活動報告
遊びは子どもの仕事~トモエ幼稚園
2014年8月29日
子どもの遊びをどう保障していくのか、遊びといっしょに子どもだけではない、同時に親も育つという場を保障しているのが札幌のトモエ幼稚園だ。今日は、札幌トモエ幼稚園教諭の宮武大和さんにお話を聞いた。
虐待の件数の増加は、子育ての孤立化、個別化により、親の環境が非常に厳しくなったことの表れだ。今の世代は、親になってはじめて赤ちゃんを抱くことがほ とんどだ。母親と孤立した密着した親子関係のなかで、ある意味で、そのなかで抑圧されたりしていたことが、自分が親になった時に一気に噴出する場合も多い そうだ。トモエ幼稚園では、男性の教諭がほとんどで、父親の参加も多いのが特徴だ。父親が参加することで、父親は任せきりだった育児の大変さを理解し、共 通の話題ができ、夫婦関係がよくなるそうだ。
父親や祖父母世代、卒園した子どもたちや親も含めて、幼稚園開放を大切にしており、多様性の理解が生まれたり、親どおしの支え合いが生まれるなどの利点があるそうだ。