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社会企業家的地方議員100人の誕生をめざして〜半議員半X

コンセプトは、チーム議会

こんばんは、というよりもうおはようございます、かな。

昨日8月1日から、全国地方議会サミットに参加しています

このサミットのコンセプトは

「チーム議会」

地域を変えるためには、議員だけでなく、議会事務局・執行部、学生やNPOなどの市民、 有識者などが団結し「チーム議会」となることが必要です。今回のサミットでは、 チーム議会として議会改革の次のステージへと歩みを進める先進的な議会が東京ビッ グサイトに集結し、私たちが目指すべき議会の今後のあり方を議論します。

道議会内の改革や政治には、挫折感のある私ですが、

このコンセプトであれば、

まだ、私にもできることがあるかもしれない。

そう思ってここに来ました。

このサミットの2日間の報告は、明日サミット終了後に

書かせてください。

社会企業家的地方議員とは何か

さて、今日は、社会企業家的地方議員について

書きたいと思います。

私は、この度の選挙に、

「4つの挑戦」を掲げて当選させていただきました。

 

社会企業家的地方議員とはミミズのような議員です。

選挙期間中は、地域のみなさんに、

こんなふうに、説明していました。

「ミミズが土の中の有機物を一生懸命食べて消化して

やせた固い土を柔らかい豊かな土壌に変えていくように、

地域の課題に光をあてて、その課題解決に取り組む地方議員を

北海道に100人、増やしたいんです」と。

179市町村もある広大な北海道に

1人の素晴らしい知事が誕生するのも必要でしょう。

でも、50年後100年後の北海道の未来、

持続可能な発展を考えた時に、

100人の社会企業家的地方議員が存在することの方に

大きな可能性を感じたのです。

同時に、私自身の強みも発揮できると。

私的な強みは公益になるのです。

議員のなり手不足と半議員半X

ちょうど昨年開催された全国議会サミットの会場で、

江藤俊昭山梨学院大学教授の、まずは、講演資料の中に

「半議員半X」という単語を発見しました。

そして、江藤先生の著書

「議員のなり手不足問題の深刻化を乗り越えてー〈地域と地域民主主義〉の危機脱却手法」

にはこのように書かれています。

現行法体系の下で議員に「ならない」要因への打開の方途の一つに半議員半Xが考えられる(注1)それは、「半分程度は議員、半分程度はそれ以外のXの兼業にすること、つまり、『半農半X』を町村議会にあてはめる」ものである。町村では報酬等の条件が悪いので魅力がないという議論があるが、「果たしてそうだろうか」。(p32から引用)

注1:現行法下の改革か現行法改革か、そして「ならない」改革か、「なれない」改革か、についての区別については、本書全体で解明している。(p37から引用)

すでに、10年ほど前になりますが、

私も、「半農半Xという生き方」という書籍を読み、

共鳴をしていたことともつながりました。

「議員のなり手不足」という課題に新たな角度から光を当て

議会改革を超えて地域の未来に貢献できると思うんです。

同時に、新しいライフスタイル、豊かな生き方のモデルを

若い世代にも提案できたらと思っています。

半議員半Xの実際 ≒ 社会企業家的地方議員のイメージ

江藤先生の本では、「半議員半Xの意義」について述べられた後、

「半議員半Xの実際」として、

半議員半Xを広げるための現行法下での手法として、

3つの事例、人が紹介されています。

①企業の長期休暇制度の推進(宮城県議会議員)

②Uターンから議員(福島県会津坂下町議会議員)

③Iターンから議員(長野県宮田村議会議員)

詳しくは、先生の本を読んでいただければと思いますが、

地域では、もうすでにはじまっている未来の姿かもしれませんね。

 

私の考える社会企業家的地方議員のモデル

①長野県安曇野市議会議員の 増田望三郎 さん。

  地域とともに生きる多機能なゲストハウスを経営されています。

②北海道中富良野町議会議員の 寺岡祐子 さん。

   北海道鷹栖町議会議員の 川原允 さん。

   お2人とも、園舎を持たず、森と自然を活用して

   こどもの育ちや学びを支援する森のようちえんを運営しています。

さらに、

コミュニティカフェを運営されている方。
自然学校などアウトドア事業関係者の方。

などなど、

地域の強みを資源に活躍している女性や若い人たちにも

どんどん地方議員に挑戦してみたいと思える

北海道に作っていけたら幸いです。

江藤先生をお招きしての勉強会を開催します。

 

11月22日の夜は札幌で、

23日の午後は、旭川で、江藤先生から、

半農半Xのお話を中心にしつつ、

講演会を開催するべく準備中です。

 

詳細は近日中にお知らせします。

よかったら、日程の確保などお願いしますね。

 

また、10月29日〜31日に北海道国立日高青少年自然の家で

開催の北海道アウトドアフォーラムにおいても、

社会企業家的地方議員をテーマとしたワークショップを

持たせていただけるよう準備中です。

その中で、実際に、自然学校の運営をしながら

地方議員を担っている方もお招きしてお話聞く予定。

私にできることは、

こうした新しい価値を生み出すための

学びの場、情報交流の場を北海道各地で展開していくこと。

今日は、全国地方議会サミットの2日目です。

また、どこかで必要としている誰か1人にでも、

必要な情報が届くことを祈って、

Twitterで会場からレポートしますので、

よかったらそちらもフォロー、リツイート

よろしくお願いいたします。

またまた、長文になってしまいました。

最後まで読んだくださってありがとうございます。

是非、下のボタンを押して

応援よろしくお願いいたします。

励みになります。

 この記事の投稿者

広田まゆみ

北海道の自立と未来のための志事人、広田まゆみです。
函館生まれ札幌育ち。現在は、白石区在住で、北海道議会議員として活動中。

札幌市立向陵中、札幌西高、北海道大学を卒業後、北海道庁職員として、日高管内浦河町で生活保護のケースワーカーが最初の仕事です。
その後、労働組合の女性部長なども経験し、自分探しが高じて、11年務めた道庁を退職。
空知管内の雨竜町に移住します。

約8年、農家民泊や、農作業ボランティアのコーディネートなど都市と農村の交流を推進するNPO活動に従事した後、道庁の労働組合時代のご縁で、政治の道を選びました。

だいたい10年ごとに大きな転機があった私ですが
これからの人生の時間は、社会企業家的地方議員を100人つくることをはじめ、こどもたち、若い人たちを応援することに集中したいと思っています。

プライベートでは、気ままなひとり暮らしを満喫中。
大の温泉、銭湯好き。
チャンスがあれば、エネルギー独立型のエコ銭湯を経営してみたい。
完全なワーカホリック、働きすぎ人間ではありますが、最近は、ヨガにはまっています。
地域のヨガサークルで週1回教えられるような70歳になってたら嬉しいですね。

他には、着物、ヨガ、旅、ハガキ絵、「館」めぐり、そして、やっぱり、北海道の未来のために働くことが大好きです。

ドラッカー読書会FT。91期エクスマ塾生。
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