活動報告
【道議会報告 11月24日 第2回ゼニガタアザラシ科学委員会 個体の維持と漁業被害軽減のバランス】
2015年11月24日
10月末にえりも町で
アザラシ被害の実態を調査してきました。
本日は、
えりも地域ゼニガタアザラシ特定希少鳥獣管理計画の審議が
行われるとのことで、
傍聴に参加をいたしました。
日程の周知は直前ですが
科学委員会は一般公開となっています。
オブザーバーとして、
えりもの地元から漁業関係者のみなさんも
参加されております。
計画策定にあたっても地域協議会を開催しており
管理計画案にも、
地元関係者が参画する
ゼニガタアザラシ保護管理協議会の設置が明記されています。
本日は
悪天候のため、
参加委員が少なく
管理委員会そのものについては、
結論が後日に持ち越されました。
地域協議会の座長が、
知床世界自然遺産の科学委員会でも座長を務められている
桜井泰憲北海道大学大学院水産科学研究院特任教授であり、
えりもがこれまで培ってきた「ブランドイメージ」を
損なわないよう
自然保護VS漁業という構図になることなく
えりも方式の適正な管理に向けて
開かれた議論が継続されることを期待します。
いわゆる科学的データとしては
まだまだ不足している点は多いのですが、
私としては、えりもの地元の漁師さんたちの
「異常に増えている」
「他の漁業資源や生態系にも影響が出ている」
肌感の方が気になりました。
地域の皆さんも納得ができる
責任も持てる管理計画、実施計画になるよう
道の役割として、
他の漁業資源の影響評価などについて
働きかけていきたいと思います。