活動報告
議会改革の行方・・
2011年7月8日
13:00開会予定の本会議が
開かれないままだ。
新聞報道のとおり
議員報酬削減の問題がまとまらず
膠着している。
他会派から政務調査費の削減
という提案が出ているとのことだ。
議会基本条例に基づいて
やっと1円以上の領収書の公開が決まった。
私個人は選挙前から
道民参加で報酬削減の議論をとおし、
議員・議会のあり方を見直し、
政務調査費については、
議員活動の可視化(見える化)の観点から
むしろ増額すべきだと主張してきた。
1円以上の公開となった
すぐその翌年から
「財政再建」に寄与するために
政務調査費を削ると言うのは
私には発想がわからないし、
本末転倒だと思う。
議会・議員の存在意義の否定だ。
いわゆる口利きや働きかけを
地元の後援者のために一生懸命行うだけが
議員の仕事とするならば
政務調査費はいらないかもしれない。
しかし、道庁だけの情報に頼らず
現場の話を直接聞いたり
他府県などの先進事例の調査したり
勉強会を主催、または、参加したり・・・。
私としては、今の政務調査費では
不足しているのが現状だ。
議会基本条例により
公開が定められているので
政策の発生源なども含め
道民のみなさんに対する説明責任が果たされ
透明化が期待できるのではないか。
議会とは何なのか。
いかんともしがたい無力感におちいる。
私は、むしろ報酬の削減に関して
冠婚葬祭への対応なども含め
議員のあるべき姿などを
議会とはそもそも何のためにあるかを
道民参加で開かれた場で
議論する重要な機会ととらえていた。
現在の議論展開が
非常に残念だ。
報酬の削減より
使い勝手の悪い政務調査費、
人によっては
使えずに返している
政務調査費の削減の方をよしとする
議員の本音もほの見える。
真剣に議会活動、議員活動の可視化、
北海道の未来を目指した
政務調査に今まで以上にとりくまないと
道議会自体の存在意義がなくなる。
その危機感はなかなか共有できない。
いずれにしても
意にそまない結果になっても
自らの力不足を恥じ
道議会議員として
その結果を引き受けていかなければいけない。
今回は、
財政再建のための報酬カットであり
民主党北海道がマニフェストで掲げた
一連の議会改革案とは全く別立ての話である。
これからが
議会改革のスタートラインだと信じ
愚直にがんばるしかない。