活動報告

【9月1日 水産林務常任委員会 質問に立ちました】

2015年9月2日

3期目になると
なかなか質問の機会に恵まれないので
可能なかぎり、
常任委員会の場で
北海道の未来に向けた質問を重ねていきたいと
思います。

当日に質問結果は
答弁も含めて、議事録にアップいたしますが、
質問予定原稿はこちらです。

水産林務常任委員会、終了しました。

質問原稿は、下記のとおりでした。

一 木育について
(一)木育の認知度について
  道として道民の木育についての認知度を平成34年までに80%にするなど精力的な目標設定を掲げたことは承知していますが、ただ木育という言葉を知ってもらうだけでよしとするのか、この認知度アップによって、どのような状態を目指そうとするのか、あわせて認知度アップにどのように取り組む考えか、伺う。

(二)さらなる道民運動の推進の課題について
民間の木育の活動推進を図る上で道庁としてできること、というよりも、民間でも、他の県でもできない道庁でなければできないことは何かを明確にする必要があると考えます。
   道民の森の活用や、道有林の活用を含めさまざまな取り組みがされていると承知をしていますが、私としては、例えば、いわゆる食育に関する議論も食育から食農教育への進化をと、同様の視点で申し上げているのですが、農薬が不安だ、安心安全な食を食べたいなら草とりや農家の現場の苦労を知り学ぶことが重要だと考えるわけです。
   つまり、木育についても木に触れて、木に親しむだけではなく「切って使ってまた植える」という業(なりわい)にもつながり、地球環境にも貢献している森林の役割をより明確に都市住民にも浸透させていただくことが重要と考えます。
   北海道から発信した木育が、全国にその輪が広がり木育ファミリーの活性化など行政に過度に依存しない「木育」の推進などこれまでの現場の取り組みに敬意を表するが、一方で、木育ファミリーや企業の協賛などにより、全道的な道民運動を今後、どのように展開していくのか、その際、一般会計事業となった道有林のあり方や、道民の森のあり方検討なども踏まえて、道がどのような役割を果たすべきと考えられるのか、具体的にどんな取り組みをしようと考えられるのかうかがいます。

(三)道民一人植樹30本の目標設定について
   道民一人30本植樹運動については、ある一定の役割を果たしたのではないかと、私としては考えております。
植樹はある程度、ハードルの低い、シンボル的なものではありますが、天然にしても人工にしても苗木が大きく育つためには、植えた後の育てる作業が人的にも技術的にも苦労や年月が大変かかり、重要であると考えるところです。
私としましては、木育10年を契機に新たな目標設定すべきと考えますが、  道民一人30本植樹運動の目標設定について、道としてどのように考えているのか伺います。

二 カーボンオフセットなどを活用した森林の再生について
   道民が森林に期待する働きのアンケート結果などを見ますと、地球環境への貢献や国土の保全・災害防止などに、道民の期待が高まっています。
   そのような状況の中、「森林整備加速化・林業再生事業」、いわゆる基金事業などの創設もあり、森林環境税が導入できなかったことは、私としては、大変、残念に思っているところであります。
   北海道の森林再生のためには、中央政府に対して基金の継続を強く求めつつ、中央政府による配分に頼るだけでなく、森林吸収源対策を推進するための森林整備の重要性について都市部住民のさらなる理解の醸成を図るとともに、新たな森林再生のための資金を確保することが重要であると考えます。
   現在、吸収源対策としてのカーボンオフセットへのインセンティブが少ない中で実施にあたっては厳しい状況と認識していますが、以下、伺います。

(一)カーボンオフセットの取組状況と課題について
   現在、道有林や市町村において、カーボンオフセットなどを活用した取組が進められていると思いますが、これまでの取組状況と課題をどのように認識されているのか伺います。

(二)今後の森づくりについて
こうした、課題などを踏まえ、今後、カーボンオフセットを活用した森林づくりをどのように進めようとしているのか伺う。

三 地材地消について
   平成22年に施行された「公共建築物等木材利用促進法」に基づき、道では地域材利用推進方針を策定するとともに市町村に対して同様の方針の策定を働きかけ、平成27年3月までに174市町村で方針が策定されたと承知しております。これにより、各市町村での地域材利用の機運は、浸透しつつあり、さらなる公共建築物への地域材の利用促進が期待されます。
(一)木造建築物の整備について
 最初に、道内において、木造公共施設の整備はどのような状況にあるのか、また、そうした状況を受けて、道として、道産木材の活用についてどのように認識しているのか伺います。

(二)道産木材の利用推進について
   私としましては、道が高い目標を掲げながら、今後も道産木材の利用を公共施設だけでなく、住宅や家具など幅広く使っていただくよう進めるべきと考えますが、今後、道として道産木材の利用推進をどのように進めるのか伺います。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0 follow us in feedly

このページの最上部へページの最上部へ