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何によって憶えられたいですか?ー2023年成人の日に贈りたい言葉

成人を迎えられたみなさん、おめでとうございます。札幌市では、1月8日に、成人式が開催されました。今年も、来賓として成人式に参加させていただきました。私自身は、成人式には参加しませんでした。たしか、大学の部活の練習に参加していたような気がします。親が、郵便局の貯金かな?積み立てをしててくれて、20歳になったときに、着物にするか、運転免許にするか、と聞かれて、迷わず運転免許にしました。有難いことです。20代後半から、着物が大好きで、自分でコツコツ買うようになったのですが、その当時は、着物を着ている自分は想像できなかったですね。人間は、変化するものだ、改めてそんなことを感じています。ちょっと遅れましたが、成人式に参加したあなたにも、参加しなかったあなたにも贈りたい言葉を考えてみました。

あなたは、何によって憶えられたいですか?

「あなたは、何によって憶えられたいですか?」ー つまり、「どんな人として記憶されたいですか?」という意味です。もちろん、年齢によって、経験により、変わります。変わっていきます。数年前の私は、「いつも笑っていた人として憶えられたい」と思ったことがあります。成人式に贈る言葉としては、縁起でもないと思われてしまうかもですが、例えば、あなたのお墓に何か言葉を刻むとしたらどんな言葉を刻みたいか、あるいは、刻まれたいかという感じです。

この言葉は、マネジメントの大家と言われているドラッカーが、こどものころに、問いかけられた言葉です。その時には、意味がよくわからなかったけれど、折に触れて思い返し、自分自身に問いかけていた言葉だそうです。

今、あなたのしている仕事、これからする仕事は何のため、誰のためでしょうか?

ある石工の話を紹介します。

ーあなたは何をしているんですか?


そう尋ねられたとき、1人の石工はこう答えます。
ーレンガを積んでいます。これで生計をたててるんですよ

・・
2人目の石工はこう答えます。
ーレンガを積んでいます。私の技術はこの国で1番の技術なんです。

・・・
3人目の石工はこう答えます。
ーレンガを積んでいます。この国で一番りっぱな教会を立てています。

・・・・
4人目の石工はこう答えます。
ーレンガを積んでいます。この地域に住んでいる人の心の拠り所を作っています。

同じ作業、仕事をしていてもロボットではない私たち人間には、意味や価値が必要なんです。

ふと思い出しましたが…

「コンクリートから人へ」

もう覚えている人も少ないかもしれませんが、政権交代を実現した時の当時の民主党のキャッチフレーズのひとつです。
公共工事か人かって話ではなくて、何のための誰のための事業か、仕事なのかって話だったと思うんです。

すべての人に強み(個性・資質)があり、それは大切にされるべきことです。それと、同時に、すべての人に未来を共に創っていくいく責任もある。

「今、あなたのしている仕事、これからする仕事は何のため、誰のためでしょうか?」

私自身は、こう憶えられてみたいと思っていますー2023年1月9日現在

私は、万が一、日本銀行券がただの紙クズになったとしても、北海道に住む人が、決して飢え死にしない凍え死にしない場所を増やした人として記憶されたいです。

私は、北海道に住むこどもたちが、明日の自分が楽しみで楽しみでしょうがない「ようちえん」や「がっこう」をつくることに尽力した人として憶えられたいです。

「あなたは、何によって憶えられたいですか?」

機械化、デジタル化が進み、人口減少、気候変動、感染症など、大きな変化の時代、今までの常識に正解のない、答えの見えない今だからこそ、私たち1人ひとりが、その問いに向き合う必要があるのではないでしょうか?

今は、「はー?何それ」と言う感じでも、心のどこかにとどめていただけたら嬉しいです。

1月8日は、久しぶりの和装で新年会、成人式におじゃまし、隙間をぬって街頭活動。
最後は、ドラッカー読書会で、改めて、ドラッカーの言葉に触れて、成人のみなさんにお伝えしたくなりました。

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。

選挙も近くなり、まず勝ち抜くことも大切な条件ですが、何のために、誰のために日々の活動があるのか、それを忘れないようにしたいと思います。
ドラッカー読書会は、私にとって、そのための大事な場になっています。ご関心ある方は是非お問合せくださいね。

2月6日から、私の担当する新しいコースが開講になりますし、各種講座に参加可能です。

実践するマネジメント読書会 | ナレッジプラザ (knowledge-plaza.biz)

 

 この記事の投稿者

広田まゆみ

北海道の自立と未来のための志事人、広田まゆみです。
函館生まれ札幌育ち。現在は、白石区在住で、北海道議会議員として活動中。

札幌市立向陵中、札幌西高、北海道大学を卒業後、北海道庁職員として、日高管内浦河町で生活保護のケースワーカーが最初の仕事です。
その後、労働組合の女性部長なども経験し、自分探しが高じて、11年務めた道庁を退職。
空知管内の雨竜町に移住します。

約8年、農家民泊や、農作業ボランティアのコーディネートなど都市と農村の交流を推進するNPO活動に従事した後、道庁の労働組合時代のご縁で、政治の道を選びました。

だいたい10年ごとに大きな転機があった私ですが
これからの人生の時間は、社会企業家的地方議員を100人つくることをはじめ、こどもたち、若い人たちを応援することに集中したいと思っています。

プライベートでは、気ままなひとり暮らしを満喫中。
大の温泉、銭湯好き。
チャンスがあれば、エネルギー独立型のエコ銭湯を経営してみたい。
完全なワーカホリック、働きすぎ人間ではありますが、最近は、ヨガにはまっています。
地域のヨガサークルで週1回教えられるような70歳になってたら嬉しいですね。

他には、着物、ヨガ、旅、ハガキ絵、「館」めぐり、そして、やっぱり、北海道の未来のために働くことが大好きです。

ドラッカー読書会FT。91期エクスマ塾生。
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