活動報告

平成25年第2回定例道議会一般質問 (知事再答弁)

2013年6月25日

◎(知事高橋はるみ君) (登壇)広田議員の再質問にお答えをいたします。
最初に、エネルギー政策についてでありますが、原子力発電所については、国民の間にはさまざまな御意見がありますが、私といたしましては、何よりも安全性の確保が最優先であると考えます。
北海道が、将来にわたり、豊かな暮らしと活力ある経済を有する地域であり続けるためには、当面のエネルギーの安定供給の確保とともに、中長期的に社会経済の変化に柔軟に対応するエネルギーの多様化が重要と考えます。
次に、地域の取り組みについてでありますが、私といたしましては、身近なエネルギー資源を有効に活用することを通じて、地域が主体となった持続可能な地域づくりを進めていくことが重要と認識いたします。
このため、今年度、全道の14振興局で開催する、新エネルギーの関連技術や事業化ノウハウなどに関する研修会において、資金を地域内で循環させるといっ た、新エネルギー導入を地域振興につなげる取り組みの事例などについて普及するほか、海外の先進事例なども研究をし、紹介するなど、道として、市町村に対 し、効果的な情報の提供に努め、本道におけるエネルギーの地産地消の取り組みを促進してまいる考えであります。
次に、エネルギー政策の認識などについてでありますが、私といたしましては、豊かな新エネルギーの可能性を有する本道において、省エネ・新エネ促進条例 の趣旨を踏まえ、限りある資源を将来に引き継ぐとの観点から、地域における導入拡大を図っていくため、その指針となる行動計画に基づき、さまざまな手だて を講じながら、地域の取り組みをしっかりと支えていくことが大切と考えます。
このため、地域がポテンシャルを十分に発揮する上で必要な規制緩和や基盤整備などについて、国に提案、要望するとともに、太陽光や地熱、バイオマスな ど、地域の特性や取り組みの熟度に応じた、きめ細やかな支援を行うなど、中長期的な視点に立って、新エネルギーを本道の主要なエネルギー源の一つとしてい けるよう、各般の施策の推進に努めてまいります。
次に、行財政改革のあり方についてでありますが、私といたしましては、さまざまな北海道価値を最大限に発揮し、経済の活性化や活力ある地域づくりを着実に進めていくことが、本道の将来にとって極めて重要と考えます。
このため、職員の意欲を大切にしつつ、政策評価を通じて、こうした施策に、限りある財源や人員の効果的な配分を行うなど、実効ある行財政改革に取り組んでまいりたいと考えております。
次に、新たな食育計画についてでありますが、食育は、さまざまな経験を通じて、食に関する知識と、食を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てるための重要な取り組みであります。
こうした中、農業の現場を知ることを初め、都市と農村との交流や、学校教育の場における農作業体験は、都市住民、子どもたちにとって、農業や食に対する 理解や感謝の念を深める上で、重要な機会となるものと考えているところであり、こうした取り組みを重視して、新しい計画づくりに当たってまいります。
最後に、生涯学習の推進についてでありますが、私といたしましては、道民一人一人が、生涯学習を通して得た知識や経験を、将来を担う人づくりや地域づく りに生かしていく、北海道らしい生涯学習社会の実現が重要と考えており、国際化、情報化などとともに、環境教育についても、今日的課題として考えられる テーマの一つであると考えております。
いずれにいたしましても、現在、生涯学習審議会において、今後の本道の生涯学習の推進の方向性について御審議をいただいていると承知しており、審議会の御意見も踏まえ、検討を進めてまいります。
以上であります。

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