【道議会産業用大麻海外調査団 視察報告④フードバレー&EIHA事前レクチャー】
5月31日は、オランダのフードバレーと
NIZO食品研究所にて
フードバレーと独立した研究機関の位置づけや
研究機関としての成り立ちや活動について学んだ。
説明してくださったのは
アジア・パシフィック事業部長の
亀井リズ理学博士だ。
日本のビール会社での仕事や
九州の大学でも教鞭をとられたこともあり、
日本語も非常に堪能である。
NIZOは、もともとは
乳製品の小規模の企業が、
国際競争に勝ち抜くために出資しあい作った
研究所だが、乳製品業界の再編に伴い、
現在は、独立した研究所として、
プロジェクト方式などにより
食品関連企業との協働によるビジネスを展開している。
また、大きな状況として、
高齢社会による健康志向において
いかに風味をそこなわずに
低脂肪や減塩をした食品が、
消費者に継続的に選んでもらえるのか
さらに、地球的な人口問題に対応するための
肉(たんぱく質)の代替食品の開発などにも
食品業界や大学と連携して
取り組んでいる。
興味深いのは
フードバレーの中核とも言える
ワーゲニング大学とは密接な連携もあり
フードバレーに集積している
食品会社の研究所とも人的交流が盛んである。
かなり雇用が良い意味で、
流動的な印象を受ける。
大学も開かれている印象で、
この研究所でも大学生の受け入れなども
行っている。
ただし、企業とのプロジェクトには
参加させないことが前提だそうだ。
120名くらいの研究者がおり、
リズさんのようなマネージメント部門でも
基本的には研究者出身である。
北海道における大学のあり方、
そして、北海道総合研究機構のこれからを考えた時、
フードバレーのもつ、マッチング機能や、
研究人材の育成、活用のあり方など
参考にできる点は多い。
大事にしたいご縁だと感じた。
この後、約3時間のバス移動の後、
明日からのヨーロッパ産業用大麻協会の国際会議の
短い事前レクチャーを受け、
1日が終了しました。
この事前レクチャーの内容なども含め
産業用大麻国際会議の報告は
次回とします。
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この記事の投稿者
広田まゆみ
函館生まれ札幌育ち。現在は、白石区在住で、北海道議会議員として活動中。
札幌市立向陵中、札幌西高、北海道大学を卒業後、北海道庁職員として、日高管内浦河町で生活保護のケースワーカーが最初の仕事です。
その後、労働組合の女性部長なども経験し、自分探しが高じて、11年務めた道庁を退職。
空知管内の雨竜町に移住します。
約8年、農家民泊や、農作業ボランティアのコーディネートなど都市と農村の交流を推進するNPO活動に従事した後、道庁の労働組合時代のご縁で、政治の道を選びました。
だいたい10年ごとに大きな転機があった私ですが
これからの人生の時間は、社会企業家的地方議員を100人つくることをはじめ、こどもたち、若い人たちを応援することに集中したいと思っています。
プライベートでは、気ままなひとり暮らしを満喫中。
大の温泉、銭湯好き。
チャンスがあれば、エネルギー独立型のエコ銭湯を経営してみたい。
完全なワーカホリック、働きすぎ人間ではありますが、最近は、ヨガにはまっています。
地域のヨガサークルで週1回教えられるような70歳になってたら嬉しいですね。
他には、着物、ヨガ、旅、ハガキ絵、「館」めぐり、そして、やっぱり、北海道の未来のために働くことが大好きです。
ドラッカー読書会FT。91期エクスマ塾生。