活動報告
【活動報告】10月1日 北24条商店街/あなたの服を地球の服に
2016年10月1日
本来は、札幌にいなかったはずの日。
父が旅立ったことで喪に服す予定でしたが…
結果として、
なかなか忙しい日でもありました。
まず、朝は
今月末に白石区内の町内会の高齢者の会で
お話させていただく機会ができましたので
その会長さんと事務所にてお打ち合わせ。
続いて、
昨日の出逢いから
急遽、北大の留学生の皆さんといっしょに
北24条商店街のお店めぐりに参加しました。
素敵な商店街です。
やはり、案内してくださる方がいて
お店の方としっかりお話すると
その町の味わいが変わりますね。
本郷でも、私にできることでがんばらねば。
そして、午後からは
今後の活用のあり方も検討されている
ホテルサンプラザで
「日本環境設計」の岩元美智彦さんの
講演を聴かせていただきました。
岩元さんは、機能していない社会システムを
新しい事業を興すことで解決していくという
アショカフェローに認定されました。
バックトゥザフューチャーという映画に描かれた
ゴミで動く未来の車デロリアンを
実際に動かした企業家として、
日本以上に、海外でも注目されているそうです。
パリ協定を受けて
私たちにはいわゆる化石燃料の
3分の2を使わないような社会システムが
求められています。
岩元さんが、消費者の意識調査などから
着目したのが衣服でした。
現在、日本では、衣類のゴミが200万トン。
その9割がただ焼却されています。
日本全体での家電ゴミが65万トンなので
その量の多さがわかります。
日本環境設計の技術の特徴は、
分別をせずに、発酵をさせることで
綿から、ブドウ糖をつくり、バイオエタノールに
変えます。
これまでのバイオエタノールは、
食べ物と競合するなど大きな課題がありました。
現在は、衣料リサイクルをしたい消費者と
企業を結ぶFUKU-FUKUプロジェクト
さらには、
プラスチック製品の回収で再生率95%の
PLA-PLUSプロジェクト、
また、東京オリパラを目途に
使用済携帯電話で
メダルをつくろうというプロジェクトなど
次々と大きなつながりを作りながら
夢のある事業を展開されています。
これまでのリサイクルは、「物」に
着目していたけれど
原子、素材に着目するという視点が印象的でした。
岩元さんは次のような言葉で
講演を締めくくられました。
「これまでの資源大国は化石燃料の埋蔵量のある国。
これからは、ゴミ=地上資源を循環できる技術力が
ある国が資源大国である」
「地下資源争奪戦争を終わらせるのは、
金じゃない
武器じゃない
消費者参加型の地上資源を活用する
わくわくドキドキする循環型社会だ。」
今年の5月に視察させていただいた
ドイツ、オランダでの学びにも通ずる
そして、
昨日の高橋廣行さんからの学びにも通ずる
大きな学びをいただきました。
では、私は何をすべきか、
その問いかけはますます深くなるわけですが、
間違いなく北海道は独自の発展を遂げられる。
独自の発展を遂げることで、
地球環境にも貢献できるはずだという思いを
強くしています。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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