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道議会の事業仕分け「論評」に思うこと

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道議会各会派代表質問が終わり、
一般質問が継続しております。

いわゆる「事業仕分け」について
「論評」がされています。
中央政府の事業仕分けが
短兵急であったこともありますが
その本質がまったく理解されていないことが
残念です。

事業仕分けは、2002年に
構想日本(非営利・独立の政策シンクタンク)の
発案で開始されました。

目的は、行政の事業を抽象論ではなく
「現場」の視点で洗い直すことによって
個々の事業の無駄にとどまらず、
その事業の背後にある制度や
中央政府と地方の関係など
行財政全体の改革に結び付けていくことです。

今回の新政権の事業仕分のなかで
中央政府の行うべき事業ではないと
判断されたもののなかに
青少年育成や職業訓練などの
「ハコモノ」を基点?とした事業があります。
そのことをもって、事業仕分けが、
地方切捨てだという議論がありますが
逆に、そこまで中央の地方支配が及んでいた
ということだと思います。
結果として、残念ながら
「国のお金=タダ」という意識が
地方政治、そして、市民になかったのかどうか
一つひとつの事業について
自分の家計の財布を考えると同じように
今一度考える役割が
私たちに求められています。

中央と地方の税財政のあり方も
根本から見直すことを前提として
やはり、私は
政治が責任を果たすためには
地方一括交付制度の準備のためにも
事業仕分けの早期導入が
地方レベルにこそ
必要だと考えています。

2009年度の自治体の実施状況は
広島県(専門家・有識者型)
和光市・高松市・奈良市(一部公募型)
高島市・草津市(市民評価型)
京都府議会民主党会派(議員評価型)
です。

残念ながら、会派としては
動かないとのことですので
市民のみなさんとの協働で
なんとか模擬的にでも実施できないか
模索中です。

 この記事の投稿者

広田まゆみ

北海道の自立と未来のための志事人、広田まゆみです。
函館生まれ札幌育ち。現在は、白石区在住で、北海道議会議員として活動中。

札幌市立向陵中、札幌西高、北海道大学を卒業後、北海道庁職員として、日高管内浦河町で生活保護のケースワーカーが最初の仕事です。
その後、労働組合の女性部長なども経験し、自分探しが高じて、11年務めた道庁を退職。
空知管内の雨竜町に移住します。

約8年、農家民泊や、農作業ボランティアのコーディネートなど都市と農村の交流を推進するNPO活動に従事した後、道庁の労働組合時代のご縁で、政治の道を選びました。

だいたい10年ごとに大きな転機があった私ですが
これからの人生の時間は、社会企業家的地方議員を100人つくることをはじめ、こどもたち、若い人たちを応援することに集中したいと思っています。

プライベートでは、気ままなひとり暮らしを満喫中。
大の温泉、銭湯好き。
チャンスがあれば、エネルギー独立型のエコ銭湯を経営してみたい。
完全なワーカホリック、働きすぎ人間ではありますが、最近は、ヨガにはまっています。
地域のヨガサークルで週1回教えられるような70歳になってたら嬉しいですね。

他には、着物、ヨガ、旅、ハガキ絵、「館」めぐり、そして、やっぱり、北海道の未来のために働くことが大好きです。

ドラッカー読書会FT。91期エクスマ塾生。
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