【ひろまる日記 8月18日】カラス君の声が聴こえた日
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今日の昼過ぎ
たまたま、知事公館の庭を歩いた。
子どもたちが川遊びをしている。
ビニールボールやおもちゃの入った
カラフルな袋が置いてあった。
その子どもたちの荷物の1つに
1羽のカラスが近づいて
嘴で、一所懸命ひきずりはじめた。
「ダメだよ?」
慌ててカラスを追い払いに
遠くから駆けつけた。
荷物のところに戻ってきたママと
「ご飯じゃないよ?。わかるかな?」
と、苦笑いしながら
カラス君に話しかけた。
でも、ちょっと目をそらすとこりない様子で
また、やって来る。
そのママは
「食べ物は何もないんですけどね?」
と言いながら、泰然として
荷物番についた。
それでもカラス君、あきらめていない。
その2人にちょっと感心しながら、
知事公館を後にして数100歩。
その時に
頭の後ろで声が聴こえた。
「遊びたかったの!」
「え!」
立ち止まって振り返りたくなるほどの驚き。
同時に、ストンと腑に落ちた気がした。
「そうか、遊びたかったんだ!」
一瞬、カラス君と遊びに戻ろうかとさえ
思ったほどだ。
「ごめんね。見当違いのこと言ったよね」
そう思いながら、
ふと、行政や政治は、そして私は
きっと同じような過ちを
繰り返しているのだろうと
反芻するような思いで歩き続けた。
緑豊かな街路樹に
何かわからないけれど
鳥がさえずっている。
突然、すべてのものに
謝りたくなった。
カラスだけではなく
この鳥にも、この樹にも
きっと知らないで私たち人間は
ひどいことをしている。
海にも川にも、地球にも。
にもかかわらず、
あらゆる木や土や水の
私たち人間の想像を超える愛と忍耐。
独りでに心地良い涙が出た。
罪悪感ではなく感謝の涙。
どれだけ、恩返しができるのかわからないが、
そのために
良い仕事がしたい。
まずは、カラス君に
そして、今日出逢ったすべての人に感謝だ。
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この記事の投稿者
広田まゆみ
函館生まれ札幌育ち。現在は、白石区在住で、北海道議会議員として活動中。
札幌市立向陵中、札幌西高、北海道大学を卒業後、北海道庁職員として、日高管内浦河町で生活保護のケースワーカーが最初の仕事です。
その後、労働組合の女性部長なども経験し、自分探しが高じて、11年務めた道庁を退職。
空知管内の雨竜町に移住します。
約8年、農家民泊や、農作業ボランティアのコーディネートなど都市と農村の交流を推進するNPO活動に従事した後、道庁の労働組合時代のご縁で、政治の道を選びました。
だいたい10年ごとに大きな転機があった私ですが
これからの人生の時間は、社会企業家的地方議員を100人つくることをはじめ、こどもたち、若い人たちを応援することに集中したいと思っています。
プライベートでは、気ままなひとり暮らしを満喫中。
大の温泉、銭湯好き。
チャンスがあれば、エネルギー独立型のエコ銭湯を経営してみたい。
完全なワーカホリック、働きすぎ人間ではありますが、最近は、ヨガにはまっています。
地域のヨガサークルで週1回教えられるような70歳になってたら嬉しいですね。
他には、着物、ヨガ、旅、ハガキ絵、「館」めぐり、そして、やっぱり、北海道の未来のために働くことが大好きです。
ドラッカー読書会FT。91期エクスマ塾生。