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【活動報告】【道議会報告】1月18日 北海道モデルの「森のようちえん」を考える

2017年1月21日

1月18日、所属する道議会民進党会派主催で
森のようちえんをテーマに
道議会で公開学習会を開催することができました。

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そもそも道議会は、議員のものでも
議会事務局のものでもなく、
道民の皆さんのものです。
その当たり前の状態に一歩でも近づけることが、
私の考える議会改革ですので、
その意味でも、多様なバックグラウンドの皆さんにお集まりいたき、感謝しています。

さて、北海道モデルの「森のようちえん」を考える勉強会ですが、
まず、主催者である民進党会派を代表して、
北口雄幸(北海道議会林活議連事務局長)道議会議員、
来賓として、嶌田康之(社団法人北海道森と緑の会 専務理事)
さんからご挨拶をいただき、

基調講演は、木俣知大さん(国土緑化推進機構 政策企画部)から
森のようちえんをめぐる国内外の先進的な事例について
お話いただきました。
その後、休憩をはさんで、上田 融さん
(いぶり自然学校代表/森のようちえん全国フォーラムin七飯実行委員長)
にファシリテートをお願いし、

協働型で推進する自然学校の活動の現状と課題として、
黒松内町 高木晴光さん(ぶなの森自然学校)から
報告を受けました。
「自然学校」方式の
森のようちえん的な活動は、
受託事業と、自主事業を行いながら運営されています。
全道市町村に1個の自然学校があれば、
北海道の地域の底力がアップしますね。

次に、地域で実践する「森のようちえん」の現状と課題として、
中富良野町・中井裕之さん(森のたね)から報告がありました。
自主保育、共同保育と言われる方式で
森林公園を活用して昨年スタートしたばかりです。
働くスタッフ、お母さんたちも全て移住してきた方達だとか。
今も道外などからのお問い合わせは多いそうです。
富良野というと「観光地」のイメージですが、
この豊かな自然を地元に住む人たちに
もっと体感、活用してほしいというお話が印象的でした。

続いて鷹栖町・松下理香子さん(ぴっぱら)から報告を
いただきました。
ぴっぱらさんは、ご自宅の前庭を活用して
お母さんたちの悩みに寄り添うところからスタートしました。
その後、森のようちえん経験の若者との出会いがあり、
現在、定員が20名。
ある日突然母親になる若いお母さんが
お母さんになった自分を育て直すことを重点において
活動してきたそうです。
2つの幼稚園とも、現在の制度では助成等もなく、
月2~3万円の親の負担が必要だとのことですが、
認可、認可外を越えたルール作りが急がれます。

次に、民間幼稚園のなかで、自然保育を取り入れている
札幌市・トモエ幼稚園の宮武大和さんからお話をうかがいました。
当初、認可外でビニールハウスの園舎は物議を醸しましたが、
その後、学校法人の許可を得て
素晴らしい環境の中で幼児教育を行なっています。
ぴっぱらさんと同じように、親も共に育っていくことを
重要に考えているとのことでした。

次に、恵庭市・安平町で、幼稚園、保育園、学童保育などを担っている
井内聖さん(リズム学園)からも
子どもたちの遊び環境の保障などの必要性や
子どもたちの様子などについてお話をしていただきました。
井内さんの活動のこれからの展開については
5月に恵庭市で開催される「こども環境学会全国大会」でも
メインのテーマと位置づけ、全国に発信していくそうですので、
また、改めてお知らせします。

最後に短時間ですが
全員でホワイトボードを使って
全体のまとめを行いました。

次は、2月3日、21日と
森のようちえんなど、自然を活用した
幼児教育、保育、子育て支援などの勉強会がを重ね
2018年に向けてがんばります。

応援よろしくお願いしますm(__)m

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