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【ひろまる日記 No.190 4月14日 意思決定の3つのステップ】

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今日は、道庁ドラッカー読書会の7回目。
「成果をあげる意思決定とは」を読む
ラスト前の回になります。

本日は、ファシリテーターとしての参加になりますので
ただいま、猛然予習中です。

ほぼ、佐藤等先生著の
実践するドラッカーから転載し、
正しい意思決定のための3つのステップを
まとめました。

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正しい決定は、
1.共通の理解と、
2.対立する意見、
3.競合する選択肢をめぐる検討から生まれる。
(経営者の条件)

正しい決定を行うには、3つのステップが必要です。

1.共通の理解
(1) 一般的な問題と例外的な問題に分類する
①例外的な問題→真に例外的な問題はめったにない。
※個別に対処し、解決する。
②一般的な問題
a)自分にとっては例外的でも世の中では一般的な問題
b)自分にとっても世の中でも一般的な問題
c)新しい種類の一般的な問題
※abは、基本的な問題であり原則と手順で解決
cは一見特殊に見えるので注意が必要である。

(2)正しい問いをもって、問題の根本を明確にする。
問題が一般的なのか例外的なのか明らかになれば、
「何についての問題か」
「何が問題か」
「何が問題解決のカギか」
を、見つけやすくなる。
ただし最大の危険は、問題を誤認することではなく、
不十分なとらえ方しかしないことにある。
(P・F ドラッカー経営論)

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(3)目的を明らかにして意見の土台をつくる。
意思決定においては、決定の目的は何か、
達成すべき目標は何か、
満足させるべき必要条件は何かを
明らかにしなければならない。
(経営者の条件)

※目的は、行動する時の理由
※目標は、どのレベルまで行うかの到達点

2 対立する意見(を誘い出す環境づくり)
(1) 関係者を巻き込む
意思決定の実行を効果的なものにするには、
決定を実行するうえで何らかの行動を起こすべき者、
逆にいえば決定の実行を妨げうる者全員を、
決定前の議論の中に責任をもたせて
参画させておかなければならない。
(マネジメント 中)

(2)複数の選択肢を得る
反証がないかぎり、反対する者も
知的で公正であると仮定する。
明らかに間違った結論に達している物については、
「自分とは異なる現実を見て、
異なる問題に気づいているに違いない」
「もしその意見が知的かつ合理的であるとするならば、
彼はどのような現実を見ているか」
と考えなければならない。
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3 競合する選択肢

(1) 最善の解決策を選ぶ
意思決定は本当に必要かを自問する必要がある。
何も決定しないという代替案が常に存在する。
(中略)
良い外科医が不要な手術を行わないように
不要な決定を行ってはならない。
(経営者の条件)

最善の策に絞り込む際の注意点
○満たすべき必要条件を吟味する
○選択肢はすべて検討し得られるものと付随するリスクを
すべて天秤にかける
○優先順位と劣後順位を考え、何を行うべきか明らかにする。

(実践するドラッカー 行動編)
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(2)定期的にフィードバックを行い成果を確認する。
決定の基礎となった仮定を現実に照らして
継続的に検証していくために、
決定そのものの中にフィードバックを講じて
おかねばならない。
決定を行うのは人である。
人は間違いを犯す。最善を尽くしたとしても
必ずしも最高の決定を行えるわけではない、
最善の決定といえども間違っている可能性はある。
そのうえ、大きな成果をあげた決定もやがては陳腐化する。

〈フィードバックの具体的なポイント〉
・決定したことを書きとめておく
・行動の結果をふりかえる
・事前に期待した成果と、事後の成果を比較する
・そこから行動を修正するための情報を得る
・次の行動に反映させる
・決定と成果の傾向を把握する

以上、長文ですが、
私の予習と頭の整理のための日記におつきあいいただき
ありがとうございました。

ドラッカーは原理原則です。
うまくいっている事例はほとんどドラッカーの原理原則で
説明できることに気づきました。

自らの事務所、後援会、そして
道議会、道庁、そして、政党など
あらゆるところが
北海道がその強みを活かし、自立するために
機能する組織となるよう貢献したいものですが
まずは、1番小さいところから、そして、
自分に責任の及ぶところから、がんばります。

最後まで読んでくださってありがとうございます。

 この記事の投稿者

広田まゆみ

北海道の自立と未来のための志事人、広田まゆみです。
函館生まれ札幌育ち。現在は、白石区在住で、北海道議会議員として活動中。

札幌市立向陵中、札幌西高、北海道大学を卒業後、北海道庁職員として、日高管内浦河町で生活保護のケースワーカーが最初の仕事です。
その後、労働組合の女性部長なども経験し、自分探しが高じて、11年務めた道庁を退職。
空知管内の雨竜町に移住します。

約8年、農家民泊や、農作業ボランティアのコーディネートなど都市と農村の交流を推進するNPO活動に従事した後、道庁の労働組合時代のご縁で、政治の道を選びました。

だいたい10年ごとに大きな転機があった私ですが
これからの人生の時間は、社会企業家的地方議員を100人つくることをはじめ、こどもたち、若い人たちを応援することに集中したいと思っています。

プライベートでは、気ままなひとり暮らしを満喫中。
大の温泉、銭湯好き。
チャンスがあれば、エネルギー独立型のエコ銭湯を経営してみたい。
完全なワーカホリック、働きすぎ人間ではありますが、最近は、ヨガにはまっています。
地域のヨガサークルで週1回教えられるような70歳になってたら嬉しいですね。

他には、着物、ヨガ、旅、ハガキ絵、「館」めぐり、そして、やっぱり、北海道の未来のために働くことが大好きです。

ドラッカー読書会FT。91期エクスマ塾生。
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