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ゲストハウス×自治×地域経営~社会企業家的地方議員とは何か、何であるべきか

ゲストハウス×自治×地域経営

社会企業家的地方議員のモデルとは

「ゲストハウス」の多機能性に魅了されています。

それは、すべてのゲストハウスが完全無欠なものというわけではなく、

地域課題に向き合ってそれを地域の魅力に変えている

ゲストハウスオーナーの方たちに出逢ったおかげさま。

倉敷の中村功芳さんとの出逢いも大きかった。ゲストハウス開業塾には私も何度か参加しています。

 

私は、社会企業家的地方議員として

ゲストハウスや民泊を運営している皆さんにも、

地方議会に参画してほしいと、注目しているんです。

 

社会企業家的地方議員のモデル 増田望三郎 さん

ゲストハウス地球宿 × 安曇野市議会議員
増田望三郎さん

特に、今回、長野県からお招きした

増田望三郎さんは、社会企業家的地方議員の

モデルのような方なんです。

増田望三郎さんは、

ゲストハウス地球宿のオーナーであり、

安曇野市議会議員でもあります。

増田さんの講演を聞き、

その後、実際に地球宿にもおじゃまして

確信しました。

2018年2月 地球宿で開催されたドリカム合宿に参加しました

地球宿は、移住者と地元の農業者の方の交流の場所でもあり、

ファミリーサポートセンターでもあり、

合宿形式の学びと交流の場でもあります。

事務所前にて記念撮影

現在、ご自身は、まちづくりを現場で担える

株式会社の立ち上げも検討されているそう。

地元で政治塾もスタートし、

次の若手地方議員の育成にも力を入れています。

今後の展開に注目です。

社会企業家としてのモデル 柴田涼平さん

ゲストハウスWAYA × 北海道移住ドラフト会議 etc

2人目のゲストは、若き企業家、柴田涼平さん。

現時点では、政治よりもスピード感、達成感を優先し

社会企業的な活動に集中したいという柴田さん。

素敵なお仲間といっしょに

北海道移住ドラフト会議など

北海道の未来を創る事業を生み出し続けています。

圧巻です。

最初に柴田さんの活動に注目したのは、

若者の起業による空き家活用の文脈から。

その辺のストーリーは、是非、この本を

読んでほしいな。

現在は、WAYAをはじめ、札幌、小樽で

6つのゲストハウスを運営。

昼間のゲストハウスの時間が、

インターナショナルな学童保育になったり、

北海道全域が経験した大規模停電のおりには、

行き場も情報も失った

外国人観光客のみなさんのよりどころとなったのは、

柴田さんたちゲストハウスのネットワークでした。

 

この日は、私も、WAYAさんにステイ。

何か実現したいプロジェクトがあるチームのみなさんには、

合宿形式でミーティングするにもぴったりな場だとも思いました。

 

柴田さんのような企業家精神を持ち、

かつ実践している方が、

社会企業家的地方議員として、

北海道に100人誕生したら…というのが

私の望む未来です。

 

「編集者」として地域をデザイン 堀直人さん

3人目のゲストは、

前江別市議会議員堀直人さん。

江別市長選に挑戦し惜敗。

「小さく世界を変えろ」

彼の生み出す言葉やデザインの力に注目しています。

 

現在は、北海道NPOサポートセンターで

人材育成の企画も担当しながら

地元商店街の活性化に取り組んでいます。

そんな堀さんが、可能性ある装置として選択したのが

ゲストハウス「ゲニウス・ロキが旅をした」。

堀さん自身の、そして大麻銀座商店街の今後の展開が

ますます楽しみですね。

社会企業家的地方議員とは何か、何であるべきか

行政がやるべきこととは?

さて、このトークライブで話題になったのは、

行政がやるべきことと、

民間がやるべきことの住み分け。

持続可能な地域経営のために

民間でやるべきことと

公的機関がやるべきこと

その区分をもっとしていかねば機能的ではないよね、

という実践者からの声。

例えば、移住希望の方のシェアハウスなどは、

ノウハウがある民間の事業者が運営した方が、
時代の変化や、個々の状況に迅速に対応できる。

 

だとすると

この変化の激しい時代に、

行政がやるべきこと、
政治がやるべきこととは、何なのか。

そこが意外に明確にならないまま、

地域経営がなされているのではないだろうか。

社会企業家的地方議員とは、

行政がやるべきこと、民間でやるべきことの見極めができ、かつ、

両方の強みを繋げられる人であるべきかもしれません。

 

問の持つ力~「われわれは何か、何であるべきか」

「社会企業家的地方議員とは何か、何であるべきか」というのは、

ドラッカーのマネジメントでされる需要な質問

「われわれは何か、何であるべきか」をまねして設定しました。

すると、予期しなかったことでしたが、

「病院とは?」「学校とは?」

「自らの会社とは?」など、

参加者のみなさんそれぞれが、

自分自身や所属する組織について考える場となったんです。

何かのスイッチが、能動的に入るためには、

本質的な「問い」の重要性を確認した

トークライブでもありました。

まとめ~ゲストハウス、民泊のこれからに期待しています

繰り返しになりますが、

私が注目しているのは、

地域とともに生き、

「われわれは何か、何であるべきか」について

問い続けているゲストハウスが持つ

地域課題の解決につながっている多機能性です。

 

さらに、観光立国をめざす北海道に重要なのが、

新しい「旅」「観光」のかたちです。

 

なかなか人の意識の変化や、グローバルな動きに追いつけない

現在の法制度などをどんどん乗り越えて

地域の現場で実践をはじめているのが

ゲストハウスや民泊に挑戦している人たちだと思うんです。

この周辺から、社会企業家的地方議員として

地方自治、地域経営に挑戦してくれる人が

1人でも2人でも増えるよう応援し、注目していきます。

是非、よかったら、皆さんも

気になったゲストハウスをどんどん活用してみてくださいね。

そして、あなたも、ゲストハウスや、民泊をはじめてみませんか?

実は私も、地域課題の解決の可能性だけではなく、

人生100年時代の「複業」の1つの選択肢として

注目しているんです。

また、ゲストハウス開業塾など

皆さんに情報発信していくので、

是非、私のSNSもチェックしてくださいね。

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最後まで読んでくださってありがとうございました。

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 この記事の投稿者

広田まゆみ

北海道の自立と未来のための志事人、広田まゆみです。
函館生まれ札幌育ち。現在は、白石区在住で、北海道議会議員として活動中。

札幌市立向陵中、札幌西高、北海道大学を卒業後、北海道庁職員として、日高管内浦河町で生活保護のケースワーカーが最初の仕事です。
その後、労働組合の女性部長なども経験し、自分探しが高じて、11年務めた道庁を退職。
空知管内の雨竜町に移住します。

約8年、農家民泊や、農作業ボランティアのコーディネートなど都市と農村の交流を推進するNPO活動に従事した後、道庁の労働組合時代のご縁で、政治の道を選びました。

だいたい10年ごとに大きな転機があった私ですが
これからの人生の時間は、社会企業家的地方議員を100人つくることをはじめ、こどもたち、若い人たちを応援することに集中したいと思っています。

プライベートでは、気ままなひとり暮らしを満喫中。
大の温泉、銭湯好き。
チャンスがあれば、エネルギー独立型のエコ銭湯を経営してみたい。
完全なワーカホリック、働きすぎ人間ではありますが、最近は、ヨガにはまっています。
地域のヨガサークルで週1回教えられるような70歳になってたら嬉しいですね。

他には、着物、ヨガ、旅、ハガキ絵、「館」めぐり、そして、やっぱり、北海道の未来のために働くことが大好きです。

ドラッカー読書会FT。91期エクスマ塾生。
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