活動報告
【活動報告 平成28年8月25日】【道議会水産林務委員会道内調査】
2016年8月26日
水産林務林務委員会の道内調査で
宗谷管内猿払村、浜頓別町、枝幸町に
おじゃましています。
私は、先に別用務が入っており
本日だけになりますが、
委員会としては、明日は上川管内を
調査する予定になっています。
朝、札幌を出発し、
昼食は猿払村のホテルさるふつで
ホタテ定食をいただきました。
日本一のホタテとして知られる
猿払村ですので
お土産品も充実していました。
直接の視察テーマではないのですが、
注目したのは
コンテナハウスを使った
移住定住の新しい取り組みです。
いわゆる観光客としてではなく、
水産加工や酪農など
就労体験もしながら滞在していただく
仕組みだそうです。
水産加工施設としては
猿払村の乾燥貝柱が主体のホタテ総合加工場と
玉冷が主体の枝幸町の水産物加工処理施設を
視察しました。
工場内の写真撮影が許されたのは
猿払村の方のみでした。
いずれも、温度管理などで
かなり電力を消費する施設であり、
玉冷の方では年間約5000万円を
電力会社に支払うそうです。
電力自由化になりましたが、
水産加工施設特有の
季節ごとの取扱い量の違いなどに
対応する仕組みがないことが
課題のようです。
猿払村の工場は
近隣も含めた地元の方がほとんどですが、
枝幸町では、
現場職員はほぼ中国からの
外国人研修生とのことでした。
枝幸では140名
管内では1200名の外国人研修生が
酪農などの現場も含めているそうで
水産加工を中心として
人手不足対策が深刻とうかがいました。
次にうかがったのが、
オホーツクバイオエナジー(株)の
枝幸サテライトチップ工場です。
紋別バイオマス発電のために
広域でチップの調達をする仕組みで
少し疑問が残りました。
ただし、地元としては
近隣にあった製紙関連の工場が撤退し、
江別まで輸送コストをかけて
チップを運ばねばならない状況が
わずかでも改善されている面もあるようです。
バイオマスのためのバイオマス、
林業のための林業でもなく
地域にある素材を水産加工、林業の
垣根を越えて循環していく仕組みが
可能なのではないかと
強く感じたところです。
最後まで読んでくださって
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