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政治家のセミナーって何のためにやるの?~政治のスタートは開かれた場所から

 なんと、今日こそご近所銭湯へ行く予定でしたが、札幌市内の記録的な降雪により、銭湯がお休み。

 というわけで、「よし、今日もブログを書こう」と決意できた北海道議会議員の広田まゆみです。

 今日のテーマも「北海道未来セミナー

 

 実は、昨年から、私は、同じ名称ですが、「北海道未来セミナー」と題して、毎月22日に、オンラインで勉強会を開催してきました。この毎月の未来セミナーに関しては改めてご紹介します

 で、この2月22日のセミナーだけは、ちょっと違うんです。通常の北海道未来セミナーは、「広田まゆみ事務所」単独の主催です。今回2月22日の「北海道未来セミナー」は、私、北海道議会議員広田まゆみの「企業家後援会『広志会』」の主催になっています。

なので、いわゆる政治家の開催する政経セミナーとなります。チケットの購入はこちら→https://hokkaido-future-seminar.peatix.com/

 この政経セミナーは、2010年から、ほぼ毎年2月(3月)に開催してきました。今年で10回を超えます。では、何のためにやってきたのでしょうか?

政治家のセミナーって何のためにやるの?

 みなさんは、政治家のセミナーに出たことがありますか?テレビでよく出てくるのは、立食パーティーだったり、有名な国会議員が激励に駆けつけてくれたり。残念ながら、私の主催する政経セミナーは違います。ほんとうに勉強会なんです。

もちろん、政治活動、地域活動の資金も必要なので、2月のセミナーでは、みなさんにチケットを購入いただきます。恐縮ですが、チケットの購入はこちら。

https://hokkaido-future-seminar.peatix.com/

 最初スタート当初は、賛否両論というよりも、お叱りの声が多かったです。「拘束時間が長すぎるよ(義理でチケット買ったのに」「勉強ではなく、飲食ありの楽しい企画を(お世話になった人に失礼)」などなどです。率直に言って私の企業家後援会に参加してくださるみなさんに、私が何か便宜をはかることはありません。(そういう力はありません、というのが正しいかも)。では、微力で不器用な私に何ができるのか。

それは、北海道の自立と持続可能な未来のために必要な知識を、私一人が学ぶのではなく、1人でも多くのみなさんと共有すること、そして、すでに地域でスタートしている小さいけれど尊い実践に光をあてて、大きなつながりにしていくこと。この2つだと思いました。

政策のスタートがどこかの料亭の密室や特定のオトモダチからではいけない

 過去の未来セミナーの講演や、実践報告のすべてが、私の「政策の発生源」です。毎月開催している「ひろまる相談サロン」とあわせて、私の議会質問の根拠になっています。

「政策の発生源(スタート)」が、公開であること。さらには、だれにとっても、アクセス可能であること。これは、民主主義にとって、重要な大前提です。

例えば、これも、テレビ番組でよく出てくるようなシーンですね。どこか密室の料亭の片隅や、特定政治家と特に親しい人だけが、政策の発生源であってはならないと思うのです。

 さらに、回を重ねるなかで、セミナーを開催するにあたって、大事にしてきたことは、共通言語を持つことです。

 例えば、「民主主義」とはなんでしょうか?先日、ある若い方に聴くと「多数決」と答えました。しかし、多数決は、民主主義のなかのプロセスや、方法の一つであると私は思います。大前提に、1人1人に情報が共有されていて、選択肢があって、自分自身で意思決定し、それを発言できる環境が重要だと、私は思います。なので、最初に、使っている言葉の定義やコンセプトを一致させるか、「あ、この人は、こういう意味で使っているのか」ということを一致させないと、北海道の未来のための良い対話や活動ができないと思うんです。

 なので、道庁の職員のみなさんや、私を応援してくださる企業家のみなさんと、たとえ、価値観が違って、さまざま議論が必要だとしても、前提となる共通言語を持ちたかったんです。私一人だけが、本を読んだり、現場に行って勉強するのではなく、私が、北海道にどんな強みがあると認識しているか、北海道の自立と持続可能な未来を実現するために、必要な方向性や新しいコンセプトは何か、それをできるだけ多くのみなさんと共有したかったんです。

北海道の自立と持続可能な未来のための共通言語をもつ場としてのセミナー

改めて、過去の私北海道議会議員広田まゆみの政経セミナーでご講演、実践報告いただいたみなさまをご紹介します。(※役職は当時です。)これをご覧いただき、私が描く、北海道の自立と持続可能な未来の方向性を、少しでもイメージしていただけたら幸いです。

2012年 豊島哲郎さん(やねだん自治公民館長)『補助金に頼らない地域おこし~鹿児島やねだんの挑戦』

2013年 山田桂一郎さん(JTIC SWISS代表)『地域のための観光戦略~スイスに学ぶ北海道再生のヒント』

2014年 舘岡康雄さん(静岡大学大学院教授)『資本主義からSHIEN主義へ~奇跡のV字回復の現場から見えてきたもの』

2015年 石塚耕一さん(東海大学国際文化部教授)『奇跡のがっこう~北海道の強みを活かす人づくり』

2016年 石森秀三さん(北海道博物館長)『社会資本から文化資本へ~人口減少時代を生き抜くために』

※実践報告 明楽みゆきさん(チェンバロ奏者)/塚田敏信さん(まち文化研究所主宰)/野口繁太郎さん(株式会社野口染舗取締役企画室長)   

2017年 紫牟田伸子さん(プロジェクトエディター)『シビックエコノミーを生み出す方法~大きな社会問題を解決する小さな経済の力』

※実践報告 中村功芳さん(NPO法人アースキューブジャパン)「僕たちの思う未来の地域と宿」/南ゆきさん(cafe開業塾主宰「カフェでつくる地域の未来」/大原裕介さん(社会福祉法人ゆうゆう理事長)「若者が担う福祉のイノベーション」

2018年 新田新一郎さん(プランニング開代表取締役)『こどもの遊びと参画の保障が拓く地域の未来~被災地の現場で発見したこどもたちの力』

※実践報告 井内聖さん(学校法人リズム学園園長)「ぼくらの遊び場プロジェクト」/中島興世さん(前恵庭市長)「遊び環境保障条例を住民の力で」

2019年 佐藤等さん(ドラッカー学会理事)『人生100年・大きな変化を生き抜く視点とは~すでに起こった未来を見る』

※実践報告 柴田涼平さん(合同会社staylink共同代表)「多機能なゲストハウスという場が創る地域の未来」/荒井一洋さん(NPO法人大雪自然学校)「アウトドアで拓く地域の未来」/宮前耕史さん(北海道教育大学釧路校准教授「こどもたちと開かれた学校が育む地域の未来」

2020年 藤村正宏さん(マーケティングコンサルタント)『北海道よ 安売りするな 価値を売れ』

2021年 塩見直紀さん(半農半X研究所代表)/新井和宏さん(株式会社eumo代表取締役)「コロナ禍だからこそ考えたい『お金』・『働く』・『暮らす』の未来~『半農半X』という生き方の現在』

新井和宏さんは、昨年に続き、二度目の登場になります。特に、今回は、北海道ニセコ町に拠点を移されたとのことで、そのへんの経緯もうがかえることが楽しみです。

さて、2022年2月22日のセミナーです。


 

メインテーマ 「今だから聴きたい!『しごと』と『お金』と『幸せ』の話~地域からはじめるあたらしい経済の可能性~」 

実践報告 「地域からはじめる新しい教育~ 『あしたの寺子屋』の挑戦」 

≪日   時≫ 2022年2月22日 18:30~20:30

≪開催 方法≫
オフライン:SAPPORO Incubation Hub DRIVE (北海道新聞社本社ビル2階)
オンライン:Zoom(チケットご購入の方のみご視聴可能です)

≪定   員≫
オフライン:15名限定
オンライン:100名

《参 加 費》
オフライン参加:6,000円(限定15名/書籍付き)
オンライン参加:5,000円

《申し込み方法》
次のリンクからチケットをご購入ください。
https://hokkaido-future-seminar.peatix.com/

後日メールにて詳細などをお知らせいたしますので、
メールアドレスの記入は、お間違いないようお願い致します。 

お1人でも多くのご参加をお待ちしています。

 この記事の投稿者

広田まゆみ

北海道の自立と未来のための志事人、広田まゆみです。
函館生まれ札幌育ち。現在は、白石区在住で、北海道議会議員として活動中。

札幌市立向陵中、札幌西高、北海道大学を卒業後、北海道庁職員として、日高管内浦河町で生活保護のケースワーカーが最初の仕事です。
その後、労働組合の女性部長なども経験し、自分探しが高じて、11年務めた道庁を退職。
空知管内の雨竜町に移住します。

約8年、農家民泊や、農作業ボランティアのコーディネートなど都市と農村の交流を推進するNPO活動に従事した後、道庁の労働組合時代のご縁で、政治の道を選びました。

だいたい10年ごとに大きな転機があった私ですが
これからの人生の時間は、社会企業家的地方議員を100人つくることをはじめ、こどもたち、若い人たちを応援することに集中したいと思っています。

プライベートでは、気ままなひとり暮らしを満喫中。
大の温泉、銭湯好き。
チャンスがあれば、エネルギー独立型のエコ銭湯を経営してみたい。
完全なワーカホリック、働きすぎ人間ではありますが、最近は、ヨガにはまっています。
地域のヨガサークルで週1回教えられるような70歳になってたら嬉しいですね。

他には、着物、ヨガ、旅、ハガキ絵、「館」めぐり、そして、やっぱり、北海道の未来のために働くことが大好きです。

ドラッカー読書会FT。91期エクスマ塾生。
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