【緊急提言!美々川の未来を守るために、いま私たちができること。―4月10日締切のパブリックコメントに声を届けましょう―】
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【緊急提言!美々川の未来を守るために、いま私たちができること。―4月10日締切のパブリックコメントに声を届けましょう―】https://www.pref.hokkaido.lg.jp/kn/tki/publiccomment.html
こんにちは。マイペース北海道議会議員の広田まゆみです。3月31日の午前中は、緊急開催された美々川流域の開発行為に関する勉強会に参加しました。まだ、消化しきれていないところもあって、もっと深くお伝えすべきところもありますが、急を要するのでご容赦ください。道庁関係者のみなさんも広域自治体の道が果たすべき役割について、再考をお願いしたく思います。

< 美々川・ウトナイ湖を襲う開発の波>

苫小牧市の美々川流域において、市街化調整区域の規制を一部緩和し、物流施設などを建設可能にする動きが進んでいます。
美々川は、ラムサール条約登録湿地であるウトナイ湖の「生命線」です。ここには準絶滅危惧種のタンチョウや多くの渡り鳥が生息しています。

特に、ウトナイ湖は冬期間、全面凍結するために、美々川流域の河畔は重要な役割があるそうです。物流倉庫の建設のために河畔林が伐採されれば、騒音や光を遮る緩衝地帯(バッファー)が失われ、野鳥たちの生息環境は破壊されてしまいます。
詳しくは、日本野鳥の会のこちらのサイトをご参照ください。
さらに、排水や土砂流入によるウトナイ湖の水質汚濁や水温変化も強く懸念されています。この地域にしかいない水草などもあるとのこと。美々川の透明度や低水温が非常に重要だそうです。

<「縦割り」の土地利用制度という壁>
私は、総合政策常任委員会や、第1回定例道議会予算特別委員会においても、道内の土地利用管理の在り方を問い続けてきました。
現在、北海道の土地利用は、都市計画法、森林法、自然公園法などが個別に運用されており、広域的・統合的に把握する仕組みが極めて不十分です。
驚くべきことに、都市計画区域は道内面積のわずか約8%にとどまり、また、自然公園などの保護区以外の周辺地域を含め、土地利用の枠組みは必ずしも明確ではありません。また、保護区域であっても、今後、気候変動の影響をはじめ、ほんとうに保全すべき地域とのギャップもあることを可視化することが緊急に求められています。
知事は「地域との共生」を掲げていますが、現状の制度では開発行為を、広域自治体の道が、主体的に調整することに限界があります。今こそ、AIなどのDXや、科学的知見(GIS等)に基づき、どこを守りどこを利用するかを示す「土地利用ビジョン」の策定が不可欠ではないでしょうか?
現在、美々川流域の開発検討は、市街化調整区域に該当するため、都市計画法の手続きにのっとって、粛々と進められていますが、現実問題として、生物多様性保全を担当する環境生活部には、事前の協議や相談はなかったようです。
改めて、北海道としての水資源の流域管理や、地域の開発行為における審査についても、担当部まかせにするのではなく、総合計画や他部の計画や施策との整合性をしっかり調整するしくみが必要だと痛感しています。
美々川流域の開発検討のあり方を、これからの北海道の未来に繋げていく機会とすべきです。

<4月10日締切、パブリックコメントで声を!>
現在、道では「都市計画区域の整備、開発及び保全の方針」の中間見直しを行っており、4月10日までパブリックコメントを募集しています。 一度壊してしまった自然は二度と元には戻りません。
道庁に対し、いったん立ち止まって考えることを含め、地域と自然との共生の視点に立った実効性のある取り組みを求めていきたいので、是非、北海道にお住いのみなさんの声をお寄せください。

私は、パブリックコメントには、参加をしませんが、今後、議会質問なとにおいて、知事及び北海道庁に対し、単なるスローガンとしての「共生」ではなく、以下の実効ある取り組みを強く求めたいと思います。
ネイチャーポジティブ(自然再興)の実現: 生物多様性の損失を止め、回復させる具体的な施策の導入
流域単位での水資源保全: 行政区域を越えた、水系全体での土地利用調整
情報の可視化と透明性: 土地利用のデータをオープンデータ化し、道民も参画できる体制の整備
_______
皆様のひとつの声が、行政を動かす大きな力になります。良質な投資先として、世界的な企業に選ばれる北海道であるためにも、ただ投資を呼び込むための補助金や規制緩和だけではなく、自然環境保全のための北海道ルールは必要です。
美々川、そして北海道の未来のために、ぜひパブリックコメントにご参加ください。
【パブリックコメント詳細はこちら】
この記事の投稿者
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広田まゆみ
北海道の自立と未来のための志事人、広田まゆみです。
函館生まれ札幌育ち。現在は、白石区在住で、北海道議会議員として活動中。
札幌市立向陵中、札幌西高、北海道大学を卒業後、北海道庁職員として、日高管内浦河町で生活保護のケースワーカーが最初の仕事です。
その後、労働組合の女性部長なども経験し、自分探しが高じて、11年務めた道庁を退職。
空知管内の雨竜町に移住します。
約8年、農家民泊や、農作業ボランティアのコーディネートなど都市と農村の交流を推進するNPO活動に従事した後、道庁の労働組合時代のご縁で、政治の道を選びました。
だいたい10年ごとに大きな転機があった私ですが
これからの人生の時間は、社会企業家的地方議員を100人つくることをはじめ、こどもたち、若い人たちを応援することに集中したいと思っています。
プライベートでは、気ままなひとり暮らしを満喫中。
大の温泉、銭湯好き。
チャンスがあれば、エネルギー独立型のエコ銭湯を経営してみたい。
完全なワーカホリック、働きすぎ人間ではありますが、最近は、ヨガにはまっています。
地域のヨガサークルで週1回教えられるような70歳になってたら嬉しいですね。
他には、着物、ヨガ、旅、ハガキ絵、「館」めぐり、そして、やっぱり、北海道の未来のために働くことが大好きです。
ドラッカー読書会FT。91期エクスマ塾生。
函館生まれ札幌育ち。現在は、白石区在住で、北海道議会議員として活動中。
札幌市立向陵中、札幌西高、北海道大学を卒業後、北海道庁職員として、日高管内浦河町で生活保護のケースワーカーが最初の仕事です。
その後、労働組合の女性部長なども経験し、自分探しが高じて、11年務めた道庁を退職。
空知管内の雨竜町に移住します。
約8年、農家民泊や、農作業ボランティアのコーディネートなど都市と農村の交流を推進するNPO活動に従事した後、道庁の労働組合時代のご縁で、政治の道を選びました。
だいたい10年ごとに大きな転機があった私ですが
これからの人生の時間は、社会企業家的地方議員を100人つくることをはじめ、こどもたち、若い人たちを応援することに集中したいと思っています。
プライベートでは、気ままなひとり暮らしを満喫中。
大の温泉、銭湯好き。
チャンスがあれば、エネルギー独立型のエコ銭湯を経営してみたい。
完全なワーカホリック、働きすぎ人間ではありますが、最近は、ヨガにはまっています。
地域のヨガサークルで週1回教えられるような70歳になってたら嬉しいですね。
他には、着物、ヨガ、旅、ハガキ絵、「館」めぐり、そして、やっぱり、北海道の未来のために働くことが大好きです。
ドラッカー読書会FT。91期エクスマ塾生。


