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普天間問題に思うこと

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最近、テレビを見ると
ほんとうにがっかりすることが多いが
私は、鳩山総理を、今、しっかり支えたいと思う。
なぜなら、鳩山総理の言葉を借りれば
「愚か」であったとしても、
東アジア共同体であったり、
沖縄からの海兵隊撤退であったり
これまでの当たり前になってきたことを変える意思を
たとえ一瞬でも表明した人であるからだ。

対テロ戦争の名の下に
アメリカを中心とする先進諸国と呼ばれる国々は、
アラブやアフガニスタンの人たちを
傷つけ続けてきている。
民主主義の美名の下に、海外援助の美名の下に
多様な文化や伝統を踏みにじっている。
アジア人であり、
有色人種でありながら日本国家、政府は
まるで名誉白人のようにふるまい
アメリカの価値観を、意見を
国際社会で支持し続けてきた。
そして、草の根で異文化の人たちと共生し
問題解決にあたってきた海外で活動する
日本人たちの努力をもないがしろにしてきた。

そして、先進国と呼ばれる国々、
(とくにアメリカと日本だが)
気候変動や人口増加などによる食糧危機や水不足に
十分な資源の投資や対策が行わず、
軍拡競争に無駄なお金を使うことを見直さずにきた。
「抑止力」と言うが、
いったいどれだけの戦車、戦闘機、爆弾をそろえたら、
世界中に住む日本国民全部を守れるのか
たとえ、それが科学的に説明できたとしても
そのために無駄な政治的エネルギーや
お金を使っている場合ではないと、私は思う。

世界全体の軍縮をスタートする最初のきっかけが
沖縄からの海兵隊の撤退をめぐる議論だ
日本と米国の同盟のあり方は
多様な選択肢もあるはずだ。

一人でも多くの日本国民が
武力のない新しい世界秩序を現実のものとして
ビジョンとしてもてるかどうかが問われている。
私は多くの人が、平和運動を口にしてきた人たちも
本当の意味でそれが実現すると信じていないことに
愕然としている。
だからこそ、少なくとも一国の総理が口に出した理想に
まるでマスコミも政治家も
アメリカの、それもアメリカの一部である
海兵隊の立場を代弁するかのように
「大人」ぶって、「国益」だなんだと
理想の実現ができないんだ、
アメリカに守ってもらう理由を述べ立てる。
あるいはアメリカに守ってもらえないなら
日本は軍隊を持つのかと攻め立てる。

世界は確実に変わろうとしている。
古い価値観にしがみついていては
地球の未来も、沖縄の未来も守れない。
たしかに簡単ではない。
しかし、確実に実現できるはずだ。
それが未来の子どもたちへの
大人としての責任ではないだろうか。

 この記事の投稿者

広田まゆみ

北海道の自立と未来のための志事人、広田まゆみです。
函館生まれ札幌育ち。現在は、白石区在住で、北海道議会議員として活動中。

札幌市立向陵中、札幌西高、北海道大学を卒業後、北海道庁職員として、日高管内浦河町で生活保護のケースワーカーが最初の仕事です。
その後、労働組合の女性部長なども経験し、自分探しが高じて、11年務めた道庁を退職。
空知管内の雨竜町に移住します。

約8年、農家民泊や、農作業ボランティアのコーディネートなど都市と農村の交流を推進するNPO活動に従事した後、道庁の労働組合時代のご縁で、政治の道を選びました。

だいたい10年ごとに大きな転機があった私ですが
これからの人生の時間は、社会企業家的地方議員を100人つくることをはじめ、こどもたち、若い人たちを応援することに集中したいと思っています。

プライベートでは、気ままなひとり暮らしを満喫中。
大の温泉、銭湯好き。
チャンスがあれば、エネルギー独立型のエコ銭湯を経営してみたい。
完全なワーカホリック、働きすぎ人間ではありますが、最近は、ヨガにはまっています。
地域のヨガサークルで週1回教えられるような70歳になってたら嬉しいですね。

他には、着物、ヨガ、旅、ハガキ絵、「館」めぐり、そして、やっぱり、北海道の未来のために働くことが大好きです。

ドラッカー読書会FT。91期エクスマ塾生。
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