【活動報告】道議会に復帰いたしました(幻の質問~文化資本・文化振興編)


本日、忌引休暇を終えて道議会に復帰いたしました。
関係者の皆さんにご迷惑をおかけいたしましたが
まだ、準備半ばでお恥ずかしいですが、
質問予定だった原稿を、順次公開します。

次の機会があるかどうかわかりませんが、
また、開かれた場で北海道の未来に資する質疑ができれば
幸いです。

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(文化振興関連)

2025年までの北海道総合計画においても
2018年に本道が「北海道」と命名されてから150年目の節目を
新たな北海道の飛躍に向けて、北海道の歴史や文化、そして、私たちの暮らしを改めて見つめ直す機会と表現がされています。

我が国は、明治以降、富国強兵や殖産興業などのスローガンのもとに、「社会資本」、つまり、生産活動や生活環境の基盤をなすべき社会的設備や施設などについて、西洋に追いつけ、おいこせと、中央集権化やさまざまな法制度にもとづく公共投資などによって、短期間のうちにいわゆる近代国家の仲間入りを果たしました。

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一方で、現在、観光立国とされているヨーロッパの諸都市などと比較すると、美術館や博物館など、生活の質的向上や地域の独自の発展を創造するための「文化資本」の定義や、文化資本整備のための法的な枠組みなどは確立されていない現状にあると認識しています。

私としては、文化資本の確立を大きなテーマの1つとして掲げ、そのための足がかりだけでも、あと2年の間に残せたら幸いだと考えています。

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そこで、まず、大きな1点目として、北海道における文化振興についてうかがいます。

1 文化振興について

(1)文化行政の基本的な考え方について

平成6年、北海道においては文化振興条例が定められ、文化振興指針が定められた。その中には、次のように定められています。

「道の文化振興施策は、芸術文化、文化財、生活文化、まちづくり、景観、生活環境、自然環境、産業など広範な分野において総合的、効果的に進めていく。道が実施する様々な施策に人間性、地域性、創造性などの文化の視点を取り入れるよう努めていく」

私は、素晴らしい指針だと思いますし、道庁組織のみなさんにこの指針が浸透するよう担当部局の努力を期待するところです。

知事は、北海道における文化行政の意義と、現状と課題をどのように認識され、今後、どのように取り組まれる考えか、まず、うかがいます。

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(2)150年を契機とした文化行政のさらなる推進について

①道有の文化施設の果たすべき役割について

現在、総合政策部などを中心に150年事業の検討がされています。私としては、一過性の記念事業に終わらないよう北海道みらい事業など、今後の議論にも注目していく考えですが、150年を契機として、北海道博物館や、道立近代美術館などの道有文化施設が、北海道の文化行政のなかで、どのような役割を果たすべきと考えているか、知事の所見をうかがいます。

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②博物館ネットワークのあり方について

私としては、リニューアルした北海道博物館は、現在特別展を行っているジオパーク展など、現場の学芸員の発案で、地域のジオパークにも光をあてるなど、民間から迎えた新たな館長のもとで改革の努力をされているところであり、さらなる進化を期待するところです。

また、まだ道半ばとは思いますが、全道の博物館のネットワークの拠点としての役割も果たすことも求められているなかで、150年に向けて、どのような取り組みをされる予定かうかがいます。

私としては、今後、博物館内の学芸員はもとより、地方の現場で日頃活動している方たちの声を反映させるなかでネットワークの拠点としての北海道博物館の果たす役割を双方向で明確にしていく必要があると考えますが、所見をうかがいます。

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③ 道立美術館について

また、道立近代美術館については、

道内にある官民問わずさまざまな美術館や、例えば、道内に点在する野外彫刻の調査、保全活動に取り組むNPOなどとの連携も含めて、北海道の文化行政の推進全体についての道立美術館の役割などについても、明確にすべきと考えます。道立美術館のめざすべき姿についてどのように考えるのか、教育長の所見をうかがいます。

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(3) 歴史的文化遺産の保存及び活用について

150年を契機として、今回は、歴史資料として価値のある古文書などの保存に関してとくにうかがいます。

北海道の貴重な歴史として、全国各地から移り住んできた人たちの文化が、食文化をはじめ、どのように、北海道の個性的な地域文化を創造してきたか、散逸しがちな民間所有の資料なども含めて、地域においてそれらが保全活用されるような支援の仕組みづくりも、世代交代?の著しいなかで、急務となっていると感じています。

道として、どのような体制でとりくむべきと考えるかうかがいます。


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