【学齢前の遊び環境の保障がこどもたちと地域の未来を拓く】
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folder 広田まゆみのイノベーション北海道, 活動報告(地域活動・日常活動), こどもの外遊び環境の保障, ひろまる日記
お風呂大好き、銭湯で地球を元氣にしたい
北海道議会議員の広田まゆみです。
私には、4期目に立候補するにあたって掲げた
4つの挑戦があります。
私が掲げた4つの挑戦の1つが、こどもの遊び環境の保障です。
世界的なコロナウイルス感染拡大の影響がさまざまなところに出ています。
このようなことが想像できなかった昨年に、
私自身が担当しているコミュニティFMの番組 「広田まゆみのイノベーション北海道」で
3月は、こどもの遊び環境をテーマにしようと決めていました。
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こどもの遊びを重視するようになったのは
私のこどもの外遊び環境保障の重要性を知ったのは、
北海道の自立のためのモデルとして
北欧の人材育成に興味をもったことからでした。
スウェーデンの「学齢前からの企業家精神教育」というキーワードで
リンチョーピング大学のアウトドア教育研究所や、
モタラ市のプレイスクール、小学校などを視察したことがきっかけ。
学齢前のこどもたちは、森のなかで思いきり遊び、
小中学生も、算数や理科をアウトドアで学んでいました。
残念ながら、なぜか、その視察記録のブログが、残っていない(泣)!!ので
視察の半年ほど後に、リンチョーピング大学のシェパンスキー先生をお招きして
講演会を開催したときの取材記事と、
日本教育新聞(平成28年4月18日)取材記事 アウトドア教育に見る可能性
その時の日記を参考に。
3月のイノベーション北海道のテーマは「こどもと遊び」
令和2年の3月は、4回にわたって、
まなびデザインの事務局長 であり
北海道発の常設のこどものあそび場Coミドリの 寺坂崇さんをマンスリーゲストに
こどもと遊びをテーマにお話を聞きました。
第1回は、あそび×地域
この日は、「地域」をテーマに、桑園あそび場プロジェクトの活動をご紹介くださいました。
今日お越しくださったのは、桑園あそび場プロジェクト代表の柴田さん。
町内会の役員さんでもあり、地元企業の経営者さんでもあります。
そして、北海道大学農学部教授で造園学がご専門の
愛甲先生もお越しくださいました。
柴田さんと寺坂さんの出逢いは、町内会の新年会。
寺坂さんの活動に共鳴して、桑園あそび場プロジェクトがスタートしたそう。
普通の公園ではなかなかできない、
火を使ったり、ちょっと冒険した遊びなどが、地域のみなさんに理解をいただいていることで
こどもたちが安心してチャレンジできる「場」が展開されているそうです。
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そして、興味深いのは、愛甲先生が地域の小学校の理解もいただいて、
遊びに関する意識調査も行っているそうです。
これからも桑園あそびばプロジェクトに注目ですね。
第2回は、あそび×ロンドン
2回目は、寺坂さんが2月に視察してきたロンドンの「冒険あそびば」の現状などを
お話いただきました。
特別に、札幌市議会議員の漆原直子さん、おんむら健太郎さんも
傍聴で参加いただきました。
私は、ドイツや北欧発のもりのようちえんとの出逢いから
こどもの遊び環境保障の重要性を発見し、北海道の強みとしたいと
私自身の活動の柱に位置づけたのですが、
今日のロンドンのお話はとても新鮮でした。
ロンドンにある「冒険あそび場」(自分の責任で自由に遊べる場)のルーツは、
1943年 第二次大戦後の荒廃したデンマークが発祥だそうです。
ドイツに侵攻され壊滅的な被害を受けたデンマークにおいて
市街につみあげられた瓦礫のなどの廃材置き場で
こどもたちが無邪気に遊びこむ姿を見てヨーロッパを中心に広がったそうですよ。
日本においては、1970年代に、急速な都市化のなかで
このままではいけないという大人たちが
世田谷で取り壊すことが決まった場所をこどものあそび場
日本初の常設あそび場羽根木パークにつながったそうです。
第3回 あそび×居場所
3回目は、あそび×居場所と題して、
NPO法人E-LINKの
平野順風さんにお越しいただきました。
ゲストハウスのいわば空き時間、空間を活用して
学童保育の進化系とも言えるかもしれませんが、
こどもたちのが、地域で、遊び、学びながら、
普段着のまま世界と繋がれるような、そんな居場所づくりに
チャレンジされています。
平野さんは、保育士さんとして、ずっと働いていましたが
桑園あそび場プロジェクトにパパとして参加。
また、保育士さんが運営する異業種交流の研修会などに参加するうちに、
新しいこどもの居場所づくりや、ほんとうにこどもが遊びこめるおもちゃなどを
提供したいと今の現場を選択されたそうですよ。
活動への寄付なども募集されています。
↑ ↑ ↑ ↑ ↑
是非、チェックしてみてくださいね。
第4回 あそび×親
4回目のゲストは、寺坂さんも出逢ったばかりとおっしゃる
坂本千春さん。
札幌市の盤渓をフィールドに
森のようちえん もりのこびとたち を立ち上げた
ご自身もお2人のお子さんを子育て中です。
そして、坂本さんも、ご自身が保育士。
研修でドイツの森のようちえんなどを実際に見て、
自分のお子さんができたときに、森のようちえんのような環境で
子育てをしたいと思うようになって、
実際に森のようちえんをスタートさせたという実行力に感服です。
なかなか、今では、「遊び」に関する親どおしの理解がないと
こどもたち同士のもめごと、どろんこ遊びなど汚れてしまうことを許せるかなど、
自由にこどもたちが遊べる環境にはならないという現状もあるそう。
親に対する抑圧が強い日本社会。
少子社会は、大人の目から見た言葉。
こどもから見たら、大人だらけの社会です。
こどもへの視線があたたかいものになるようにしたいですね。
またまた、長文を読んでいただいて、ありがとうございました。
来月4月も毎週水曜日19:00から、生放送でお送りします。
インターネットラジオでもお聞きいただけますし、
フェイスブックでライブ配信もしています。
4月のテーマは、「こどもと貧困」です。
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この記事の投稿者
広田まゆみ
函館生まれ札幌育ち。現在は、白石区在住で、北海道議会議員として活動中。
札幌市立向陵中、札幌西高、北海道大学を卒業後、北海道庁職員として、日高管内浦河町で生活保護のケースワーカーが最初の仕事です。
その後、労働組合の女性部長なども経験し、自分探しが高じて、11年務めた道庁を退職。
空知管内の雨竜町に移住します。
約8年、農家民泊や、農作業ボランティアのコーディネートなど都市と農村の交流を推進するNPO活動に従事した後、道庁の労働組合時代のご縁で、政治の道を選びました。
だいたい10年ごとに大きな転機があった私ですが
これからの人生の時間は、社会企業家的地方議員を100人つくることをはじめ、こどもたち、若い人たちを応援することに集中したいと思っています。
プライベートでは、気ままなひとり暮らしを満喫中。
大の温泉、銭湯好き。
チャンスがあれば、エネルギー独立型のエコ銭湯を経営してみたい。
完全なワーカホリック、働きすぎ人間ではありますが、最近は、ヨガにはまっています。
地域のヨガサークルで週1回教えられるような70歳になってたら嬉しいですね。
他には、着物、ヨガ、旅、ハガキ絵、「館」めぐり、そして、やっぱり、北海道の未来のために働くことが大好きです。
ドラッカー読書会FT。91期エクスマ塾生。