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【ひろまる日記 No.193 4月18日 マーケティングは販売を不要にする】

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北海道では
札幌を中心として、函館・帯広などで
ドラッカーの学習会、読書会が組織されている。
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そのなかで実践事例として
よく紹介されるのが、十勝バスだ。
ミュージカルにもなっているのでご存知の方も多いかもしれないが、
十勝バスの野村社長は
ドラッカーの「非顧客に聞け」「小さいことからはじめよ」という言葉を実践し
あるバス停周辺の地域のみなさんを1軒、1軒まわり
「なぜバスに乗らないのか」をインタヴューしたそうだ。
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実は、住民のみなさんは、
バスの乗り方や行く先がよくわからないために乗らないことがわかったそうだ。
また、当たり前と言われればそうだが、
「バスに乗るために、バスに乗る人がいない」という事実に気づく。
バスに乗ることは、言われてみれば、手段であって目的にはならない。
その非顧客へのインタビューに基づく改善で
実際に、その停留所、路線では、少しづつ乗客が増えたそうだ。

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ほんとうは、私も自分自身のかかわる政治の分野で
応用したく思案中である。
例えば、街頭宣伝など
今までのやり方ではだめだとわかりながら
それをやり続けるのはとても消耗する。
かといって、何が新しいやり方なのか?

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イノベーションは、非営利組織でも重要だ。
現在、私の選挙区白石区では投票率は50%。
その50%のなかでの競争よりも
なぜ、投票しないのか、どうしたら投票するのか
インタビューからスタートした時に何が起こるのか。
どのような方法で
どうような問いかけで行なうべきか
踏み出せずに逡巡している状況の自分がとても歯がゆい今日この頃だ。

以下は、ドラッカー名言集からの抜粋です。

企業の目的は顧客の創造
~マーケティングは販売を不要にする

実のところ、販売とマーケティングは逆である。
同じ意味でないことはもちろん、
補い合う部分さえない。

もちろん何らかの販売は不要である。
だがマーケティングの理想は、
販売を不要にすることである。
マーケティングが目指すものは、顧客を理解し、
製品とサービスを顧客に合わせ、
おのずから売れるようにすることである。

Indeed,selling and marketing are antithetical
rather than synonymous or even complementary.
There will always,one can assume,be need for some selling.
But the aim of marketing is to know and understand the customer
so well that the product or service fits him and sells itself.

(マネジメントより)

 この記事の投稿者

広田まゆみ

北海道の自立と未来のための志事人、広田まゆみです。
函館生まれ札幌育ち。現在は、白石区在住で、北海道議会議員として活動中。

札幌市立向陵中、札幌西高、北海道大学を卒業後、北海道庁職員として、日高管内浦河町で生活保護のケースワーカーが最初の仕事です。
その後、労働組合の女性部長なども経験し、自分探しが高じて、11年務めた道庁を退職。
空知管内の雨竜町に移住します。

約8年、農家民泊や、農作業ボランティアのコーディネートなど都市と農村の交流を推進するNPO活動に従事した後、道庁の労働組合時代のご縁で、政治の道を選びました。

だいたい10年ごとに大きな転機があった私ですが
これからの人生の時間は、社会企業家的地方議員を100人つくることをはじめ、こどもたち、若い人たちを応援することに集中したいと思っています。

プライベートでは、気ままなひとり暮らしを満喫中。
大の温泉、銭湯好き。
チャンスがあれば、エネルギー独立型のエコ銭湯を経営してみたい。
完全なワーカホリック、働きすぎ人間ではありますが、最近は、ヨガにはまっています。
地域のヨガサークルで週1回教えられるような70歳になってたら嬉しいですね。

他には、着物、ヨガ、旅、ハガキ絵、「館」めぐり、そして、やっぱり、北海道の未来のために働くことが大好きです。

ドラッカー読書会FT。91期エクスマ塾生。
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