活動報告
【活動報告】11月10日~11日 人を惹きつける磁力としての文化資本③~木造アパートから最小文化複合施設へ(谷中・HAGISO)
2016年11月16日
11月11日ー11というのは私にとって意味のある数字。
さて、そんな日に私がおじゃましたのは
谷中のHAGISO。
元は萩荘という木造住宅をリノベーションし、
2013年にオープンしたスペースです。
1階はお洒落なカフェ。
2階はショップとホテルのレセプションになっています。
私がここ谷中に来た目的はこのHAGISOから
2分ほど離れたところにあるhanareというこれも
古い民家をリノベーションした小さなホテルを体験するため。
実は、昨年、イタリアで
アルベルゴディフーゾという地域分散型のホテルを
体験してきて、とくに、北海道で取り入れたいと思っていたのですが
すでに、谷中で実践がされていたんですね。
ホテルと言っても別棟ですから
チェックインした後
スタッフの方から、まちの情報などについて聞きながらまちなかを通ってお部屋まで
案内されるしくみ。
マップも裏表で
昼夜のバージョンがあり、
ご近所の銭湯のご案内と
入浴券もついており
私としては、感激でした。
※共用ですが、しっかりしたシャワールームは完備。
いわゆる日本のこれまでの観光地のように
宿泊施設が全てを囲い込むのではなく
地域一体がまるごとホテルのような
感覚です。
朝食も
レセプションのある「HAGISO」さんの
カフェでいただきますが
旅する朝食と題して、
今月は福井県のこだわりの
朝ご飯でした。
分量もちょうど良いです。
こちらの「HAGISO」さんの強みは
東京藝術大学の学生さんたちのネットワークもあり
そのデザインや建築設計の専門家が
しっかり関わっていることでしょうか?
また、私は残念ながら
天候や、前後の日程の関係でまち歩きが
できなかったのですが
「谷根千」という地域雑誌など
何気ないまち文化を大切にする気風が
土台にあったのかもしれないと推察しました。
ちょうど、11月22日に
奇しくも私が、今回、空き家の活用や
民泊のルールづくりに着目しなおしたきっかけである
アルベルゴディフーゾ協会のジャンカルロダッラーラ会長が
この谷中にいらっしゃると聞き、
もう一度、こちらに来る予定にしています。
不思議な巡りあわせです。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
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