【ひろまる日記】平成30年1月10日(2030-5) こどもの遊び環境の保障と参画の推進~世界と北海道の現場を結んで① 2017年のふりかえり②
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<最初のきっかけは、北海道自治立志塾とヨーロッパでした>
自治体のこども政策の推進は
ここ数年の
私の一貫したテーマとなりました。
政策のスタートは、
前恵庭市長中島こうせいさんが塾長の
北海道自治立志塾です。
年に4回白石まちづくりハウスを会場に
開催されています。
その学びのなかで、
北海道の自立に向けて
北海道と気候風土や面積等が類似している
北欧のスゥエ-デンやフィンランドに注目し
これまで「自主的」に2度にわたって訪問し、
実際に現地での調査を重ねてきました。
そこでであったのが
学齢前からの企業家精神教育や
アウトドア教育でした。
すべての自治体ではありませんが
プレスクール(日本で言うと幼稚園や保育所)の子どもたちは
園のすぐ近くにある森などで、
ほぼ1日を過ごします。
そのことが、
これからのAIなど機械には真似のできない
人間の創造性を育み
地域に何かが問題があっても
それを新しい起業や社会サービスを生み出すチャンスととらえる
自己効力感の造成につながると学びました。
残念ながら、
長野県、鳥取県などをはじめ、
各県では、このアウトドア教育について
自然保育、野外保育として、
県独自で支援制度をつくるなど
本来、自然環境あふれる私たちの北海道では
この制度化や支援などの議論がほとんど進んでいない現状にあります。
しかし、地域の現場では、既存の幼稚園や学校教育のなかで
自然学校など環境教育のノウハウのもつ指導者と協働で
自然保育、外遊びなどに取り組んでいる実践例や
おかあさん、おとうさんたちが自主保育として
森のようちえんに取り組んでいるなど素晴らしい事例もあります。
2017年には
行政と現場の実践者と、そして、地方議員が
水平なテーブルで自然保育、森のようちえん、自然学校をキーワードに
全国の先進事例を共有する場を
道議会を会場にして数回にわたり設定してきました。
私自身がめざす道議会改革の本質は
政策の発生源が、このように公開で透明であること。
そして、単に国内外の先進事例の模倣ではなく
それを北海道内の実践につなげていくプロセスの現場である
道議会の姿を可能な限り多くの皆さんと共有することです。
2018年には、
引き続き、この北海道議会を一つのスペースとして
北海道の未来のための政策がスタートする場を
これまで以上に目的意識をもって
実現していきたいと思います。
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この記事の投稿者
広田まゆみ
函館生まれ札幌育ち。現在は、白石区在住で、北海道議会議員として活動中。
札幌市立向陵中、札幌西高、北海道大学を卒業後、北海道庁職員として、日高管内浦河町で生活保護のケースワーカーが最初の仕事です。
その後、労働組合の女性部長なども経験し、自分探しが高じて、11年務めた道庁を退職。
空知管内の雨竜町に移住します。
約8年、農家民泊や、農作業ボランティアのコーディネートなど都市と農村の交流を推進するNPO活動に従事した後、道庁の労働組合時代のご縁で、政治の道を選びました。
だいたい10年ごとに大きな転機があった私ですが
これからの人生の時間は、社会企業家的地方議員を100人つくることをはじめ、こどもたち、若い人たちを応援することに集中したいと思っています。
プライベートでは、気ままなひとり暮らしを満喫中。
大の温泉、銭湯好き。
チャンスがあれば、エネルギー独立型のエコ銭湯を経営してみたい。
完全なワーカホリック、働きすぎ人間ではありますが、最近は、ヨガにはまっています。
地域のヨガサークルで週1回教えられるような70歳になってたら嬉しいですね。
他には、着物、ヨガ、旅、ハガキ絵、「館」めぐり、そして、やっぱり、北海道の未来のために働くことが大好きです。
ドラッカー読書会FT。91期エクスマ塾生。