活動報告

平成25年第1回定例道議会開会しました~知事道政執行方針の概要

2013年2月21日

本日午前中に
第1回定例道議会が開会され
知事、教育長から
道政執行方針、
教育行政執行方針が説明されました。

下記のサイトから
録画中継が見られます。
2月21日の本会議

知事道政執行方針の概要としては
まず、
「潜在力をカタチに変える道政」として
世界に通用する先進モデルとして
食・環境、水・エネルギー資源など
地域のビジネスや雇用に
また世界へ通用する先進モデルとして
開花させる取り組みを全力で進めたい。
また、
「多様なネットワークを力に変える道政」として
国内外の様々な地域・人のネットワークを
これまで以上に重視し飛躍の力としたいと
決意が述べられましたが
議場は少し騒然としました。

実際の知事の道政運営の現状からは
それがあまり実感できないからです。
私も
これまでの知事の答弁からは
北海道の未来のためにチャレンジする
気概をあまり感じたことがないので
非常に違和感を感じたところです。

ただ、政権交代以降、
誰が知事をやっても
道財政はこれまでにも増して
厳しい状況にあることは確かです。
そのなかで
重点政策として大きく3点が
あげられました。
「環境先進地としての北海道」など
私としても質疑・提言を重ねてきた内容もあり
言葉としては
非常に共感を覚えるものですが、
知事がこれまで何度となく繰り返してきた
「北海道価値」が、実際の事業に
どのように反映されてきたかも含め
しっかり検証していきたいと
思います。

重点政策としては下記のとおり。

1 経済「活性化、自立化」の推進
○食産業立国の基盤強化
○地域の強みを活かした観光の創造
○海外成長力の取り込み
○地域経済を支える中小企業支援と
雇用の確保

2 「環境先進地」北海道つくり
○産業とくらしを支える
新エネルギーの開発・導入
○地球環境問題にも貢献する
循環型社会づくり
○経済と調和する自然環境の保全

3 「安全・安心」実感社会の構築
○道民のくらし・安全の確保
○強靭な国づくりと震災復興への貢献
○ともに支えあう社会づくり
○独自文化への発信やスポーツの振興
○活気あふれる地域の実現

この結果、予算案の総額は
一般会計 約2兆6,875億円
特別会計 約   5,869億円
合   計 約3兆2,744億円
となりました。

その内訳として
いわゆる公共事業など投資的経費に
約3,018億円を計上しました。

新規・拡充の主なものとしては
道庁本庁舎の耐震改修に約6億円を
札医大の施設整備に約10億円を計上。

地域医療再生計画推進事業費に
約76億5000万円を計上。
子育て支援対策事業費として
約86億円を計上。

強い農業づくり事業費として
約90億円を計上。

その他、集落対策や
新幹線開業効果のための取り組み、
戦略産業雇用創造プロジェクトや
道産食品の高付加価値のための
道独自の表示制度、
秋サケ資源対策事業費などが
計上されています。

財源に対応する
一般会計の歳入予算は
道    税   4,960億5,300万円
地方交付税   6,830億円
国庫支出金  3,255億6,500万円
道    債   6,061億5,800万円

となりました。

歳出予算の4分の1は
過去の投資的経費の借金返済にあてられ
社会保障などの義務的経費などで
自由に使える財源が少なく
道として十分な政策予算がない現状は
変わりありません。

私としては
新しい政権になって
今後も増加が予想される
いわゆる公共事業の発注に際し
?@少なくとも
最大限環境配慮されたものであるべき
?A地域で資源や資金が循環し、
将来的な価値創造につながる投資であるべき
という、視点をもとに
しっかりチェックをしていきたいと考えます。
そのことが間違いなく
道内の中小企業の育成にもつながると
確信します。
中小企業を弱いものとして
支援するだけでは
ほんとうの支援になっていないと思います。

環境先進地北海道を具現化するのは
道民であり
道内の中小企業のみなさんです。
大きな企業は
社会貢献や環境対策を
地球規模でやれますが
中小企業の多くは
この北海道の現場でチャレンジして
実績、ノウハウを積み重ねるしか
ないのです。

規制なくして、技術革新なし、
技術革新なくして発展なし。

私は
今回、本会議では
出番がありませんが
予算特別委員会で
建設委員会、環境生活委員会
教育委員会所管事項に関して
質疑予定です。

詳細はまた後日報告します。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0 follow us in feedly

このページの最上部へページの最上部へ