活用するが、
イタリアでは、
ホテルの1類型としてとらえられており
民泊とは異なる。
例えば、
イタリアのアルベルゴディフーゾは、
・ベッドメーキングのような客室サービスがあること
・レセプションの設置がされていること
・ホールの設置(既存施設の併用可)
・レストランの設置(既存施設との提携可)
などが要件となる。
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さらにイタリアでは、
2001年に憲法改正によって
観光施策は州の事務として位置づけられて
紆余曲折はあったが、
ホテルの類型やレーティング(ランクづけ)は
州が独自に定めている。
したがって、アルベルゴ・ディフーゾの要件として
週によっては、
出す料理の素材の何割かを
地元素材にすることを要件としているところもある。
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ちなみに、日本ではグリーンツーリズムとして、
修学旅行の受け入れなどのイメージが強いが、
イタリアのアグリツーリズモは、
大人がゆったり楽しむ
地域で最高級の宿泊施設が
アグリツーリズモであったりする。
アグリツーリズモの場合は
州によっては、地元素材の9割の使用を
条件としている事例もある。
アルベルゴディフーゾにおいては、
少しゆるやかであるが、
少なくとも地元素材の3割程度の使用が
求められているようだ。
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現在、アルベルゴディフーゾの生みの親である
ジャンカルロダッラーラ教授が主催する
協会の公認するアルベルゴディフーゾは
ヨーロッパを中心に84ヵ所あり、
現在も増加中であるそうだ。
この協会の公認のルールは、
・既存の施設の最大活用
・地域が一体となって取り組んでいる
この2点で、
協会が現場でヒヤリングした結果に基づいて
決められるそうだ。
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私としては、
安上がりの通過型の観光から脱却するためにも、
従来の低価格競争を生む規制緩和ではなく、
北海道の新たな付加価値を生む規制緩和のモデルとしても
アルベルゴディフーゾ
地域まるごとの分散水平型のホテルの仕組みを
北海道の空き家対策や
仕事おこしや、雇用おこしや
地元産品の活用などの地域再生につなげたいと考えている。

できない理由を探すのではなく
できる方法を考えること。
そして、従来のビジネスモデルや
ライフスタイルを前提に施策を考えるのではなく
新しいモデルを提示していくような仕事を
北海道庁の役割として期待したい。

この「民泊」については
引き続き取り組んでいくテーマなので
また、ご報告します。

最後まで読んでくださって
ありがとうございます。

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