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誰かの支えに~成果をあげる意志決定とは

ひろまる日記

本日は、飲食店業界のドラッカーの読書会である。高校の同窓のご縁で、なぜか、参加させていただいている。日曜日の夕方からという、私にとって、時間の調 整がつきやすい日程でもあるのもありがたいが、20代から40代の飲食店関係の若きリーダーのみなさんの実践におきかえて、ドラッカーの理論を検証できる のが面白い。
もし、「すすきの」や、北海道の飲食業界の経営者が、みんなドラッカーを読み始めたらすごいことになりそうだ。まちがいなく、流通のあり方も生産者も変わ るだろう。その芽がもう少しづつ出始めている。その現場に、参加させていただいて光栄だが、プレッシャーも感じつつの参加だ。ある意味で、政治という、リ アルな生産や実体経済の現場から離れてしまいがちな業界で、しかも、本来であれば、マネジメントや、組織にとっての成果とは何か、貢献とは何かなど、最も 真摯に検証しなければならないのに、どうもそうなってはいない周囲の環境のなかで、私自身の発言が、若い人たちに政治全体へのマイナスイメージを増幅させ ないのか、危惧するところだ。

とくに、今回は、ドラッカーの「経営者の条件」の第7章「成果をあげる意志決定とは」がテーマである。意志決定において、重要な問いが「有意性の基準は何 か」であるとされている。さしづめ、道議会であれば、道議会が行う決定によって、どんな価値やしくみを道民のみなさんに提供できるのかということが議論の 物差しになければならないのと思うのだが、どちらかというと、現状は、内部闘争であったり、内部の事情が議論の物差しであり、それにあわせて、都合の良い 事実が、情動的に添えられることが常である。私自身の言動を振り返れば、そうしたことに直感的に義憤を感じて、いわば、反作用的に行動してしまうのが常で あった。ある意味で、そこに何も問題も感じずに、大勢のままに、時を重ねられる人がうらやましくさえ思うこともある。
もちろん、選挙を勝ち抜いてきているので、それぞれの人が、いろんな苦労を重ねてこの場にいるはずだが、それが、ほんとうに道民のために貢献するための努 力だったのかどうか、議員の本分は立法や新たなしくみづくりであり、そのための研鑽、切磋琢磨や、中央政府との法的対峙などにしっかりやってきたのかどう かが、重要なのではないだろうか。その意味では、私もなんら成果をあげていない一人にすぎないのだが。

この章を読み進めていくと、「意志決定は本当に必要かどうかを自問する」必要があるという項もある。「意志決定は外科手術であり、システムに対する干渉で ありショックのリスクを伴う」「機会があるとしても、変革や革新のための機会ではなく、改善のための機会である・・・このような状況下においては、行動し た場合としなかった場合のリスクを比較しなければならない。正しい決定のための原則はない・・・第一に得るものが犠牲やリスクを大幅に上回るなら行動しな ければならない。第二に、行動するかしないかいずれかにしなければならない。二股をかけたり両者の間をとろうとしたりしてはならない」とされている。

さらに、リーダーにとって、意志決定すべきことが、真に重大なことなのか、些事なのかを見極めるべきとされている。
そして、次のような事例が紹介されている。
(以下転載)
「このことを理解しているものは稀である。深刻な経営不振の中で合理化の先頭に立つ役員は、さして意味のないことでも放っておくことができない。合理化の対象に営業あるいは物流である。そこで、懸命かつ賢明に、営業と物流のコスト削減を成功させる。
しかし、効率的にうまく運営されている工場で、二、三人の年とった工員が不必要に雇われていると指摘し、せっかくの合理化努力の成果と自分自身の評判を台 無しにしてしまう。二、三人の年とった工員を解雇してもさしたる合理化効果はないという意見を筋が通らないとして退ける。みなが犠牲を払っているのに工場 だけが非効率で良いのかという。
やがて危機が去ると、事業を救ったことは忘れ去られる。しかし、年とった二、三人の工員に無慈悲だったことは忘れられることはない。当然である。すでに2000年も前に、ローマ法、為政者は些事に執着するべからずといっている。このことを学ぶ意志決定者はまだ多い。」
(以上 転載終わり)

合議体としての道議会が機能を発揮できるしくみづくりをどのように構築するのか、いつ、どのタイミングで意志決定するのか、改めて、今までの自分とは異なる脳を使って考えてみたいと思う。

それでは、これから、本日の読書会に行ってきます。
感想は、また、後日。

この記事の投稿者

広田まゆみ

北海道の自立と未来のための志事人、広田まゆみです。
函館生まれ札幌育ち。現在は、白石区在住で、北海道議会議員として活動中。

札幌市立向陵中、札幌西高、北海道大学を卒業後、北海道庁職員として、日高管内浦河町で生活保護のケースワーカーが最初の仕事です。
その後、労働組合の女性部長なども経験し、自分探しが高じて、11年務めた道庁を退職。
空知管内の雨竜町に移住します。

約8年、農家民泊や、農作業ボランティアのコーディネートなど都市と農村の交流を推進するNPO活動に従事した後、道庁の労働組合時代のご縁で、政治の道を選びました。

だいたい10年ごとに大きな転機があった私ですが
これからの人生の時間は、社会企業家的地方議員を100人つくることをはじめ、こどもたち、若い人たちを応援することに集中したいと思っています。

プライベートでは、気ままなひとり暮らしを満喫中。
大の温泉、銭湯好き。
チャンスがあれば、エネルギー独立型のエコ銭湯を経営してみたい。
完全なワーカホリック、働きすぎ人間ではありますが、最近は、ヨガにはまっています。
地域のヨガサークルで週1回教えられるような70歳になってたら嬉しいですね。

他には、着物、ヨガ、旅、ハガキ絵、「館」めぐり、そして、やっぱり、北海道の未来のために働くことが大好きです。

ドラッカー読書会FT。91期エクスマ塾生。
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