応援メッセージ

NPO法人くろす野外計画社 ぶなの森自然学校 代表 高木晴光

2019年3月11日

TVでは、巷のおいしいものやお笑い番組があふれ、ニュースも報道バラエティのような内容となり、キャスターがTVは国民に不安を煽るよりも娯楽であるべきだみたいな発言をする。世界で起こっている目を向けるべきことはさて置き、珍しいこと、美しい場所ばかりの情報に溢れています。
国の政治は明らかに隠蔽や国民を欺くようなことが相次いで、今日に至っては、沖縄の県民投票の結果から「国の民主主義と沖縄の民主主義は違う」と閣僚がコメントを出した!!
しっかりとした制度設計がないままの入国管理法の改変、おきざりにされた福島原発の処理は、事故前は厳重管理されていた放射濃度の規制緩和をして、農業や建築の土や資材にするという・・・。
富める者とそうでない者、強者と弱者の分断が加速度化している。これは政治・経済だけでなく、一般市井の中でも進んでいるのではなかろうか。人と人が形成する人間社会そのものが崩壊の方向へ進んでいると心配するところです。

その中にあって、私たちにできることは何かと考えると、自分の足元の小さなコミュニティの再生しかないと考えています。そんなたいそうな大きさでない、私とあなた、あなたのあなた位の関係性づくりで良いと思うのです。誰かと誰か、誰かと何か、同質よりも異質な者、物や仕組みを出会わせる機会・場づくりが大切なのではないでしょうか。それができる人を見つけ出す。自分がなれるようにする、誰かがなれるようにすることが課題解決には不可欠と考えます。
広田まゆみさんは、一般市民の中に入り、それをまさに実践的に活動し、道政に生かすべく尽力されています。
私の仕事領域である北海道の豊かな自然をベースにした教育、医療介護、観光まちづくりの観点から協働させて頂くことで、応援をしてゆきたいと思います。これからもよろしくお願い致します。

 

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