【ひろまる日記】9月23日 地域経済循環構造とは


今年の5月から環境生活委員会に所属しています。
皆さんのイメージするいわゆる「環境問題」に関連することから
文化・スポーツに関連することなど多岐にわたっています。

ここ数年、「北海道の自立」をキーワードに
さまざま調査や取り組みを行ってきました。
例えば、子どもたちの創造性や自己効力感を高める効果があると言われる
森のようちえんなど自然保育の制度化を求めてきたことも
私にとっては、その取り組みのなかの重要な1つです。

道議会においても、数年来
北海道の域際収支の現状や
現在の知事が力を入れたとされる
自動車工場の誘致などが、実際は部品の調達率も17%程度に満たないことなど
実際に地域にお金と誇りが循環するような
漢方薬のようにじわじわと実効ある経済政策も模索してきました。

しかし、時々、自信がなくなることがあります。
あまりに、身近な議会や行政関係の人たちに
今何とかしなければという大きな危機感と同時にある
北海道の持つ可能性への高い期待を感じる
自分の直感や感性が信じられなくなるのです。

しかし、環境生活委員会になったことをきっかけに
環境省のサイトから、平成27年時点でのリポートを発見。
備忘録もかねてですが、以下、転載します。

地域経済循環分析とは
平成27年12月4日 環境省
地域経済循環構造とは
1. これまでの構造では改善しない地方経済
(1) 従来(日本の)地方経済を支えてきた公共事業大幅削減や製造業の海外移転等により、従来の経済循環構造を前提とした経済システムでは成長が困難になっている。
(2) また、モータリゼーションの進展等により、地域構造が拡散化し、大型ショッピングセンターやロードサイド店の進出で(目先の)消費は活性化しているが、商店街の衰退により地元に所得が還元されなくなっている可能性がある。
(3) さらに、従来型の企業(工場等)の誘致を進めても、IT、FA(Factory Automation)の進展、非正規雇用の増加等によって、雇用増などの地域の経済の活性化につながりにくい場合が増えている

2. 原因は地域(地方)の経済循環構造が機能していないこと
(1) 多くの地方(地域)では、経済循環がうまく機能せず、生産、分配、支出(消費、投資)の各場面で、外部に所得が流出し、地方の会計や企業での所得増加につながっていない可能性がある。
(2) 製造業や建設業が停滞する中、地方では従来の経済構造を改善していく必要がある。そのためにも、地域の経済構造を改善していく必要がある。そのためにも、地域の経済循環構造を再構築し、地域の活性化を図る必要がある。

3.地域経済構造循環の構築
(1) 地域の経済循環構造の適正化は、閉鎖構造を目指すものではなく、地域間のセロサムゲームでもない。地域が地域の特徴や遊休資産を有効に活用し、地域間の交易を活発にさせることで新たな需要(付加価値)を創出し、全ての地域において経済循環の流れを太くするものである(比較優位と同じ)・
(2) これは、新たな需要(付加価値)の創出により所得を獲得し、その所得を地域内の家計や企業に分配して、所得に見合う消費や投資を行い、所得を循環させることである。
(3) 地域の所得に見合う消費や投資が行われるために(労働集約サービス業等の)地域内企業等の生産を高め、付加価値の高い財・サービスを提供していく必要がある。
(4) 強みのある産業の振興は、域内で生産される付加価値の増大、雇用所得の増加だけでなく、投資や消費の増加にもつながると考えられる
(環境省「循環型地域づくりに向けた検討会」 日本政策投資銀行 資料より作成)

最後まで読んでくださってありがとうございます。
今年のテーマでもある
大きな社会問題の解決につながる小さな経済、
社会的起業を応援していきます。

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