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楠瀬喜多さんをご存知ですか?

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高知県はおそらく3回目の来訪。そのうち2回は馬路村で、
私にとって、高知といえば、山奥の小さな村で、
ゆず加工品で数十億の売り上げをあげる馬路村の印象が強い。
坂本龍馬ももちろん有名だが、知る人ぞ知る馬路村農協組合長東谷望史さんのファンの1人である。
今回、北方領土返還高知県民会議のみなさんとの意見交換の前に、
高知市立自由民権記念館に立ち寄った。
当時の新聞記事や資料から、教科書ではわからなかった西南戦争以降の高知の自由民権運動の拡がり、本来、明治維新が果たすべきだった自由と立憲を掲げ、武力ではなく、言論で新しい日本をつくっていこうとしていた20代前半の若者たちの息吹にも触れることができた。
前述の東谷さんの力強さの源泉は、こんなところにもあるのかもしれないと、高知全体で200を越えて組織されたという勉強会の分布図を見ながら1人納得したところだ。
加えて、婦人参政権運動発祥の地が高知であったこと、それを実行した1人の女性の物語を初めて知った。
楠瀬喜多である。
以下、自由民権記念館の資料から彼女について紹介する。

喜多は、1836年天保7年に生まれ、藩士楠瀬実と結婚するが、夫が1874年に病死。1877年明治10年ごろから、当時の自由民権運動をリードしてい た立志社の演説会によく出かけるようになった。喜多は、未亡人戸主として税金を納めていたため、明治11年に区会議員の選挙に投票に出かけた。
ところが、「女性には選挙権がない」と投票を拒まれた。当時の『高知県民会議事章程』によって、女性は選挙人から除かれていたのだ。
納得のいかない喜多は、税金を納めるのをやめた。そして、県から税の督促が来た時、「納税しているのに女だから選挙権がないのはおかしい。本来、権利と義務は両立するのだから、選挙権がないなら納税しない」と、
『納税ノ義二付、御指令願ノ事』を県に提出し、回答を要求したのだ。

明治12年、このことが、全国紙にも取り上げられ、
翌13年、民権運動家の後押しもあり、県令と3ヶ月にわたるやりとりのあと、高知の上町町会、小高坂村会で、日本で最初の婦人参政権が認められた。
ところが、17年には、明治政府により、この制度は廃止され、復活には、
第二次大戦終了後の昭和21年まで待たなければならなかった…。
以上だ。

今は、この日本最初の婦人参政権が行使された上町町内の小学校の傍に
「婦人参政権発祥の地」の石碑が、静かに設置されているが
あまり、このことを私たちは知らない。

おそらく、たくさんの喜多さんが地球上にいる。
1人ひとりの選択、行動が、この社会をつくる。
その行動の土台に、自由民権運動を組織した若者たちの活動がある。
現代の私は、昔の日本では想定できなかった女性の政治家の1人である。
そして、毎週1回は街頭に立ってマイクを握る。
弾圧を受けることも、今は、ない。
この恵まれた環境のなかで、私は、十分に多くの人にメッセージを伝えられているのだろうか?
もっと1人1人に力があること、北海道の自立、地域が自立した経済を取り戻すことが地球の未来をつくることにつながり、
そして、それが、私たち日本人の使命であると、力を込めて訴えていきたいと、高知の自由民権運動の歴史に学びながら感じたところだ。

 この記事の投稿者

広田まゆみ

北海道の自立と未来のための志事人、広田まゆみです。
函館生まれ札幌育ち。現在は、白石区在住で、北海道議会議員として活動中。

札幌市立向陵中、札幌西高、北海道大学を卒業後、北海道庁職員として、日高管内浦河町で生活保護のケースワーカーが最初の仕事です。
その後、労働組合の女性部長なども経験し、自分探しが高じて、11年務めた道庁を退職。
空知管内の雨竜町に移住します。

約8年、農家民泊や、農作業ボランティアのコーディネートなど都市と農村の交流を推進するNPO活動に従事した後、道庁の労働組合時代のご縁で、政治の道を選びました。

だいたい10年ごとに大きな転機があった私ですが
これからの人生の時間は、社会企業家的地方議員を100人つくることをはじめ、こどもたち、若い人たちを応援することに集中したいと思っています。

プライベートでは、気ままなひとり暮らしを満喫中。
大の温泉、銭湯好き。
チャンスがあれば、エネルギー独立型のエコ銭湯を経営してみたい。
完全なワーカホリック、働きすぎ人間ではありますが、最近は、ヨガにはまっています。
地域のヨガサークルで週1回教えられるような70歳になってたら嬉しいですね。

他には、着物、ヨガ、旅、ハガキ絵、「館」めぐり、そして、やっぱり、北海道の未来のために働くことが大好きです。

ドラッカー読書会FT。91期エクスマ塾生。
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