活動報告
【活動報告】11月4日~5日 森のようちえんを開拓する、森のようちえんで開拓する北海道の未来
2016年11月5日
11月4日の午後から、森のようちえん全国大会に
参加しています。
今回の私の参加のテーマは、
「森のようちえん」の社会化。
ここ数年、「子どもの遊び環境の保障」という切り口で
道庁組織に対しても、質問や提言を重ねてきました。
なかなか行政のなかでの位置づけが定まらずに
苦慮していました。
そのなかで、長野県では、平成23年に新設された
次世代サポート課が中心となり
県として「自然保育」を新たに定義しました。
子どもたちの自己肯定感の向上などを目的に
これまでの認可と認可外、幼児教育か保育かなど
従来の境界線を越えた子どもを中心とした
未来への投資として、「自然保育」推進の取り組みを進めています
環境エネルギー戦略の分野でも感じましたが、
長野県は、行政がもともと不得意ではあるが
しかし、成果をあげなければならない分野に
中央省庁や外部からの人材活用を
的確にされている印象があります。
鳥取県においては、「森のようちえん」に特化した
支援制度がスタートし、
すでに、移住人口の増加などの成果をあげています。
この背景には、百人委員会など
政策提案を町民に開かれたものにし、
積極的な地域経営に挑戦している智頭町の実践が
土台にあります。素晴らしいです。
教育改革や、観光振興など
いろいろな切り口から、
「森のようちえん」に活用できる制度も多く
地方自治体や現場の実践者が柔軟に探せば、
いろんな挑戦ができると強調されていました。
「木育」の発祥の地でもある北海道として、
長野県や鳥取県のモデルを参照に
既存の幼稚園や保育所が
自然保育のノウハウのあるNPOと連携協働する
北海道モデルの「森のようちえん」的な
仕組みを定着させたいですね。
また、今回は、改めての「馬」との
出逢いがありました。
浦河のホースセラピーの団体に出逢ってから
とても、馬が気になっていたのですが、
なんと、基調講演の宮本さんは、
「森のようちえん」をつきつめたら、
なんと、パドミュゼという
牧場経営をはじめてしまったという
いわば、社会起業家、アントレプレナーです。
北海道の教育、観光振興などに
新しい視点、新しい方法、
そして、新しい絆・ネットワークで
ポジティブに挑戦し、
小さくても着実な未来に向けての成果を
あげている人たちがたくさんいることが
地域に出れば出るほど実感します。
宮本さんの牧場では
歩き方などが、
ホースセラピーにもとても向いているため
とくに「どさんこ」に特化した
牧場です。
その昔、馬は
農林業にも、そして交通にも
重要な役割を果たしていました。
来年以降になりますが、
改めて馬文化についても調べたいですね。
未来につながる予感がします。
残念ながら、次の定例議会では
質問の機会に恵まれないのですが、
水産林務常任委員会で
今回の学びを情報共有する意味でも
質問に取り上げたいと思います。
課題は山積。
しかし、身体は1つ。
明日は、今年の重点課題である
文化資本確立のための
私設博物館等の調査に戻ります。
今日1日の学びに感謝し、
明日も北海道の未来のために
がんばります。
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