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もしも、地方議会議員や公務員がドラッカーのマネジメントを学んだら?

今日も銭湯に行けなかった広田です。(いったい、いつ行くんだい?!)でも、嬉しいことがありました。

今日4月3日から、私の担当する「実践するマネジメント読書会🄬」の新しいシリーズがスタートしました。悲願だった複数の地方議会議員や、自治体職員、そして、NPOなど非営利組織の方の参加もあり、まずは、よかった!

「成果とは何か」など、ドラッカーのマネジメントのなかで使われる言葉の定義が、1人でも多くの地方自治、地域経営の現場のみなさんと共通言語になると嬉しいです。まだ、スタートしたばかりですし、これからの参加も大歓迎ですので、このブログを書いています。

是非、ピンと来た方は、下記リンクから、お申込みくださいね。

イベント情報

成果をあげる能力は、九九を覚えたように修得できる。

本を理解しようとせず、実践のための道具として使う。

さて、課題図書は、マネジメントの大家P・F・ドラッカー教授の「経営者の条件」です。ドラッカー実践研究の第一人者佐藤等先生が開発されたプログラムにのっとって、体系的に読み進めていくのが、この読書会のしくみです。

大事なポイントがあります。本を理解しようとするのではなく、実践のための道具として使うことです。例えば、自転車の乗り方や、泳ぎ方の本をいくら読んでも自転車に乗れたり、泳げたりしませんよね。同じように、マネジメントは体験をとおして自ら学ぶことはあっても、本を読んで教わることはできません。

「実践するマネジメント読書会🄬」では、課題範囲(概ね1章ごと)を読み、そのなかで、ドラッカー教授が原理原則としてあげた言葉や、問い、事例などのなかで、気になった箇所を1か所発表します。そして、読書会の時の気づきを、次の読書会までの1カ月間のなかで、自分自身の実践につなげることが、とっても効果的です。特に「経営者の条件」は、セルフマネジメントについて書かれた特別な本なので、まさに、本を実践のための道具にする視点や習慣を身につけるチャンスです。

 

成果とは何か~成果とは外の世界における変化である。

「経営者の条件」の原題は、「THE EFFECTIVE EXECTIVE」。私は、「成果をあげるエグゼクティブ(≒知識労働者)」と理解しています。
知識労働者とは、ナレッジワーカーであり、反対語は、マニュアルワーカー(マニュアルや指示通りに作業をする人)になります。つまり、知識労働者=ナレッジワーカーは、マニュアルではなく、自らの意思で、目的と状況に応じて方法を考えられる人、そして、成果のために、作業ではなく、仕事をする人です。

個人的には、「「志」事」と新しい単語をつくってもよいかもしれないと思うくらいです。

ここで、大事なことは、「成果のために」と言いますが、成果とは何かということです。利益や売り上げでしょうか?いいえ、違います。

ドラッカーのマネジメントでは、成果とは、外の世界における変化であると定義されます。

利益や売り上げは、極論すると、組織内部の都合ですよね。利益や売り上げは、企業や組織が存続し、あるいはリスクに対応するために、必要な条件であることはもちろんです。しかし、目的ではありません。成果は外の世界にしかないのです。

 

 

マネジメントとは管理することではない。方向づけである。

生産性向上という言葉がよく言われますが、マニュアルワーカーがほとんどでも大丈夫だった時代から、今、ナレッジワーカーが求められている時代では、生産性の意味が違います。知識労働者の生産性の向上は、能率をあげることではなく、効果や目的が問われるべきです。どのような方法で行うかより、まず、何をすべきかどうあるべきかが重要になります。もちろん、能率をあげることも必要ですが、それが、誰のため、何のためなのか、売り上げのためなのか、お客様のためなのかを問う必要があります。

知識労働者を直接あるいは細かく監督することはできない。彼らには助力を与えることができるだけである。知識労働者は自らをマネジメントしなければならない。自らの仕事を業績や貢献に結びつけるべく、すなわち成果をあげるべく自らをマネジメントしなければならない。(経営者の条件 P21L3)

機械やロボットでも奴隷でもない私たち人間、すなわち「知識労働者」に、いきなりネジをまいて、成果をあげさせることはできません。マネジメントとは方向づけであるというより、それしかできないと言っても過言ではないかもしれません。人を管理したり、変えたりすることはできません。できるのは、周囲や「場」の環境を変えることや、意味づけ、方向づけです。

例えば、長野県では、自然保育という、森や自然の学びを長野県の子育ちの特徴とするコンセプトと制度を確立しました。すると現場で起きた予期せぬ変化として、保育現場の働く人の意識が変わった事例が報告されました。これまで、やらされ感のあったこどもたちのお散歩が意味のあるものだと理解できて、鳥や花の名前を調べてこどもたちに伝えることなどが楽しくなったと言うのです。仕事の意味付けが変わることで、モチベーションがあがったのです。知識労働者のマネジメントの1つの事例かなと思います。

成果とは何か、そして、すでに、マニュアルワーカではなく、ナレッジワーカーすなわち知識労働者の時代にはいっており、自ら知覚し、考え、行動しないかぎり成果をあげることはできないということ、そのうえで、マネジメントについて、組織として考える地方自治体や地方議会が1つでも増えることが私の目標です。そのためには、1人でも多くの地方議会議員さんや自治体職員や、非営利組織のみなさんにもご参加いただきたいと思いました。

本日4月3日から、はじまったばかりです。5月からの参加でもよいので、是非、お1人でも多くの方に参加していただきたいです。

是非、ご参加、あるいは、シェアなどで応援していただけると嬉しいです。

SNSでもいろいろ発信していますので是非チェックしてくださいね。

この記事の投稿者

広田まゆみ

北海道の自立と未来のための志事人、広田まゆみです。
函館生まれ札幌育ち。現在は、白石区在住で、北海道議会議員として活動中。

札幌市立向陵中、札幌西高、北海道大学を卒業後、北海道庁職員として、日高管内浦河町で生活保護のケースワーカーが最初の仕事です。
その後、労働組合の女性部長なども経験し、自分探しが高じて、11年務めた道庁を退職。
空知管内の雨竜町に移住します。

約8年、農家民泊や、農作業ボランティアのコーディネートなど都市と農村の交流を推進するNPO活動に従事した後、道庁の労働組合時代のご縁で、政治の道を選びました。

だいたい10年ごとに大きな転機があった私ですが
これからの人生の時間は、社会企業家的地方議員を100人つくることをはじめ、こどもたち、若い人たちを応援することに集中したいと思っています。

プライベートでは、気ままなひとり暮らしを満喫中。
大の温泉、銭湯好き。
チャンスがあれば、エネルギー独立型のエコ銭湯を経営してみたい。
完全なワーカホリック、働きすぎ人間ではありますが、最近は、ヨガにはまっています。
地域のヨガサークルで週1回教えられるような70歳になってたら嬉しいですね。

他には、着物、ヨガ、旅、ハガキ絵、「館」めぐり、そして、やっぱり、北海道の未来のために働くことが大好きです。

ドラッカー読書会FT。91期エクスマ塾生。
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