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【北方領土対策特別委員会 令和元年度 道内調査】8月28日〜30日

北方領土対策特別委員会の道内視察

8月28日から30日まで根室管内を視察しました。

元々、この北方四島返還要求運動は、安藤石典根室町長(当時)が、

GHQに直訴したことからはじまったもの。

 

みなさんからいただいたご意見、ご提案を、

地方・北海道段階でできること、そして、私にできることを

見極めながら、一つづつ解決していきたいです。

 

さて、改めてですが、北方領土とは?

北方領土とは、歯舞群島、色丹島、国後島、択捉島のこと。

そして、北方四島隣接地域とされるのは1市4町。

根室市、羅臼町、標津町、別海町、中標津町になります。

根室市の納沙布岬から歯舞群島までは、わずか3.7km。

面積は、愛知県、福岡県などとほぼ同じ面積があります。

元島民の皆さんは、17,291名から現在は5,879名。

平均年齢は84歳となりました。

晴れた日には、ほんとうに目で見える

手の届きそうな故郷の島に自由に訪問できない

特に、墓参さえままならない元島民のみなさんの思いには

一地方議員ではありますが、政治の現場にいるものとして

ほんとうに申し訳ない思いがいつもいたします。

今回の調査は、北方領土返還要求運動推進や、

隣接地域の振興対策などについて

元島民や、関係者と意見交換し、委員会審議の参考とするため、

定例的に実施されているものです。

元島民のみなさんなどとの意見交換会は3回

元島民(根室市関係者)、1市4町及び関係団体等との意見交換会

(1)元島民(根室市関係者)、1市4町及び関係団体等との意見交換会

ロシアの実効支配が強化され、国境線が確定されない中で、

持続可能なこれからの漁業のために必要な環境調査や、

栽培漁業として高収益が期待されるホタテの地撒きなどにも影響がでているなど

各自治体から具体的な実態が話されました。

根室市議会北方領土対策特別委員会との意見交換会

根室市議会北方領土対策特別委員会の皆さんと意見交換

根室市議会北方領土対策特別委員会の皆さんと意見交換

また、北方四島における共同経済活動が、

中標津空港の利用拡大含めて、

隣接4市町村を飛び越した形にならないよう、

隣接地域の振興の在り方、基金の活用のしかたにも、今一度、

注視が必要であることを確認しました。

元島民(4町関係者)との意見交換会

元島民(4町関係者)との意見交換会

元島民の皆さんが、平均年齢すでに84歳となり、

少なくとも、自由な墓参ができるよう、

1日も早い4島返還が必要であること、

そして、荒れてしまった墓地の整備を求める声も切実でした。

元島民(4町関係者)との意見交換会

私としては、かねてより、自然遺産を有する

この北方四島隣接地域がすでに持っている環境価値、

そして、さらに再生可能エネルギーの活用や、

より高い環境基準を土台にした

持続可能な発展のモデル地区となるような

地域振興策を、さまざまな立場を超えて、

地域のみなさんとともに、実現していけたらと願います。

維持補修などの課題も大きい北方領土啓発施設

北方領土啓発に特化した施設のあり方については

私自身は以前から課題があると考えていました。

北方領土の姿を実際に目で見てもらえるよう

文科省、外務省それぞれの管轄で啓発施設が建設されていますが、

維持補修の費用は、それぞれの自治体の負担になっています。

道立北方四島交流センター(根室市)

4年ほど前に拝見した時よりも、多言語対応などが充実し

人の暮らしや顔が見える展示になっていたように思い

少しホッとしました。

 

 

  

納沙布岬・北方館(根室市)

展示やガイド役のみなさんもとても素晴らしい施設です。

実は、私としては、数年前におじゃました同じ根室市内の歴史と自然の資料館も

とても素晴らしいと思いました。

引き揚げ直後の元島民のみなさんが、根室の大火に遭われて

さらに苦労を重ねられたことなどが、ラクスマンの根室来航に関する資料、

樺太に設置されていた国境標石などの歴史資料の関連のなかで

1つの歴史として表現されているとき、さらに心に大きく感じるものがあるのです。

しかし、どうしても、市内のそうした文化施設には寄らずに、

北方領土返還運動のために特化して建てられた施設が

諸外国のみなさんの目に触れる機会が多いとしたら、

少し残念な気もします。

北方展望塔(別海町)

別海町の施設は、道の駅としても活用していて

べっかいの美味しいソフトクリームや牛乳が飲めるということで

入込数は増加しているそうです。

北方領土館(標津町)

特に老朽化著しいのは、標津町の北方領土館です。

標津町にはサーモン科学館や

日本遺産申請を展望したポー川史跡公園など様々な文化施設があり、

1万年以前からの歴史を踏まえた中で北方四島から引き揚げてきたみなさんが

どんな苦労をしてきたのか、全体の歴史と関連して

表現していくことができたらと思います。

羅臼国後展望塔

晴れていれば国後島が展望できますが、残念ながら悪天候でした。

羅臼町は、知床世界遺産の地域でもあり、

北方四島のための啓発施設でもありますが

国境線の画定を待つまでもなく、国を超えた1日も早い海洋や自然環境の調査が

望まれますので、その象徴としての位置づけもあってよいのではないかと考えます。

 

私は、国境線が確定し、元島民のみなさんの思いがかなうまで

本籍を択捉島に置き、微力ですが

共住も含めた1日も早い解決に向けて努力していきます。

 

長文になりました。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。

 

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この記事の投稿者

広田まゆみ

北海道の自立と未来のための志事人、広田まゆみです。
函館生まれ札幌育ち。現在は、白石区在住で、北海道議会議員として活動中。

札幌市立向陵中、札幌西高、北海道大学を卒業後、北海道庁職員として、日高管内浦河町で生活保護のケースワーカーが最初の仕事です。
その後、労働組合の女性部長なども経験し、自分探しが高じて、11年務めた道庁を退職。
空知管内の雨竜町に移住します。

約8年、農家民泊や、農作業ボランティアのコーディネートなど都市と農村の交流を推進するNPO活動に従事した後、道庁の労働組合時代のご縁で、政治の道を選びました。

だいたい10年ごとに大きな転機があった私ですが
これからの人生の時間は、社会企業家的地方議員を100人つくることをはじめ、こどもたち、若い人たちを応援することに集中したいと思っています。

プライベートでは、気ままなひとり暮らしを満喫中。
大の温泉、銭湯好き。
チャンスがあれば、エネルギー独立型のエコ銭湯を経営してみたい。
完全なワーカホリック、働きすぎ人間ではありますが、最近は、ヨガにはまっています。
地域のヨガサークルで週1回教えられるような70歳になってたら嬉しいですね。

他には、着物、ヨガ、旅、ハガキ絵、「館」めぐり、そして、やっぱり、北海道の未来のために働くことが大好きです。

ドラッカー読書会FT。91期エクスマ塾生。
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