活動報告
【活動報告】11月3日 2018年北海道命名150年に向けて(道南編)
2016年11月4日
文化の日の11月3日。
当事務所のまち文化研究担当の松井さんとともに
私設博物館等の調査に道南へ。
今日の1館目は、「木宝館」。
訪問してわかったのですが、
オーナーの企業が9月に廃業されたご様子で
張り紙がありました。
企業博物館の宿命でありますが、
残念ですね。
次におじゃましたのが
ホッキ資料館。
常駐している方はいないのですが、
ホッキの歌や
手作り感満載の展示が
あたたかく迎えてくれ
いっぱいの「ホッキ愛」が伝わります。
このホッキ資料館は、
海の駅ぷらっとみなと市場の中にあります。
卸売から小売へと転身した
食堂も併設し、本日も
お昼近くには、
とても賑わっていました。
私たちも、食堂にも流れていた
ホッキの歌に包まれながら
ホッキづくしの早めのお昼を
堪能しました。
もう一度行きたくなる場所ですね。
次に、高速をひた走り
八雲の木彫り熊資料館へ。
現在、こちらでは、
日高町在住の故浜田幸孝さんの
木彫り熊コレクションを加えた
特別展を実施中です。
実は、「木彫り熊」は、
スイスなどの農民の作品などともに
尾張徳川家の子孫が八雲の地にもたらした
「農村美術」であったという
エピソードに衝撃に近いような
強い共感を感じました。
実は、私自身、インドネシアの農村で
宿泊した宿を営む人たちは、
画家や舞踏家や木彫家で、溢れるように訪れている
外国人観光客に対して、
素朴だけれど質の高い商品を提供していた。
暮らしの中に文化があり、
身近な芸術とともに経済があり、
そういう地域で私も暮らしたい、
そういう地域を作りたいと思ったことを
鮮烈に思い出したのだ。
さて、八雲では、今でも、木彫り熊講座が
継続されているそうですよ。
町内のいろいろなところに
木彫りの熊が紹介されはじめていますので
是非、皆さんも見に行ってください。
そうそう、木彫り熊資料館の近くに
梅村庭園という素晴らしい庭園が遺されていましたので
あわせてご紹介しますね。
八雲の素晴らしさに感動しつつ、休日だったので、
町歩きのマップに記載されているお店も、
お休みのところもあり、少し残念でした。
観光客の都合に、地域の日常を
全部合わせるわけにもいきませんが、
パンフレットやホームページなどの情報との
整合性は重要かもしれませんね。
この後は、
まるで子どもにとっても、
大人にとってもある種の「遊園地」のような
ラッキーピエロさんと蔦屋書店さんで
楽しい時間を過ごし
2016年の「文化の日」を終えました。
長文を最後まで読んでくださって
ありがとうございます。
改めて
地球に起きている様々な課題が
全て解決しますように。
そのために、私自身が
ささやかでも貢献ができますように。
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