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【傍聴規則が改悪されるかも 〜 北海道議会の常識は、改革議会の動きと逆行】

みなさん、こんにちは。

お風呂大好き!銭湯で地球を元氣にしたい

北海道議会議員の広田まゆみです。

最近は言われなくなりましたが、

別名は、道議会の宇宙人ともよばれておりました。

さて、そんな私から、道議会の傍聴規則改正に関する

とても残念なご報告。

道議会の傍聴規則が改悪されそうなんです。

傍聴規則云々の前に、

みなさんは、議会に傍聴に来たこと、

あるいは、行ってみたいと思ったことはありますか?

残念ながら、あまり身近ではありませんよね。

 

従前から、北海道議会を傍聴に来ていただくときは、

住所、氏名を、玄関で記入いただくことになっていました。

今回、それに加えて、「身分証明書の提示を求める」という

傍聴規則が提案されてきたんです。

 

一般的には、最近、セキュリティチェックが厳しくなり、

身分証明書の提示が「なぜ問題なの?」と

感じる方がいるかもしれません。

しかし、議会に関して言えば、議会は、

議員のためにあるのではありません。

道民のみなさんのものです。

 

ですから、基本的には公開が原則。

なので、傍聴規則の改正が必要であるならば、

傍聴に来たいと思っていただけるような議会になるために、

議会はどうあるべきかという視点で

傍聴規則の改正が検討されるべきなんです。

 

実際に、いくつかの議会では、その観点から

傍聴規則の改正が行われてきました。

私としては、改正に反対し、撤回を求めました。

 

しかし、力及ばず、結果として、下記の写真のとおり

「ただし、本人であることが確認できる書類を求める場合がある」と

付け加えられてしまうことになりそうです。

 

傍聴規則を変えるという議論のスタートは、

今まで、明確になっていなかった委員会の傍聴の位置づけを

条例に明記するという議論の過程のなかで、

一部の議員の側から要望があったからと聞いていますが、

とても、残念です。

 

議会改革の視点から見る傍聴規則って?

さて、では、本来は、傍聴規則の改定は

どうあるべきなのでしょうか?

 

私が、参考としたのは、この2つの議会の事例です。

三重県議会の議論経過(平成15年!)

芽室議会の議論経過(平成30年)

 

もちろん、傍聴規則の改正は

議会改革のなかの一部分にしか過ぎないわけですが、

以下、ご紹介します。

 

そもそも、ですが、

平成18年6月に地方自治法第130条第3項は、

「傍聴人の取締りに関し」から

「会議の傍聴に関し」に改められました。

 

その際に議会改革の先進議会では、

概ね、以下のような改定を行っています。

傍聴人の住所、氏名による特定をなくしました。

 ※個人情報保護の観点や、住所氏名を義務づける理由も
  乏しいというのがその理由です。
 ※芽室町の調査によりますと、平成30年時点で、
  93自治体あります。
  都府県では、岩手県、長野県、三重県、滋賀県、和歌山県
 ※北海道と同様に身分証明書の提示を求めることができるとした
  茨城県はでは、居眠りした議員の写真をブログに公開した
  傍聴者がいたため、規則が厳しくなったそうです。

傍聴席の写真、ビデオ撮影、録音等を解禁しました。

 ※北海道は、原則禁止で、議長による許可制となっています。
 ※多くの議会で今、質疑応答はネットなどで公開されており、
  撮影、録音を禁止する理由が乏しいこと。
  また、議長による許可の判断基準も明確でないことが
  改正の理由です。

乳幼児同伴者、児童の傍聴が解禁されました。

 ※北海道は議長による許可制で原則禁止となっています。
 ※改正理由は、本来なら、こどもや乳幼児を連れた傍聴者が
  安心して傍聴できるよう防音スペースの確保など
  環境整備に努めるべきである。
  万が一、騒がしい場合は退席をお願いすればよいと
  いうのがその理由です。

傍聴人が守るべき事項の表現を簡易な表現に変更

 ※北海道議会はじめ多くの議会の場合は、
  服装について、前時代的な表現であったり
  は曖昧な表現がみられます。

 ※芽室町の事例では、
  (1)議会の秩序を乱し、又は会議の妨害となるような行為をしないこと
  (2)飲食又は喫煙をしないこと
 ※池田町など最も先進的な事例では、
  傍聴人が守るべき事項ではなく、
  「傍聴人の責務」として、
  「傍聴人は、議事進行の妨害及び他の傍聴人の迷惑になるような
   行為をしてはならない」
  という規則に根本的に変わっています。

最後まで読んでくださってありがとうございます。

 

傍聴規則の小さな改正ですが、

まさにこの細部に魂が宿るポイントを、

わざわざ改悪しようとしている道議会において

せめて、この三重県や、芽室町の議会改革の視点がわかるよう

先にリンクで紹介した情報を各議員に配布するよう要請しましたが、

残念ながら、それも実現していません。

 

そのため、恥ずかしながら、

1人でも多くの道議会議員、地方議員のみなさんに届くよう

この記事を掲載させていただきました。

道議会は、5月に新しい庁舎に移転しますが…

本来であれば、

新庁舎移転は、新しい議会として生まれ変わる

契機として考えたいところですが、

残念ながら、そうはなっていません。

負け犬の遠吠えのようでお恥ずかしいですが、

自分の果たすべき役割として、

道民のみなさんにも関係の深い傍聴規則の改定の動きについて

情報共有させていただきました。

少なくとも、道民のみなさんのための道議会であるよう

傍聴規則はできれば適宜改正していきたいと思いますが、

残念ながら、市町村議会のみなさんの方が

改革は早いかもしれません…。

 

みなさんもご自分のまちの議会の傍聴規則を

是非、チェックしてみてください。

そして、あなたのまちの議会に関心を持ち、

必要でしたら、傍聴規則を変えてくださいね。

小さな実践の積み重ねが北海道の地域の未来を変えていくことを

信じています。

 

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この記事の投稿者

広田まゆみ

北海道の自立と未来のための志事人、広田まゆみです。
函館生まれ札幌育ち。現在は、白石区在住で、北海道議会議員として活動中。

札幌市立向陵中、札幌西高、北海道大学を卒業後、北海道庁職員として、日高管内浦河町で生活保護のケースワーカーが最初の仕事です。
その後、労働組合の女性部長なども経験し、自分探しが高じて、11年務めた道庁を退職。
空知管内の雨竜町に移住します。

約8年、農家民泊や、農作業ボランティアのコーディネートなど都市と農村の交流を推進するNPO活動に従事した後、道庁の労働組合時代のご縁で、政治の道を選びました。

だいたい10年ごとに大きな転機があった私ですが
これからの人生の時間は、社会企業家的地方議員を100人つくることをはじめ、こどもたち、若い人たちを応援することに集中したいと思っています。

プライベートでは、気ままなひとり暮らしを満喫中。
大の温泉、銭湯好き。
チャンスがあれば、エネルギー独立型のエコ銭湯を経営してみたい。
完全なワーカホリック、働きすぎ人間ではありますが、最近は、ヨガにはまっています。
地域のヨガサークルで週1回教えられるような70歳になってたら嬉しいですね。

他には、着物、ヨガ、旅、ハガキ絵、「館」めぐり、そして、やっぱり、北海道の未来のために働くことが大好きです。

ドラッカー読書会FT。91期エクスマ塾生。
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