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【北海道アウトドアフォーラム2019】(1) ヒグマのこと知っていますか?

5年目を迎え発展するアウトドアフォーラム

2019年の北海道アウトドアフォーラムがスタートしました。

今回は、約200名を超える参加。

私は、おそらく3回目の参加です。

地域ミーティングや、ユースウェーブなど

新たな展開がある中で、北海道の未来のためにも

アウトドア事業のこれからが、ますます楽しみです。

ヒグマのこと知っていますか?

まず、特別講演は、

「ヒグマのこと知っていますか?

野外活動の安全のために」と題して、

北海道立総合研究機構 環境科学研究センターの

間野勉さんからお話がありました。

個人的には、道総研の方が、こうした場所で

研究成果、知見を話される場面に出逢えるのは

とても嬉しいことでした。

ヒグマの行動を理解するポイント

ヒグマの行動を理解するポイントとして、

次の3つがあげられるそうだ。

①学習=経験に基づく意思決定過程
②人慣れ=人為的な環境に対する慣れ
③馴化=数日間、数週間かけて環境に適応

人慣れとは、人間との無害な接触を重ねることで、

「学習」によって、もともと、人間を忌避してきた熊が、

人間の存在を必ずしも忌避しなくなることである。

ただし、全ての人慣れを否定できない。

例えば、知床地域では、熊から10mくらいのところで漁師が作業。

しかし、30年来、何も起きていない。

熊にとって、人間が危険でも有益でもない
中立的な人慣れは問題ない。
熊を脅かさない、餌はやらない、しかし、人間の領域には
決して入れない。

人慣れと馴化

人間との接触によって、人慣れと馴化は必然的に起きる

どのような接触をしたかが重要。

札幌市南区藤野と周辺地域で、

クマに関わった人間との接触が

人間は無害であるという確信を熊に与えた(←馴化)

そこから、市街地への侵入が大胆になった。

人間にとって問題となるような行動を

熊に学習させない予防が必要。

熊にとって、有益な食べ物のある環境、

離農した農地、放棄された果樹園を管理する必要。

データで見る熊の人身事故からわかる

4割強は狩猟時による事故

平成になって以降68名が、死傷している。

年間2、3人であるが、3分の2が死亡。

その4割強が狩猟時の事故。

そして、4割弱が、山菜、キノコ取りの単独行動の際の事故。

熊のいる時期に、熊のいる場所で鉢合わせ。

単独行動で不規則に広範囲に動く人間を、

熊が避けられない

人身事故の半数が突発的遭遇(狩猟を除く)

そして、人身事故にいたる熊の攻撃にも

3つのパターンがあるそうだ。

①突発的に出逢ったことによる防御的な攻撃

②興味本位の接近→攻撃

③積極的な攻撃。

これまでの道内の人身事故の事例を分析すると、

問題となる熊の行動は、全て人間の何気ない行為の結果である。

ヒグマと人とのあつれきの多くは、

学習によってゴミや農作物などに執着した、

いわゆる問題個体に起因するものである。

個体数を減らしても、問題個体を排除しない限り

あつれきは継続する。

問題個体の排除には出没ヒグマ段階フローが適用される。

これからの課題〜例えば、自然公園

今後、例えば自然公園における

利用者の安全確保はどうするのか。

知床五湖のエコツーリズム方針により、

一定の成功が得られているが、

熊の「馴化」人慣れの危険など新たなリスクも生じている。

しかし、全面立ち入り禁止以外の選択肢はないのか、

これからも、現場での実践に即した調査研究、

そして、私たち人間が、対応を間違わないことが

重要であると感じたところです。

北海道のヒグマの保護管理については、

こちらのページをどうぞ。

http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/skn/higuma/higuma.htm

 

 

 

 

この記事の投稿者

広田まゆみ

北海道の自立と未来のための志事人、広田まゆみです。
函館生まれ札幌育ち。現在は、白石区在住で、北海道議会議員として活動中。

札幌市立向陵中、札幌西高、北海道大学を卒業後、北海道庁職員として、日高管内浦河町で生活保護のケースワーカーが最初の仕事です。
その後、労働組合の女性部長なども経験し、自分探しが高じて、11年務めた道庁を退職。
空知管内の雨竜町に移住します。

約8年、農家民泊や、農作業ボランティアのコーディネートなど都市と農村の交流を推進するNPO活動に従事した後、道庁の労働組合時代のご縁で、政治の道を選びました。

だいたい10年ごとに大きな転機があった私ですが
これからの人生の時間は、社会企業家的地方議員を100人つくることをはじめ、こどもたち、若い人たちを応援することに集中したいと思っています。

プライベートでは、気ままなひとり暮らしを満喫中。
大の温泉、銭湯好き。
チャンスがあれば、エネルギー独立型のエコ銭湯を経営してみたい。
完全なワーカホリック、働きすぎ人間ではありますが、最近は、ヨガにはまっています。
地域のヨガサークルで週1回教えられるような70歳になってたら嬉しいですね。

他には、着物、ヨガ、旅、ハガキ絵、「館」めぐり、そして、やっぱり、北海道の未来のために働くことが大好きです。

ドラッカー読書会FT。91期エクスマ塾生。
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