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103万円の壁、130万円の壁

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明日は、
道庁の家族会のみなさんからのご依頼で、
民主党のマニフェストに示されている
配偶者控除の廃止の問題を契機に
「女性の生き方、働き方」というテーマで
お話をすることになり
改めて、制度の勉強をしました。

今回予定されている配偶者控除の廃止は
所得税に関わるもので、
住民税の配偶者控除は残りますが、
それでも103万円の壁は気にしないで
稼いだ方が家計の収入は増えます。

ただし、税控除ではなく社会保険の
扶養控除がありますので
経済ジャーナリスト萩原博子さんの試算だと
「130万円を超えると
扶養から抜けて、例えば、
国民年金と国民健康保険、人によっては、
介護保険料なども負担すると
年間20万円以上負担が増えます。
これだけ負担が増えて、しかも所得税、
住民税を自分で払ってもプラスになるには、
170万円くらい稼ぐことが必要だ」とのこと。

今後は、
女性の生涯賃金や年金権の問題も考えれば
社会保険も抜本的な見直しが
されてくると思いますが、
当面、短期的な損得でいけば
この壁を気にしながら、
多くの女性は働かざるをえないことになりますし、
わざわざ、働く時間や働き方を
抑制しているケースもあります。

その「壁」の問題以前に、
職がない、労働条件が悪い、
働きながらの子育てへの
サポートがないという現実もありますが、
この現実を変えるためにも
日本の法制度に潜む
女性のチャレンジを阻むしくみを
根本から変えていかなければいけないと
改めて勉強しなおしました。

明日は、みなさんから、
いろいろなお話を聞くのが楽しみです。

 この記事の投稿者

広田まゆみ

北海道の自立と未来のための志事人、広田まゆみです。
函館生まれ札幌育ち。現在は、白石区在住で、北海道議会議員として活動中。

札幌市立向陵中、札幌西高、北海道大学を卒業後、北海道庁職員として、日高管内浦河町で生活保護のケースワーカーが最初の仕事です。
その後、労働組合の女性部長なども経験し、自分探しが高じて、11年務めた道庁を退職。
空知管内の雨竜町に移住します。

約8年、農家民泊や、農作業ボランティアのコーディネートなど都市と農村の交流を推進するNPO活動に従事した後、道庁の労働組合時代のご縁で、政治の道を選びました。

だいたい10年ごとに大きな転機があった私ですが
これからの人生の時間は、社会企業家的地方議員を100人つくることをはじめ、こどもたち、若い人たちを応援することに集中したいと思っています。

プライベートでは、気ままなひとり暮らしを満喫中。
大の温泉、銭湯好き。
チャンスがあれば、エネルギー独立型のエコ銭湯を経営してみたい。
完全なワーカホリック、働きすぎ人間ではありますが、最近は、ヨガにはまっています。
地域のヨガサークルで週1回教えられるような70歳になってたら嬉しいですね。

他には、着物、ヨガ、旅、ハガキ絵、「館」めぐり、そして、やっぱり、北海道の未来のために働くことが大好きです。

ドラッカー読書会FT。91期エクスマ塾生。
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