地方議員をめざした理由は何ですか?~みなさんからの質問にお答えします②
schedule
folder 社会企業家的地方議員, 半農半X的生き方, 北海道の未来, 地方議会議員って何しているの?, 私自身のこと, ひろまる日記
こんばんは。遅くまでやっているスーパー銭湯に行こうかと、一瞬、心惹かれましたが、ブログを書くことに決めた広田です。明日から、常任委員会と特別委員会の質問の本格準備に入るので、ブログが書けないかもしれないから。
さて、「みなさんからの質問にお答えします」シリーズの②番目です。
地方議員をめざした理由は何ですか?
最初のきっかけは、法律やしくみをつくり変える人になりたいと思ったから
お金も時間も国家も法律も人間が幸せになるためにつくったしくみ
最初、政治家をめざしたのは、法律やルールを変えたり創る仕事がしたいと思ったからです。国籍が違ったり、障害があったり、人とは違うことで、生きづらさや怒りを感じている友人がいました。国家も法律も、もっと言えば、時間(時計)もお金も、人間が幸せになるために作ったしくみです。しかし、それによって、不幸になったり、制限を受けたりしている人がいる。でも、人間がつくったしくみなら、私たちが変えられるはずだと思いました。そう思ったのは、11年間勤めていた道庁を退職して、雨竜町という農村に移住して、農作業のお手伝いー延々と続く畑の草取りをしている時でした。ある意味、何でもお金で解決できる都会生活や、机の上で仕事をする環境にずっといたら、お金も時間も、もともと自然界にないしくみだ、私たち人間自身が作り出したという現実に気づかなかったかもしれません。
北海道が独自の発展をすることが、日本国家にも地球社会にも貢献できる
地方議会議員に挑戦したのは、めぐりあわせもありました。結果として、北海道がその強みを発揮して、独自の発展をすれば、日本国家にも地球社会にも貢献できると思ったからです。もともとは、国会議員の比例区候補として、政治家としてのスタートを切った私ですが、現実的な選択も必要でした。そして、道庁勤務時代に、労働組合の女性部長として活動していたご縁で、札幌白石区から北海道議会議員に挑戦することになりました。最初は、そのお話があったとき、自治体職員時代や、NPO活動時代にお世話になっていた2人の首長にご相談しました。お2人の首長から同じことを言われました。
「地域の声を代弁する道議会議員はいると思うが、北海道全体の未来のことを考える北海道議会議員になってはどうか」
その言葉にも背中を押していただいて、最初の選挙に挑戦。当選して現在にいたります。
現在の目標は、自ら新しいしくみやルールづくりに挑戦する子どもや大人を増やすこと
4期目に力を入れてきたのは人財づくり
1期目で、議員提案という形で、北海道地球温暖化防止対策条例や、北海道障がい者条例という2つの大きな政策条例の策定に関われたことは大きな成果でしたし、感謝しています。一方で、道議会や道庁が中心になって、制度をつくるだけでは、実際の課題解決につながらない場合もあると認識しています。もちろん、法律制度や条例も必要ですが、例えば、SDGsやエネルギー政策にしても、「人」の意識や価値観もとても重要だと感じています。なので、4期目以降は、中央政府の補助金などに過度に依存せず、地域にもともとある資源を活用して持続可能な発展をめざす社会企業家的地方議会議員を100人増やすこと、そして、与えられた問題に上手に回答するのではなく、自ら課題を発見し、それを新しい事業のヒントにしていけるような人財を増やすためにも、自然保育や森のようちえんなど「こどもの外遊び環境の保障」を重点にしています。
参加型・対話で地域の未来を考えるワークショップを開催します。
\市民参加による地域のビジョンづくりフォーラム@北海道/
未来の暮らしをつくる輪に、ともに考え、はたらく地方議員がどっさりいたら、さあ、あなたは何をやってみる?
お申し込みはこちらから
Peatixhttps://dossarilab.peatix.com/view
FBhttps://www.facebook.com/events/512563747256334
この記事の投稿者
広田まゆみ
函館生まれ札幌育ち。現在は、白石区在住で、北海道議会議員として活動中。
札幌市立向陵中、札幌西高、北海道大学を卒業後、北海道庁職員として、日高管内浦河町で生活保護のケースワーカーが最初の仕事です。
その後、労働組合の女性部長なども経験し、自分探しが高じて、11年務めた道庁を退職。
空知管内の雨竜町に移住します。
約8年、農家民泊や、農作業ボランティアのコーディネートなど都市と農村の交流を推進するNPO活動に従事した後、道庁の労働組合時代のご縁で、政治の道を選びました。
だいたい10年ごとに大きな転機があった私ですが
これからの人生の時間は、社会企業家的地方議員を100人つくることをはじめ、こどもたち、若い人たちを応援することに集中したいと思っています。
プライベートでは、気ままなひとり暮らしを満喫中。
大の温泉、銭湯好き。
チャンスがあれば、エネルギー独立型のエコ銭湯を経営してみたい。
完全なワーカホリック、働きすぎ人間ではありますが、最近は、ヨガにはまっています。
地域のヨガサークルで週1回教えられるような70歳になってたら嬉しいですね。
他には、着物、ヨガ、旅、ハガキ絵、「館」めぐり、そして、やっぱり、北海道の未来のために働くことが大好きです。
ドラッカー読書会FT。91期エクスマ塾生。