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【広田まゆみのイノベーション北海道】6月のテーマは北海道のがん対策

コミュ二ティFMに関心をもったのは東日本大震災の時

平成31年2月現在、28のコミュニティ放送局があります。

私が最初にコミュ二ティFMに関心を持ったのは、東日本大震災の時でした。

毎月1回、白石区内のカフェで行っていた情報交流サロンで、

他区ですが、あるコミュティ放送局のパーソナリティの方を講師にお招きして、

災害時のコミュニティ放送の果たす役割などについてお話聞きました。

その後、番組の企画まで進んだのですが、なかなかご縁がなく

7年が経過していました。

ご縁をいただいたのは、連合北海道の斉藤勉さんからでした

ところが、今年の5月に、連合北海道の斉藤勉さんから

突然メッセージがありました。

厚別のコミュニティ放送局ドラマシティで番組をもってはどうか?」

「できれば、SDGsやNPOがテーマではどうだろうか?」

そんなご提案でした。

斉藤さんご自身も、厚別の放送局でパーソナリティとして活躍し、労働漫談家としても活躍されています。

私は、ほぼ2つ返事でお引き受けすることにしましたが、

ほんとうに私にパーソナリティが務まるのか、

週1回、ラジオ番組のための時間をとることができるのか、

そこは少し迷いがありました。

ところが、その数分後に、地元白石のコミュニティ放送局である

エフエムしろいしさんからもお声がけがあり、さらに迷いましたが、

2つの番組のパーソナリティをお引き受けすることになりました。

そのへんの経緯はこちらのブログをどうぞ。

【広田まゆみのすっきりマンデー】萱野智篤さんにフェアトレードタウンについて訊きました!

1番組=1週間でも不安だったのに、

2つの局、2つの番組ですから、ますます不安。

そこで、北海道NPOサポートセンターと協働でできないかと考えました。

私は、創設以来、北海道NPO推進会議の理事も務めています。

今、新世代で運営をはじめた北海道NPOサポートセンターの活動を広めていくために

何か貢献できたらという思いもありました。

政策のスタートの場所が誰でもアクセスできて透明であること

改めて振り返ってみれば、私が、初当選以来、大事にしてきたことは、

「政策の発生源や政策の形成過程の透明化」です。

つまり、誰かのお友達や、特定の団体などからはじまる政治ではなく、

誰でもアクセスできる地域の現場からスタートする政治、

その実感が多くの人と共有できる政治をめざしてきました。

そのために、毎月1回、白石区のカフェでサロン形式の勉強会や、相談会をこつこつ重ねてきました。

今年から、ラジオという媒体をとおして、もしかしたら、より広い形で、

私自身が、実践者の方からお話を聴き、学ぶ過程を、

そして、学んだことを微力ながらも、政策実現に活かして行く過程を

地域のみなさんと共有できる。

ほんとうに有り難いことだと思います。

イノベーションとは、新しい価値を生み出す既存のものの新結合

番組の内容を決めるにあたって、「イノベーション」という言葉にこだわりました。

イノベーションというと、「技術革新」などと直訳され、非常に限定された印象がありますが、

シュムペーターやドラッカーによると、「新結合」であるとされています。

まだまだ、自分の言葉としては未消化ですが、既存のものの価値や強み、人材、資源の

「新結合」によって、課題解決をうながすものが誕生するのだと期待しています。

「イノベーション」については、今年の2月の政経セミナーでも

ドラッカー実践研究の第一人者佐藤等先生にも

お話いただいたところです。

https://hiromaru.jp/pdf/communication/20190501.pdf

6月のテーマは北海道のがん対策でした

レギュラーアシスタントはNPO法人パンキャンジャパン北海道の田辺さんに

 

そんなワクワクドキドキのなかではじまった「イノベーション北海道」ですが、

最初のテーマを北海道のガン対策としました。

トップバッターにゲストに来ていただいたのは、

NPO法人パンキャンジャパン北海道アフィリエイトの世話人をされている田辺睦子さん。

北海道がん対策条例策定のころからのご縁です。

 

 

NPO法人パンキャンジャパンとは、すい臓ガンアクションネットワーク。

早期発見早期治療のために、研究者・医療者の支援、患者・家族の支援を行う全国組織です。

すい臓ガンだけではなく、難治性ガンや、稀少ガンと言われるがんについても

取り組まれています。

また、田辺さんご自身も、がん患者のためのサロンの運営も

されているので、がん患者当事者の方を中心に、

のべ11人の方にお越しいただきました。感謝、感謝です。

誰にでも起こりうる「がん」のお話

「がん」という誰にでも起こりうるできごとと向き合ってきた

みなさんお1人お1人のお話が宝物のようでした。

 

190以上の希少がんがあること、

五大がんと言われるものであっても、

その部位によって状況はさまざまであり、

本人の体質もまたさまざまであるがんの世界。

医療技術の進歩や体制整備も求められますが、

その時に手に入れることができた情報、知見、

培ってきた人間関係の中で、最善の判断をしてきたお話、

そして、いわゆる専門家側もマニュアル的ではなく、

その方にあった対応が求められるというお話も

非常に印象的でした。

ご参加いただきました寺澤孝男さん、白藤沙織さん、森猛さん、

貴重なお話、ほんとうにありがとうございました。

6月1日から制限はありますが、保険適用となったゲノム治療についても、

がんコンシェルジュの佐藤千佳子さんにお話を聴きました。

これまでは、がんの部位別に抗がん剤など薬を使用していましたが、

患者さん個々の遺伝子を検査することによって、その患者さんにとって、

最も有効な薬を選べるようになったそうです。

まだまだ、医療機関や民間の保険会社の体制も追いついていない現状ですが、選択肢として知っておくべき情報だと思いました。

 

今後もがん対策については定期的に

一様にがん経験者のみなさんがおっしゃったのが、もっと伝えたいことがあるということ。

また、がん対策は、「六位一体」の対策をとよく言われます。

ガン患者、行政、企業、議員、医師、メディアの6つの関係者が重要とされています。

今後は、患者当事者、経験者の方を中心としつつ

行政の方や、医師にもおいでいただく機会もつくりながら

北海道のがん対策に少しでも貢献できたら幸いです。

特に、私が、別の用務でどうしても番組に出られない時もあるので、

今月だけ、アシスタントをお願いするつもりだった田辺さんに

毎週のレギュラーアシスタントにはいっていただくことになりました。

9月14日には、北海道がんサミット2019もあります。

おそらく、8月、9月も、そして、これからも

がんに関してはとりあげていくテーマですので

是非、がん対策に関しての皆さんのご要望や、

がんにまつわるエピソードなどありましたら下記までお便りくださいませ。

inv@776.fm

明日7月31日のゲストは、ベロタクシーの栗田敬子さん!

広田まゆみのイノベーション北海道は、毎週水曜日の19:00から20:00までの生放送です。

今月7月のテーマは、「自転車と公共交通」でした。

今月7月のマンスリーゲストは、NPO法人ゆうらんの松本公洋さん。

7月の最後は、ベロタクシーでおなじみの栗田敬子さんです。

大繁忙期のなか、お越しいただけることになりました。

7月のテーマについての報告は、明日の放送が終わった後に。

今日のところは、ここまでに。

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。

よかったら下のボタンを押してシェアなど

よろしくお願いいたします。

そして、明日7月31日の放送を

1人でも多くの方に聞いていただけると嬉しいです。

 この記事の投稿者

広田まゆみ

北海道の自立と未来のための志事人、広田まゆみです。
函館生まれ札幌育ち。現在は、白石区在住で、北海道議会議員として活動中。

札幌市立向陵中、札幌西高、北海道大学を卒業後、北海道庁職員として、日高管内浦河町で生活保護のケースワーカーが最初の仕事です。
その後、労働組合の女性部長なども経験し、自分探しが高じて、11年務めた道庁を退職。
空知管内の雨竜町に移住します。

約8年、農家民泊や、農作業ボランティアのコーディネートなど都市と農村の交流を推進するNPO活動に従事した後、道庁の労働組合時代のご縁で、政治の道を選びました。

だいたい10年ごとに大きな転機があった私ですが
これからの人生の時間は、社会企業家的地方議員を100人つくることをはじめ、こどもたち、若い人たちを応援することに集中したいと思っています。

プライベートでは、気ままなひとり暮らしを満喫中。
大の温泉、銭湯好き。
チャンスがあれば、エネルギー独立型のエコ銭湯を経営してみたい。
完全なワーカホリック、働きすぎ人間ではありますが、最近は、ヨガにはまっています。
地域のヨガサークルで週1回教えられるような70歳になってたら嬉しいですね。

他には、着物、ヨガ、旅、ハガキ絵、「館」めぐり、そして、やっぱり、北海道の未来のために働くことが大好きです。

ドラッカー読書会FT。91期エクスマ塾生。
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