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【監査委員が道庁幹部OBでいいの?~違法ではありませんが、恥ずかしいこと】

こんにちは。お風呂大好き!

銭湯で地球を元氣にしたい北海道議会議員の

広田まゆみです。

昨日3月25日に令和2年第1回定例道議会という

大きな議会が終わったばかり。

みなさんにとって興味があることではないかもしれませんが

最終日に新しい監査委員が選任されました。

そこに、私はちょっと問題があると、

思っているんです。

監査委員制度って聞いたことがありますか?

監査委員は、地方自治法第195条の規定により、

地方自治体に必ず置かれる機関です。

首長(都道府県知事や市町村長)から独立した立場で

財務や行政の公正な執行などをチェックする

“地方議会とともに”

地方自治にとって重要な役割です。

 

この間、「国がもっている地方に関する決定権や

仕事をするために必要なお金を地方(市町村と県)に移して、

住民に身近な行政サービスを

その地域で決められるようにする」という

地方分権改革が進められてきました。

 

そこで、ますます、地方議会や

地方自治体の監査制度の強化が必要となり、

現在の知事が選任し、議会が承認するという選出の仕方でよいのか、

自治体のOBや議員から選出されることがよいのか

さまざまな検討や改正が続けられてきたところです。

道の監査委員が、道庁職員のOBでいいの?

3月25日の本会議で監査委員が新たに選出

北海道においても、知事が選任する識見委員2名と、

議会が選出する議選委員2名で監査委員が構成されています。

3月25日の本会議で、識見委員が2名新たに選出されました。

私が、問題を感じているのは、このうちのお1人が
現職の総務部長からの横すべりの人事であることです。

 

今の法律では、こうなっています。

 

「人格が高潔で、普通地方公共団体の財務管理、事業の経営管理その他行政運営に関し優れた識見を有する者及び『議員』から選任」

「職員のOBは1人以下でなければならない」

「条例により議選委員を減らし、識見委員を増やすことができる」

法律上は違反ではありませんが、知事の政治姿勢がとわれる選任のあり方

ですから、道庁職員OBが、選任されることは、

法律上は違反ではありません。

しかし、独立した機関である以上、職員のOBは

監査委員にふさわしいでしょうか?

実際に、不正経理問題が発覚してしばらくは

道庁OBは、監査委員には選任されていませんでした。

ところが、高橋前知事になって、

最初はワンクッションおいた道庁職員OBの選任からはじまり、

次に、女性登用の名の下に、

現職の環境生活部長の横滑りからはじまり

さらには、発注部でもある建設部長、今回の総務部長と

道庁幹部OBからの横滑りの選任が常態化しています。

 

私は、道議会が個別の人事案件に

みだりに、口を出すべきではないと思っています。

公正な道政運営を阻害する場合があるからです。

 

監査委員に選任されたみなさんの人格などについて

問題があると言っているのでもありません。

 

しかし、監査委員の選任とは、単なる人事ではないと思うのです。

 

地方自治をどう考えるのか

地方政治への信頼をどう高めていくのかという

知事、あるいは道庁組織としての政治姿勢の1つの現れではないでしょうか?

監査委員が処遇ポストであってはいけないのです。

ですから、議員からも監査委員を選出することになっていますが、

私自身は、議会議員もなるべきではないと思っています。

他府県の状況はどうなっているの?

現在、職員OBを監査委員に専任していない県は、17県にとどまります。

 

職員OBを監査委員に選任しているのは、30県。

※このうち、議会事務局長や監査委員事務局長からの選任が4県。

 議会事務局、監査委員会とも、独立性を担保する人事政策が

 課題となっていますから、ある意味可能性を感じています。

 

そして、北海道のように、現職からの横滑りで

監査委員を選任しているのは、北海道含めて18県。

たしかに、違法ではないが、はたしてどうなのだろうか?

私は恥ずかしいと思います。

繰り返しになりますが、 

道庁は不正経理問題の後、自ら律して、

道庁OBは監査委員につけませんでした。

それが当時の知事及び道庁幹部の矜持であったと思います。

 

それは議選委員についても同じこと。

ちなみに、条例で議選委員を減らし(ゼロにしたところも)、

識見委員を増やしている県は、

長野県、滋賀県、大阪府、鳥取県、福岡県、佐賀県です。

 

今回の議会は、キタデミー賞問題や内部統制などが

議会議論となりました。

地方自治に必ずしもご関心が高いとは言えなかった前知事のもとで

なし崩しに監査委員が単なる処遇ポストになっていったこと。

新しい知事もそれを継承し、それに議会全体として、

反対の意思を表明できなかったことはほんとうに残念です。

 

大阪市の監査委員さんの言動、辞任が話題になっていたようですが、

是非、あなたの市町村や、県の監査委員についても

チェックしてみてください。

最後まで読んでくださってありがとうございます。

 

私は、地方議員の役割の大きな1つが、
地方自治、住民自治の確立にあると思っています。

 

議会のことも、みなさんにお伝えしていきたいと思いますので

これからも是非ブログの方ものぞいてくださいね。

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この記事の投稿者

広田まゆみ

北海道の自立と未来のための志事人、広田まゆみです。
函館生まれ札幌育ち。現在は、白石区在住で、北海道議会議員として活動中。

札幌市立向陵中、札幌西高、北海道大学を卒業後、北海道庁職員として、日高管内浦河町で生活保護のケースワーカーが最初の仕事です。
その後、労働組合の女性部長なども経験し、自分探しが高じて、11年務めた道庁を退職。
空知管内の雨竜町に移住します。

約8年、農家民泊や、農作業ボランティアのコーディネートなど都市と農村の交流を推進するNPO活動に従事した後、道庁の労働組合時代のご縁で、政治の道を選びました。

だいたい10年ごとに大きな転機があった私ですが
これからの人生の時間は、社会企業家的地方議員を100人つくることをはじめ、こどもたち、若い人たちを応援することに集中したいと思っています。

プライベートでは、気ままなひとり暮らしを満喫中。
大の温泉、銭湯好き。
チャンスがあれば、エネルギー独立型のエコ銭湯を経営してみたい。
完全なワーカホリック、働きすぎ人間ではありますが、最近は、ヨガにはまっています。
地域のヨガサークルで週1回教えられるような70歳になってたら嬉しいですね。

他には、着物、ヨガ、旅、ハガキ絵、「館」めぐり、そして、やっぱり、北海道の未来のために働くことが大好きです。

ドラッカー読書会FT。91期エクスマ塾生。
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