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【活動報告 5月7日 野外彫刻は誰のものか?】

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5月7日は、13回目を迎える地元本郷商店街の桜祭りだ。
午前中のみ、餅つきなどのお手伝いの真似事をさせていただき、
商店街を後にした。
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そして向かった先は、
札幌彫刻美術館友の会の総会である。
草の根の市民のみなさんが、野外彫刻の調査、研究、清掃、補修、保存などに
取り組んでいる団体だ。
実は道内には2000点を超える野外彫刻があり、
素材もさまざまなので、芸術作品にふさわしい清掃、保全のあり方は
なかなか難しいが、約20年にわたり、実績を重ねてきたそうだ。
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この野外彫刻の保全が難しいのは、
その彫刻が立っている土地の所有者や設置者がさまざまであり
維持管理の責任が誰にあるのか不透明な場合が多いことだ。
野外彫刻は、その作者や地域での認知度も含め
その価値は、千差万別であるかもしれない。
わが白石区にも、事務所のある本郷通の
長濱萬像翁の胸像含めて、5体の野外彫刻があるそうだ。

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その多くが、文化資源でもあり、歴史的資料の側面もある。
現在は、札幌彫刻美術館友の会のみなさんの努力に依存しているなかで、
その貴重なデータベースや、
野外彫刻保全のノウハウをどのように
次世代に伝えていくべきかを、市民と行政がともに考えあうことが
重要であると考えている。
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また、民間の皆さんが、保全活動に取り組みやすいような
なんらかのルールやしくみも必要かとも思う。
海外の野外彫刻の維持補修のしくみに関しては、
まだ、調査不足だが、
日本だけに特徴的な事象だとしたら、
維持補修までの資金やしくみについて考えないまま
野外彫刻が乱立していたとしたら、
それは、その土地に対しても
作者に対しても非礼なことだろう。

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総会の最後には、彫刻家 國松明日香さんの
「自作を語るー風景の彫刻から観念の造景へ」と題した講演や
本郷新記念 札幌彫刻美術館寺嶋館長からのスピーチもあり、
昨今、美術館、博物館、図書館などに
経費削減を主の目的として、指定管理制度などの導入の動きが進むなかで、
改めて「市民力」と、行政側の感性もまた問われていることを
重く受け止めながら、参加させていただいた。

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最後に、彫刻美術館友の会のモットーを
転載して今日の活動報告を締めくくります。
◯街なかの美を守ろう
◯市民文化は市民の手で
○できる人が、できる時に、できることを、できるだけ

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 この記事の投稿者

広田まゆみ

北海道の自立と未来のための志事人、広田まゆみです。
函館生まれ札幌育ち。現在は、白石区在住で、北海道議会議員として活動中。

札幌市立向陵中、札幌西高、北海道大学を卒業後、北海道庁職員として、日高管内浦河町で生活保護のケースワーカーが最初の仕事です。
その後、労働組合の女性部長なども経験し、自分探しが高じて、11年務めた道庁を退職。
空知管内の雨竜町に移住します。

約8年、農家民泊や、農作業ボランティアのコーディネートなど都市と農村の交流を推進するNPO活動に従事した後、道庁の労働組合時代のご縁で、政治の道を選びました。

だいたい10年ごとに大きな転機があった私ですが
これからの人生の時間は、社会企業家的地方議員を100人つくることをはじめ、こどもたち、若い人たちを応援することに集中したいと思っています。

プライベートでは、気ままなひとり暮らしを満喫中。
大の温泉、銭湯好き。
チャンスがあれば、エネルギー独立型のエコ銭湯を経営してみたい。
完全なワーカホリック、働きすぎ人間ではありますが、最近は、ヨガにはまっています。
地域のヨガサークルで週1回教えられるような70歳になってたら嬉しいですね。

他には、着物、ヨガ、旅、ハガキ絵、「館」めぐり、そして、やっぱり、北海道の未来のために働くことが大好きです。

ドラッカー読書会FT。91期エクスマ塾生。
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