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麻農家は日本に何戸あると思いますか?日本の伝統を守り未来につなげるために~三重県視察2日目(10月18日)

日本国内に麻農家は何戸あると思いますか?

三重県で唯一の麻農家である谷川原さんご夫妻の作業場におじゃましました。たいへんな作業です。

私たち日本人の多くが、毎年一度は手を合わせる神社。神社にはしめ縄や鈴緒、お祓いのための「精麻」はかかせませんが、

なんと日本には、麻農家は10戸ほどしかいません。(現在、北海道にもゼロとなっています)

その結果、化学繊維や外国産が当たり前に使用され、結果として、国産の麻製品を作る技術を継承するのは、かなり危機的状況になっています。後継者がいて、さらに、実習生を受け入れて研修できる農家さんは、栃木県の農家大森由久さん一軒だけとなっているそうです。三重県の谷川原さんご夫妻も、大森さんのところで研修をうけられたそうです。

 

 

ここに先立ち、株式会社伊勢麻の松本信吾さんのご案内で圃場も拝見。

 

現行法制度では、麻の圃場が特定されないように人里離れたところや、高い塀などの設置がもとめられてきました。

 

この8年間の毎年の免許申請の大変さなどもお話しをうかがいました。さまざまな壁を乗り越えながら、8年間、取り組み続けたみなさんに心から感謝です。

最後に、一般社団法人麻産業創造開発機構理事長でもある皇學館大学新田均教授に大学施設をご案内いただきました。

今後の産業用ヘンプの振興には、大学との連携は欠かせないものです。三重県では、三重大学が新たな品種改良などのため、試験研究を開始する予定です。北海道においても、大学や公的試験研究機関などとの連携により、麻農家や麻関連事業者の育成、振興に取り組むべきですね。

1月15日の北海道新聞社の記事をご紹介しておきます。

いろいろ宿題もいただきました。私は、北海道の自立と持続可能な発展のため、産業用ヘンプ推進は重要なポイントだと思ってきましたが、改めて、日本の伝統文化の継承にも貢献したいと思いました。最後まで読んでいただいてありがとうございます。

 

 この記事の投稿者

広田まゆみ

北海道の自立と未来のための志事人、広田まゆみです。
函館生まれ札幌育ち。現在は、白石区在住で、北海道議会議員として活動中。

札幌市立向陵中、札幌西高、北海道大学を卒業後、北海道庁職員として、日高管内浦河町で生活保護のケースワーカーが最初の仕事です。
その後、労働組合の女性部長なども経験し、自分探しが高じて、11年務めた道庁を退職。
空知管内の雨竜町に移住します。

約8年、農家民泊や、農作業ボランティアのコーディネートなど都市と農村の交流を推進するNPO活動に従事した後、道庁の労働組合時代のご縁で、政治の道を選びました。

だいたい10年ごとに大きな転機があった私ですが
これからの人生の時間は、社会企業家的地方議員を100人つくることをはじめ、こどもたち、若い人たちを応援することに集中したいと思っています。

プライベートでは、気ままなひとり暮らしを満喫中。
大の温泉、銭湯好き。
チャンスがあれば、エネルギー独立型のエコ銭湯を経営してみたい。
完全なワーカホリック、働きすぎ人間ではありますが、最近は、ヨガにはまっています。
地域のヨガサークルで週1回教えられるような70歳になってたら嬉しいですね。

他には、着物、ヨガ、旅、ハガキ絵、「館」めぐり、そして、やっぱり、北海道の未来のために働くことが大好きです。

ドラッカー読書会FT。91期エクスマ塾生。
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