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【活動報告 3月26日 スウェーデンに到着しました】

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25日の朝
札幌からスウェーデンに向かい、
26日スウェーデン時間の朝10:00に
ストックホルムに到着しました。

これまでの行程を写真で少しご紹介しながら
これからの予定をご紹介しますね。

25日 千歳から中部空港経由で、
フィンランド航空で、ヘルシンキまで移動。

中部空港から9時間ほどでしたが、
もし、フィンランド航空が北海道に直接乗り入れたら
フライト時間も2時間ほど短縮されますし、
ヨーロッパが近くなるのでは?
是非、実現したいですね。
ちなみに、2019年は、
フィンランドと日本の国交100年だとか。
※おそらくフィンランド独立の年と
重なるのではないかと思いますが…

さて、フィンランド時間の25日15:00に
ヘルシンキ空港に到着。
バスでヘルシンキ駅に移動し
タクシーで駅からバイキングラインの港まで移動。
17:30出航の船でストックホルムへ向かいます。
ビッフェスタイルのレストラン、スパや、
カジノもありましたが、帰りに少し報告できたらと
思います。

小島の間を縫うように船は進み、
スウェーデンの特徴的な地形を体感しながら
26日 スウェーデン時間の10:00
ストックホルムに到着しました。

午後 来日経験もある
ベンクトエルメンさん と意見交換しました。


http://www.bengtelmen.com/engelska/abo.html

現在、スウェーデンでは
いわゆるパーソナルアシスタント法の下に
約20000人の障がい当事者が平均4名の
パーソナルアシスタント(以下PA)を雇用して
経営者として自立しています。

従来のホームヘルプサービス事業と
一線を画しており、
社会保険庁では、
1時間280クローネ(日本円で5000円程度) を
支払うべき最高限度と定めています。
(社会保険料的なものも含む)

ベンクトさんが設立したSTILは、
社会保険庁に提出すべき書面や、
採用、研修などのサポートもしており、
個々の障がい当事者が
もっと重要なことに時間を使えるよう
支援しているそうです。

後日改めて日本の制度や現状と
正確に比較する必要があると思いますが、
かなり恵まれいるように見えますね。

そんなスウェーデンにおいても、
例えば、ベンクトさんは現在1日16時間のPAが
認められていますが、
審査の基準が厳しくなり、
当事者が申請した時間どおりではなく、
「もっと早く食事ができるのではないか」など
行政の関与、管理が強くなっているそうです。

STILの運動の基本方針を振り返って、
ベンクトさんは次の5点を挙げていました。

1 正確な言葉を使う
お世話(ケア)ではない。これまでの
ホームヘルプサービスとは異なる。

2 企業家として話をした。
自分たちの問題ではなしにPAは、
地域の問題解決のために必要である。

3 代弁をさせない
自分たちに必要なことは自分たちが
決めて、自分たちの言葉で発信する。

4 いろいろな団体と協働
一般的なこれまでの障害者団体が
応援してくれるまで時間がかかったが、
障がいの種別を超えて連帯した。
多くの団体は抜本的な改革ではなく
これまでの仕組みの改善を要求していた。

5 マスコミを活用

最後に改めてPA法の意義を原点に返って
まとめてくれた3つのキーワードが印象的でした。
◯資源の再分配である。
◯権限の再分配である。
◯権利である。

さて、明日27日以降の予定は下記の通りです。

27日 午前 オーセンゴーデン高齢者ホーム
福祉職場における働き方改革、イノベーション

午後 日瑞国会議員団と意見交換
Lena Asplund SJPA (瑞日国会議員連盟) 会長、
(穏健党、防衛委員会委員 )
Phia Andersson SJPA (瑞日国会議員連盟) 副会長、
(社会民主党、社会保険委員会委員)

鉄道にてリンチェービングに移動

笑顔のコーチング(ワークショップ)に参加

(リンチェービング泊)

28日 午前 モタラ市長
2018年日本スウェーデン国交150年記念事業
などについて懇談予定

午後 グリーンツーリズム、ピルグリムツーリズム、
スポーツツーリズムなどについて現場視察と
ヒヤリング予定

(リンチェービング泊)

29日 リンチェービング大学と北海道の大学との連携協定や
アウトドア環境教育の指導者養成プログラムについて
意見交換

鉄道にてストックホルムへ移動

(ストックホルム泊)

30日 ホワイトカラー失業者の起業支援プログラムなど

ヘルシンキまで船で移動

(船中泊)

31日 ベーシックインカム/
小学校の科目を超える新カリキュラムなどについて
ヒヤリング
(ヘルシンキ泊)

1日 ヘルシンキから帰国
(機中泊)

2日 夕刻千歳着

最後まで読んでくださってありがとうございます。
それではまた、今日27日中か、
明日に報告します。

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 この記事の投稿者

広田まゆみ

北海道の自立と未来のための志事人、広田まゆみです。
函館生まれ札幌育ち。現在は、白石区在住で、北海道議会議員として活動中。

札幌市立向陵中、札幌西高、北海道大学を卒業後、北海道庁職員として、日高管内浦河町で生活保護のケースワーカーが最初の仕事です。
その後、労働組合の女性部長なども経験し、自分探しが高じて、11年務めた道庁を退職。
空知管内の雨竜町に移住します。

約8年、農家民泊や、農作業ボランティアのコーディネートなど都市と農村の交流を推進するNPO活動に従事した後、道庁の労働組合時代のご縁で、政治の道を選びました。

だいたい10年ごとに大きな転機があった私ですが
これからの人生の時間は、社会企業家的地方議員を100人つくることをはじめ、こどもたち、若い人たちを応援することに集中したいと思っています。

プライベートでは、気ままなひとり暮らしを満喫中。
大の温泉、銭湯好き。
チャンスがあれば、エネルギー独立型のエコ銭湯を経営してみたい。
完全なワーカホリック、働きすぎ人間ではありますが、最近は、ヨガにはまっています。
地域のヨガサークルで週1回教えられるような70歳になってたら嬉しいですね。

他には、着物、ヨガ、旅、ハガキ絵、「館」めぐり、そして、やっぱり、北海道の未来のために働くことが大好きです。

ドラッカー読書会FT。91期エクスマ塾生。
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