活動報告

本日15日午後からの環境生活部への質疑内容です

2013年3月15日

平成25年第1回北海道議会定例会 予算特別委員会
環境生活部

1.赤レンガ庁舎の利活用と改修について

(1)検討状況などについて

赤レンガ庁舎の改修と利活用について、
知事公約に基づき検討がされていると
承知していますが、現在の検討状況、
課題についての考え方、また、
今後のスケジュールなどについて
うかがいます。

(2)赤レンガ庁舎改修の意義について

私としては、文化財の改修・利活用の
あり方の検討については、
札幌市の時計台や豊平館などの
検討のあり方が参考になると考えるが、
道としてはこれまで
どのように取り組んできたのか伺います。
また、赤レンガは、ランドマークとしても
訪れる人の多さからしても、
また、文化財としての発信力からしても、
文化財の保全と利活用のについての
道の姿勢を明らかにする
非常に象徴的な案件であり、
この検討の意義をどのように
認識しているのかうかがいます。

(3)ワーキングチームの設置について

文化財の改修に関しては、
最終的には文化庁との協議を必要とし、
長い時間と労力がかかるものと
承知しています。
私としては、文化審議会の下に、
ワーキングチームを設置し、
建築設計や
文化財保全の専門家などを加えた、
道民参加、
道民との協働の検討の場の設置が
必要と考えますが、
見解をうかがいます。

2.環境配慮の取り組みについて

(1)環境配慮契約について

道では、これまで環境配慮契約法に
基づく契約制度について
庁内関係部局による
検討会を新たに設置し、
制度の導入にあたっての課題や
効果の評価などの検討を進めてきたと
承知しているが、どのような検討状況
なのかうかがいます。
また、各部との協議のなかで、
どのような課題があり、
環境生活部としては、
それをどのように捉えているのか伺います。

(2)グリーン購入制度について

?@取り組み状況について
環境配慮契約法に関しては、
検討段階だが、
平成13年度からグリーン購入法に基づく
特定調達物品の調達には
取り組んできたと承知をしています。
環境境進地と知事が述べられていますが、
道としてのグリーン購入の現状と課題、
今後の取り組みについて伺います。

?A省エネ診断について

道として、グリーン購入とあわせて、
独自に道認定のリサイクル製品などを
別に設けるなどされていますが、
全体として、
法と横並びでとりくみをされている
印象です。
私が、着目したのは
省エネルギー診断ですが、
法では、とくに定めがありませんが、
目標値を定めるべきと考えますが
見解をうかがいます。

?B 省エネ診断について(再)

グリーン購入法の枠内での
ご答弁だったと思いますが、
このグリーン購入法を土台として、
道有施設の省エネルギー診断の
実施件数や、
実施期限の目標値を設定して、
環境生活部として、
より具体的に関係部に
働きかけるべきと考えますが
見解をうかがいます。

(指摘事項)
グリーン購入法の
各部のとりくみの具体的な検証や、
環境配慮契約法の
実効性の検討などを
とおして、どの部分に着目したら、
公共工事や
公共投資のグリーン化が進むのか、
知事がターゲットとされている
家庭民生部門の省エネや
CO2削減が進むのか、
環境生活部自らも発見して、
具体的に目標設置や、
期限設定などを
関係部にはたらきかける
必要があります。

北海道の環境価値を高めると同時に
コスト削減一辺倒の行財政改革に
違う視点を示す効果があります。
誇りと責任を持って
より具体的な働きかけを
行うよう強く求めておきます。

?C市町村の状況について

市町村自治体における
グリーン購入方針の導入状況について
伺います。

(指摘事項)
グリーン購入のマニュアルも
たいへん膨大でわかりづらいです。
グリーン購入に関連するマークなどを
参考に各部局、現場で
購入しているということで、
組織内部に対しての
マニュアルと承知しています。
非常に詳しいのですが
楽しくありません。

これも発想を変えて、
一般企業や消費者にも
わかりやすい
マニュアルとして
作成してはいかがでしょうか?
少なくとも、
道として認定リサイクル製品、
リサイクルブランドの
とりくみをされている
わけですから、
その推進とあわせて、
是非、グリーン購入が
楽しいお買い物になるよう
特定の商品カタログのようにすることには、
困難があるかもしれませんが、
工夫いただくよう
検討を指摘しておきます。

3.知床エコツーリズム戦略の推進と
今後の展開について

知床世界自然遺産値域適正利用
エコツーリズム検討会議において、
ユネスコ世界遺産委員会の勧告に基づき、
知床エコツーリズム戦略が
検討されていると承知しています。
私としては、その中身は、
本道の観光振興全体が抱えている
象徴的な課題を的確に把握した上で、
地域として解決にあたる視点で
策定されており、
たいへん共感するとともに、
実効あるとりくみを
道として積極的に支援すべきと考え、
3点うかがいます。

(1)今後の検討などについて
知床エコツーリズム戦略策定までの
今後の予定と、推進体制、道の関り方
などについてどのようになっているのか
伺います。

(2)知床エコツーリズム戦略の拡大について
道内4ヶ所で自然遺産を希望され
道も支援されるとのことだが、
自然遺産認定に際しての
ユネスコ等の勧告などを待つまでもなく、
この4地域にもこの戦略の考え方を
広げていくことが、
環境先進地の北海道として
重要だと考えますが見解をうかがいます。

(3)国定公園等に関する規制について
本道の自然を保全するためにも、
また、北海道の環境価値を観光をとおしても
道外に発信していくためにも、
北海道の自然にあこがれて
来道した観光客ががっかりしない
ライフスタイルが重要だと考えます。
ましてや、国立公園、国定公園内に
居住地、観光地がある場合には、
高い環境規制とそれを誇りにする
ライフスタイルを訪れた観光客が
実感することが望まれます。
例えば、自然エネルギー由来の
自動車か馬車しか交通を認めないなど、
地域合意を段階的に進めながらも、
高い目標を掲げてとりくむべきと考えますが
見解をうかがいます。
交通政策の転換には、
インフラ整備や規制緩和などが必要です。
自然遺産地域、それに準ずる地域をモデルとして、
先進的な取り組むを行うべきであり
道が率先して
その役割を果たすべきと考えますが、
見解と、今後のとりくみをうかがいます。
また、私自身が気になっているのは、
国立・国定公園内の合成洗剤の使用です。
まず、国立・国定公園内の宿泊施設などに
設置されているシャンプーなどの
合成洗剤の使用禁止などを定めることは、
北海道の水質などの環境価値の発信や、
旅行者の側の意識改革にもつながると
考えます。見解をうかがいます。

※グリーン購入について指摘

4.環境教育などの人材育成について
(1)環境教育の人材育成の必要性などについて
道としてどのように環境教育の人材育成の必要性を認識し、
どのように取り組んできたのか伺います。
また、道としての人材の把握状況やネットワーク化について
道のとりくみをうかがいます。

(2) 課題認識と今後の取り組みについて
今後に向けての課題認識と、
道としてのこれからの取り組みについて
うかがいます。
北海道の生涯教育は非常に総花的で
残念なのですが、
例えば、
青少年自然の家の有効活用なども含め、
生涯学習の最重点として
明確に環境教育を位置づけるべきと考えますが、
見解を伺います。
サービスの受け手ではなく、
担い手としての人材育成、
北海道の環境価値を道内外に
発信できるより質の高い
アウトドアガイドの育成も含め、
道としてより
一体的に戦略的に
取り組みを行うべきと考えますが、
見解をうかがいます。

現状での環境教育に関しての
各部間の連携の状況と
今後のあるべき姿や
取り組みについて見解をうかがいます。

(3)環境省との連携について
国立公園のレンジャーなど
道内地域には、環境庁職員が配置され、
環境保全やエコツーリズムなどの推進にも
役割を果たしていると考えますが、
環境教育やエコツーリズム推進について、
より環境省と道が連携を図るべきと考えますが、
現状と今後の連携のあり方などについて
どのように検討をされているのかうかがいます。
私としては、環境省が、
規制庁として、なかなか実効をあげられないなか、
わが北海道が、
先進的な規制強化のモデル的実践の場として、
環境省の北海道移転も含め、
北海道と環境省のより強い連携のあり方を
検討すべきと考えますが、
見解をうかがいます。

(4)高いレベルの人材育成について

昨今、道内の大学において
観光に関する学部が多く作られている。
知床エコツーリズム戦略としても、
景観重視のマスツーリズム型の観光客から
海外を中心に、自然環境に関しての
意識の高い個人旅行客へのシフトが
求められています。
そうした観光が地域に誇りと付加価値をもたらし、
自然遺産の保全にもつながります。

エコツーリズム戦略の実効ある展開のためにも、
北海道の環境価値を道内外に発信しできる
満足度の高いアウトドアガイドの育成が、
環境保全の面からも重要です。
大学やNPOと連携し、北海道に来れば、
エコツーリズムの世界最高水準の教育を
受けられるような構想をもつべきと考えますが、
見解をうかがいます。

(5)体系的な環境教育の
人材育成を考える場の設置について

知事は、環境先進地を掲げられました。
そのためにも人づくりは基本です。
体系的に環境教育の人づくりについて
検討する場が必要です。
見解をうかがいます。

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