活動報告
【ひろまる日記 8月18日】カラス君の声が聴こえた日
2016年8月18日
今日の昼過ぎ
たまたま、知事公館の庭を歩いた。
子どもたちが川遊びをしている。
ビニールボールやおもちゃの入った
カラフルな袋が置いてあった。
その子どもたちの荷物の1つに
1羽のカラスが近づいて
嘴で、一所懸命ひきずりはじめた。
「ダメだよ?」
慌ててカラスを追い払いに
遠くから駆けつけた。
荷物のところに戻ってきたママと
「ご飯じゃないよ?。わかるかな?」
と、苦笑いしながら
カラス君に話しかけた。
でも、ちょっと目をそらすとこりない様子で
また、やって来る。
そのママは
「食べ物は何もないんですけどね?」
と言いながら、泰然として
荷物番についた。
それでもカラス君、あきらめていない。
その2人にちょっと感心しながら、
知事公館を後にして数100歩。
その時に
頭の後ろで声が聴こえた。
「遊びたかったの!」
「え!」
立ち止まって振り返りたくなるほどの驚き。
同時に、ストンと腑に落ちた気がした。
「そうか、遊びたかったんだ!」
一瞬、カラス君と遊びに戻ろうかとさえ
思ったほどだ。
「ごめんね。見当違いのこと言ったよね」
そう思いながら、
ふと、行政や政治は、そして私は
きっと同じような過ちを
繰り返しているのだろうと
反芻するような思いで歩き続けた。
緑豊かな街路樹に
何かわからないけれど
鳥がさえずっている。
突然、すべてのものに
謝りたくなった。
カラスだけではなく
この鳥にも、この樹にも
きっと知らないで私たち人間は
ひどいことをしている。
海にも川にも、地球にも。
にもかかわらず、
あらゆる木や土や水の
私たち人間の想像を超える愛と忍耐。
独りでに心地良い涙が出た。
罪悪感ではなく感謝の涙。
どれだけ、恩返しができるのかわからないが、
そのために
良い仕事がしたい。
まずは、カラス君に
そして、今日出逢ったすべての人に感謝だ。
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