熊本は奥深いです
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folder ひろまる日記
今日はローカルマニフェスト推進議員連盟の
研修会、会議が終了し、
明日、東京の日仏会館で開催される
地産地消の会議に出席するため
熊本にもう一泊しています。
宿泊しているホテルには
ごみの分別や、お風呂のシャンプー類なども
黒川温泉で使用されている
自然に付加をかけないものがおかれていたり
でこポンゼリーを買ったら
付いてきたスプーンがエコ仕様の紙のものだったり
水俣病(水俣市のごみ分別はすごいです)
を乗り越えてきた風土が県全体に意識化に
あるのかなと、ふと思いました。
今日は「赤ちゃんポスト」で反響を呼んだ
熊本の慈恵病院に行って来ました。
ドイツののベビークラッペを視察した
蓮田太二理事長、田尻看護部長さんらが
熊本で起こった悲惨な赤ちゃんの
遺棄・死亡事件をきっかけに
やむにやまれぬ思いで設置した
「新生児相談室」(その一部が赤ちゃんポストなのですが)
です。赤ちゃんポストとしてマスコミにも
取り上げられ、賛否両論でしたが
その後、熊本市では検証委員会が設置され
行政としても、相談体制の強化に
つながっています。
今では、熊本県以外の九州全域や
北海道も含む全国からの緊急相談を
受け続けています。
ドイツでは、ベビークラッペ(赤ちゃんポスト)は
一つの保育所の取り組みから
全国70箇所に広がりました。
日本では、赤ちゃんポストの議論は一時はマスコミを
賑わせるなどしましたが
その後、相談体制は、全国のなかで
どのように整備されてきたのでしょうか。
この日本の現状を
家族愛だとか道徳という切り口から
涙を流して語るのは
私は好きではありません。
しかし、生まれてくる命を
そして、子どもたちの未来をサポートし
応援するのは
私たち大人一人ひとりに与えられている
幸せな責任なのです。
政治家として仕事をしている以上
千の言葉を並べるよりも
一つでも具体的なしくみをつくることだと
思いました。
私自身も、公約に掲げている
障害を持つ子の親のサポート体制の
充実のためにも
今、実施している
毎週金曜日の子育てカウンセリングから
さらに前進していきたいと思いす。
ご紹介いただいた熊本県立大学編著
「こうのとりのゆりかごを見つめて」を読んでから
お伺いした具体的な受け入れ件数なども含めて
改めてご紹介したいと思います。
今日は、熊本に出る前に読んだ
ハンセン病問題について
北海道の支援団体の提言をブログに紹介します。
熊本は水俣やハンセン病
国の不作為による過ちとそこからの再生の
象徴的なところかもしれません。
熊本は奥深いです。もう一度来たいです。
http://www.kumamotokokufu-h.ed.jp/kumamoto/shoukai/rekisi/riddell.html
http://www.nishinippon.co.jp/news/2004/hansen/kiji/kiji48.html
http://www.geocities.jp/fukumo_jun/seminar_6.html
この記事の投稿者
広田まゆみ
函館生まれ札幌育ち。現在は、白石区在住で、北海道議会議員として活動中。
札幌市立向陵中、札幌西高、北海道大学を卒業後、北海道庁職員として、日高管内浦河町で生活保護のケースワーカーが最初の仕事です。
その後、労働組合の女性部長なども経験し、自分探しが高じて、11年務めた道庁を退職。
空知管内の雨竜町に移住します。
約8年、農家民泊や、農作業ボランティアのコーディネートなど都市と農村の交流を推進するNPO活動に従事した後、道庁の労働組合時代のご縁で、政治の道を選びました。
だいたい10年ごとに大きな転機があった私ですが
これからの人生の時間は、社会企業家的地方議員を100人つくることをはじめ、こどもたち、若い人たちを応援することに集中したいと思っています。
プライベートでは、気ままなひとり暮らしを満喫中。
大の温泉、銭湯好き。
チャンスがあれば、エネルギー独立型のエコ銭湯を経営してみたい。
完全なワーカホリック、働きすぎ人間ではありますが、最近は、ヨガにはまっています。
地域のヨガサークルで週1回教えられるような70歳になってたら嬉しいですね。
他には、着物、ヨガ、旅、ハガキ絵、「館」めぐり、そして、やっぱり、北海道の未来のために働くことが大好きです。
ドラッカー読書会FT。91期エクスマ塾生。