誰かの支えに~袖すりあうも他生の縁
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本日は、急遽、お祭りまわりの予定を変更して、今月28日の情報交流サロンで講師をお願いしている高橋義人さんのお箸づくりのワークショップに参加した。前段のシングルウーマンのサポートグループの参加者のみなさんの協力にも感謝している。いつも、私の急な日程の変更につきあわせている…。
今日のワークショップでは、お箸の話はもとより、まさにFacebookつながりの形で新しい方と出逢い、さまざまな意見交換、情報交換をした。ふと、不思議な気持ちになる。袖すりあうも他生の縁とよく言うが、もし、Facebookがなければ、この出逢いはなかったのか、それとも、それがなくても、どこかで出会うのだろうか。私たちは、日々、限られた時間のなかで、選択をして生きている。いつ、どこに、どのように行くのか、誰と会うのか、日々の選択のなかで、私たちの人生の模様は織り上げられていく。
私自身が33歳で道庁を退職した時の理由の大きな1つがそれに関することだった。
「今、この建物のなかにいたら、ほんとうは私が逢うべき人、見るべき映画、読むはずの本を逃がしているかもしれない」ーそう思ったら矢も盾もたまらず、結果として、退職するにいたった。周囲からは、ある種の病いとして、休暇を奨められたこともあった。今も思うが、あの時、そのまま勤めていたら、私は、それこそ「病い」と呼ばれる状態になっていたかもしれない。
偶然がこの世に一つもないとすれば、今日の出逢いが、また、明日の出逢いを生み、私たちの人生を、地域をつくっていく。私たち1人ひとりの今日の選択が、地域を、国家を、地球の未来を、間違いなくつくっている。
そういう意味では、Facebookも、服も、カバンも、そして、今日学んだお箸も、すべての物・道具とは、私たちを次の出逢いや未来につなげる一つの「鍵」か「スイッチ」のようなものかもしれない。
例えば、今日、体験をさせていただいたマイ箸づくりのワークショップ参加して思うが、まったく意識せずに、今問題になっているコンビニなどの箸を使うのではなく、いつもではなくても、「国産若狭塗のマイ箸」を持ち歩くと、自然に箸の持ち方も変わるし、食べる時の意識や、食べ方、食べるものも変わるのではないかと感じた。
何を持つか、何を買うか、そして、それをどう使うのか、そのすべての選択の主体は私たちであると同時に、その選択によって、自分の1人の力では及ばない何かのスイッチが動くのではないだろうか?
北海道自立に向けたスイッチを可能な限り、多くみなさんの前に提示したいーそんなことを思った夜でした。
この記事の投稿者
広田まゆみ
函館生まれ札幌育ち。現在は、白石区在住で、北海道議会議員として活動中。
札幌市立向陵中、札幌西高、北海道大学を卒業後、北海道庁職員として、日高管内浦河町で生活保護のケースワーカーが最初の仕事です。
その後、労働組合の女性部長なども経験し、自分探しが高じて、11年務めた道庁を退職。
空知管内の雨竜町に移住します。
約8年、農家民泊や、農作業ボランティアのコーディネートなど都市と農村の交流を推進するNPO活動に従事した後、道庁の労働組合時代のご縁で、政治の道を選びました。
だいたい10年ごとに大きな転機があった私ですが
これからの人生の時間は、社会企業家的地方議員を100人つくることをはじめ、こどもたち、若い人たちを応援することに集中したいと思っています。
プライベートでは、気ままなひとり暮らしを満喫中。
大の温泉、銭湯好き。
チャンスがあれば、エネルギー独立型のエコ銭湯を経営してみたい。
完全なワーカホリック、働きすぎ人間ではありますが、最近は、ヨガにはまっています。
地域のヨガサークルで週1回教えられるような70歳になってたら嬉しいですね。
他には、着物、ヨガ、旅、ハガキ絵、「館」めぐり、そして、やっぱり、北海道の未来のために働くことが大好きです。
ドラッカー読書会FT。91期エクスマ塾生。