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仏つくって魂いれず・・・情報公開条例の機能

ひろまる日記

昨日のエネルギー特別対策委員会を
傍聴した。
マスコミも議会も
北電追及に熱心だ。
私は、少し違う視点から
今回の問題を注目している。

たしかに、道民のさまざまな不安や
反対の声を聞く会で、
「やらせ」があったことは許しがたいことだ。
ただ、時計のねじを巻き戻して
プルサーマル計画をストップするよりも
福島の事故をきっかけに
廃棄物処理も含めた核燃料サイクルの破綻が
誰の目にも明らかになった。
私自身も不勉強だったことは率直に
反省しなければいけないと思っている。

中央政府は、
電力会社を批判するだけではなく
今年の夏までに見直す予定の
新しいエネルギー計画のなかで
脱原発の方向を示すことを
1日も早く明確にし、国内外にアピールすべきだ。
そもそも、前政権からの
中央政府の関与に関して
その構造について猛省すべきだ。
現在の政権がいわゆる
「原子力ムラ」から脱却していることを示し
地球の未来のために
日本国が真に貢献するためにも
政府の方向性が重要だ。
電力会社たたきのなかで
問題の本質が見失われないように
厳しく見ていきたい。

また、もう1点
エネルギー対策特別委員会での
道の関与の疑いに関する質疑などで
重要だと思っているのが
道の情報公開条例の運用に関してだ。

情報公開条例は
「道政に対する理解と信頼を深め
公正で民主的な道政を確立するため」に
制定されている。
ところが、今回も問題になった
「黒塗り」の文書のように
情報公開条例が、
本来の目的のために機能していないという
印象を、私自身も持っている。
過去に疑義のあった
指定管理者制度の選定過程の議事録も
個人情報保護という理由で
理事者側に寄る選定結果のくつがえしと言う
論点となった部分が黒塗りであったり
また、情報開示の可否が
その担当課の判断に疑義があったにもかかわらず、
担当課の長の決裁によることも
最後まで釈然としなかった点だ。
他県では
トップリーダーである知事が
原則すべて情報開示の方針を明確に示し
不服の場合は司法の場で争うこと、
非開示の場合は所属長決裁ではなく
知事決裁とするということを
職員に対して明らかにし強い姿勢で
臨んだ事例もある。
まさに、魂が入っているのである。

道の場合は
トップリーダーによる明確な意思よりも
事務運営に優秀な道庁職員が
他府県にさきがけて緻密な
情報公開条例をつくりあげたが
トップリーダーの意思がないので
まさに、仏つくって魂いれず、なのである。

情報開示に対する知事の
明確なリーダーシップが必要だ。

また、もう一つの論点は
文書管理だ。
今回は、道側から電力会社への
はたらきかけの有無が問われている。
この情報公開条例は
公文書管理規定と一体となっており
いわゆる文書になったものは
情報公開の対象となるということである。

この間、知事に求めてきた
国会議員等を含む議員等のはたらきかけの
公開要綱の策定についても
はたらきかけの定義づけや
口頭によるはたらきかけも文書として残し、
公開を前提とする「風通しのよい」
組織文化形成が重要だ。
先進自治体での聞き取りからも
職員の精神的負担を
軽減する役割があったそうだ。

また、中央政府からの
有形無形の圧力があるのであれば
誰からどんな形でそれがあったのかも
同様に明らかにすべきだ。

また、今回の論点となっている
道からの口頭も含めた
民間事業者・団体・市町村への
はたらきかけに
ついても、必ずメモ化し
情報公開の対象とすることが
必要ではないか。

この機会に
道からのはたらきかけ、
道に対してのはたらきかけ
双方の
口頭による「はたらきかけ」について
道は改めて
とりあつかい要綱の策定を
検討すべきではないか。

それが道民に対し
北海道の未来に向けた
北海道庁としての責任の取り方ではないか。
北電たたきに埋没している暇は
北海道庁にはないと思う。

道議会改革においても、もちろん、
同様である。

この記事の投稿者

広田まゆみ

北海道の自立と未来のための志事人、広田まゆみです。
函館生まれ札幌育ち。現在は、白石区在住で、北海道議会議員として活動中。

札幌市立向陵中、札幌西高、北海道大学を卒業後、北海道庁職員として、日高管内浦河町で生活保護のケースワーカーが最初の仕事です。
その後、労働組合の女性部長なども経験し、自分探しが高じて、11年務めた道庁を退職。
空知管内の雨竜町に移住します。

約8年、農家民泊や、農作業ボランティアのコーディネートなど都市と農村の交流を推進するNPO活動に従事した後、道庁の労働組合時代のご縁で、政治の道を選びました。

だいたい10年ごとに大きな転機があった私ですが
これからの人生の時間は、社会企業家的地方議員を100人つくることをはじめ、こどもたち、若い人たちを応援することに集中したいと思っています。

プライベートでは、気ままなひとり暮らしを満喫中。
大の温泉、銭湯好き。
チャンスがあれば、エネルギー独立型のエコ銭湯を経営してみたい。
完全なワーカホリック、働きすぎ人間ではありますが、最近は、ヨガにはまっています。
地域のヨガサークルで週1回教えられるような70歳になってたら嬉しいですね。

他には、着物、ヨガ、旅、ハガキ絵、「館」めぐり、そして、やっぱり、北海道の未来のために働くことが大好きです。

ドラッカー読書会FT。91期エクスマ塾生。
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